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わくわくの日々

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2018-06-23

阿佐ヶ谷の森を守ろう(杉並区主導の駅前再開発に反対します)

 現在、杉並区は阿佐ヶ谷駅北口の河北総合病院移転・改築を全面的バックアップする計画を進めています。このまま計画が進行すると、2020年には「けやき屋敷」の森が全面的伐採され、阿佐ヶ谷はビルの林立するまちに変貌していくことになります

 阿佐ヶ谷を守りたい。

 その思いを多くの方と共有したいと思い、これまで区議会などで述べてきた問題点をまとめました。

計画概要

 杉並区は河北総合病院移転・改築計画を受けて2017年5月、阿佐ヶ谷北東地区の開発計画をまとめました。前年3月に杉並第一小学校移転計画が確定したばかり。病院移転を契機に(=移転を実現するために)決まったばかりの計画全面的に覆すこと自体行政として異例としかいいようがありません。

 資料杉並第一小学校等施設整備等方針*この文書の「A案」が2016年3月策定のもの。→変更後のものが「B案」。

 計画の骨子は:(1)河北病院→けやき屋敷に新築移転(〜2025年)。(2)杉一小→河北病院引っ越した跡地に移転(〜2028年)。(3)杉一小敷地→河北病院土地と交換、民間と区の共同で高層ビル建設(〜2032年)。

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問題点1 民間病院のための規制緩和

 この計画は、河北病院地主さんの利益のために行われる規制緩和容積率の引き上げ)が本質です。予定地(けやき屋敷)は約10000平米ですが、病院側は32000平米以上の建物を希望しているとのこと。しかし、同予定地の現在容積率は200%の規制があり、希望どおりの病院は建てられません。そのため、容積率の引き上げを求めたものです。

 それは公共利益ではなく、病院経営上の利益にすぎません(地主さんにとっても地代の上昇等の利益)。一方、用途地域の変更は住環境悪化を招きます。住宅地阿佐ヶ谷において、一般住民が開発で得るものはありません。

 なお、区は公共利益という理由をひねり出すために、病院北側道路拡張をいいますが、計画地区内の拡張が行われるのみで、河北病院より先の拡張の見込みは全くありません。

問題点2 けやきの森の伐採

 通称「けやき屋敷」と呼ばれる予定地の森は南西の一部の木を残して全面的伐採されます(図には「森に囲まれた」などとありますが、伐採しないとビルは建てられません)。「けやき屋敷」は、みどりの少ない阿佐ヶ谷に残された貴重な屋敷林として、杉並区「みどりの顕彰表彰屋敷林」(2012年)、「杉並らしいみどりの保全地区」(2014年杉並区緑地保全計画)に指定されています。守るべきみどりとして杉並区自身が選定したものであり、区には森を守る責務があります

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 過去、「杉並区自然環境調査」(第一1985年、第二次1990年)で「けやき屋敷」の調査が行われ、植物の種の数、多様度、また自然林要素率において大変高いスコアを示しました。逆に帰化植物の率を示す帰化率は非常に低く、区内でも有数の「自然性が高く、安定した植物相」を示しているという結果が出ています小学校プールで行われる「ヤゴ救出作戦」では杉並第一小学校は駅前にも関わらず区内で最もヤゴが豊かだそうです。森の恩恵なのです。

★「民間の土地だから…」と思っていませんか?

 「けやき屋敷」は民間所有だから、所有者の意向次第、伐採も止めることはできないのでは?と思われる方も多いと思いますしか上記のように区は「守るべきみどり」と指定しており、所有者を援助して森の保全に努めなければなりません。また、今回は公的制度規制緩和都市計画)を利用して開発を行う予定ですので、そのなかで「緑被率」や木の本数の維持、「地区施設」としてみどりを指定するなど、保全のための制度は法的にも保障されており、開発の当事者(所有者)は決定されたら従わなくてはなりません。

問題点3 区にとって不利な土地交換】

 「区画整理事業」の実施により、現在の河北病院敷地地主さんの所有)と杉一小敷地(区所有)の権利交換が行われますが、権利交換においては「照応の原則*」が満たされなければなりません。

*照応の原則:交換される両者の位置、地積、土質、水利、利用状況、環境等が大きく変わらないこと。

 ところが河北病院の土地は旧桃園川に接しハザードマップでも浸水地域とされています。また、病院の土地は汚染地です。他方、杉一小の土地は駅前の中杉通りに面した一等地であり、標高もやや高く、2つの土地の価値は照応しません。土地区画整理法にも反します。いうなれば区の財産毀損する(区民が損をする)計画です。

 区は杉一小が移転により広くなる、住宅地なので学校環境がよくなると交換の理由を挙げていますが、杉一小は長く現在場所にあって地域から愛されてきました。少々広くなるからといって浸水医療廃棄物可能性がある土地に移るリスク無視できません。また、静かな住宅地に移ることは逆に周囲への迷惑となり、他校で学校へのクレームが多くなった例も指摘されています

★河北病院の地質のわるさはこんなところに

 北側、旧桃園川にあたる道路に面した部分が大きく陥没しています2018年3月撮影)。

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↑花壇部分が陥没し穴は奥へと広がっています

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↑配管(多分排水管)が露出しています

問題点4 地域の人が知らない】

 阿佐ヶ谷駅北東地区を今後どうしていくのかは、地権者はもちろんのこと、近隣住民らに広く意見を求めた上で納得のいく計画策定する必要がありますが、阿佐ヶ谷の多くの人はこの計画をまだ知りません。阿佐ヶ谷駅前は杉並の顔ともいえるきわめて公共性の高い場所であり、一般の住宅地の建替えとはわけがちがいます病院公益性の高い施設です。権利者間の利害調整だけですませてはいけない場所です。

 区は「阿佐ヶ谷駅北東区域のまちづくりを考える会」という実態不明民間団体からまちづくり提案があったということも述べていますが、その内容については全く公表されていません。

駐車場をめぐる疑惑

 計画が「A案から「B案」に変更されたにもかかわらず、すでに変更前の案に従って2億円が執行されていました。うち1億3千万円が代替運動場の賃貸料でした(月880万円、平成28年度1億500万円、29年度(4〜6月)2600万円)。当初計画で仮設校舎の運用平成30年4月からの予定でしたが、使用予定の2年も前から借りており、しか使用された実績はゼロで全額がムダになりました。

 区は駐車場管理会社に転貸し月340〜360万円の賃貸料を得ていましたが、区が借りる前から同地は駐車場であり地主さんは同額程度の賃貸料を得ていたと思われます。それなのに、区が借りた際には1か月当たり550万円も上積みされています

 そもそも学校建て替え時に代替運動場を借りた例はなく、現在工事中の桃二小も他の学校の校庭などを借りています。杉一小の場合だけわざわざ代替運動場を確保するのは不自然です。

 さらに、仮設校舎予定地だった「けやき公園」からは馬橋小学校・馬橋公園グラウンドが至近であり、借りていた民間駐車場距離は変わりません。ますます必要がなかったと考えられ、不当な利益供与と見られても仕方がありません。

[関連記事]

河北病院の移転で阿佐ヶ谷のけやきの森は(一般質問しました)2018年6月1日

杉一小移転先の河北病院に大穴(予算特別委員会の質問から)2018年3月16日

代替運動場に1億3千万円は不当な利益供与(決算特別委員会の質疑まとめ)2017年10月28日

杉一小移転と阿佐ヶ谷のまちづくりは誰のため?(議案に対する意見)2017年6月16日

高円寺スラップ訴訟、住民説明会で隠し撮り(一般質問を行いました)2017年6月1日)*2.杉一小改築と阿佐ヶ谷のまちづくりについて

2018-06-19

「みどり豊かな福祉文化のまち杉並」2018年区長選挙にあたって〜

 6月24日杉並区長選挙が行われます。現職の田中区長は3期目を目指していますが、私たちは、この区政はもう終わらせなくてはならないと考えます

 田中区政の特に2期目の4年間は区長増長が目立ち、住民との紛争が区内各地で発生しました。荻窪(あんさんぶる荻窪の財産交換と2つの余分な公共工事)、下井草・久我山(公園つぶして保育園建設)、高円寺(学校統廃合で巨大校舎建設)など枚挙にいとまがありません。突然、一方的非常識方針を打ち出し、住民意見を一切省みず、計画絶対に変更しない区長区役所の態度。私たち杉並区民の住民自治は圧殺されているといって過言ではありません。

 なぜか。それは、田中氏が区長権力をかさに、建設業など少数の事業者や地域の有力者と利権で結びつき、駅前の再開発をもくろみ、まだ何十年も使える公共施設を壊し木々を根こそぎ伐採し、不要不急の公共工事をつぎつぎに行い、そのためには住民の声や民主主義手続き妨害物としか考えていないからです。残念ながら区議会の大半もこれに追従区長従属物に堕しています

 保育料や施設使用料、国民健康保険料など値上げ続きで区民には負担を強いておきながら、公共工事にはふんだんに財政を費やし、区長区議会議員特別職給与は何度も引き上げてきました。区財政の公正さがゆがめられています雇用非正規化と低所得化で、働く区民の生活は厳しく、商店など中小企業廃業が相次ぎ産業は衰退しています

 私たち杉並区民は、このような区政を放置することができません。

 私たちのまち杉並には、原水禁運動発祥の地の誇りと住民自治伝統があります時代は移り社会状況も変わりましたが、私たち杉並区民には、自分たち自身の手で、この区政のあり方を転換し、杉並の住民自治再生させていく自治の力があります

 区政を変えようと立ち上がった区長候補の皆さん、そして区民の皆さん。

 心から連帯挨拶とともに、住民自治を取り戻し、区政の転換を実現しようと呼びかけます。ともに頑張りましょう。

2018年6月17日

杉並わくわく会議私たちがめざす新しい杉並区政」プロジェクト

<以下、私たちがめざす新しい杉並区政>

みどり豊かな福祉文化のまち杉並

住民自治にもとづく杉並らしいまちづくりのために〜

1.駅前再開発ではなく、みどり豊かな杉並に

田中区長のめざす駅前にビルの林立するまちではなく、住宅地杉並の静穏な環境景観を守り充実させていくことを求めます

 ・荻窪駅周辺の整備は、南北交通の不便解消と景観改善商店街の活性化を重視すること。

 ・阿佐ヶ谷駅北口のけやきの森を守ること。区内に残された生態系を大切にすること。

 ・公園を増やし、特に中央線北側地域に公共のみどりを増やすこと。

〇むだな公共工事の口実とされている現在施設再編整備計画を抜本的に見直し、区民が使いやすい施設の整備を求めます

 ・児童館廃止撤回し、むしろ数をふやすなど充実させること。ゆうゆう館を存続させること。

 ・図書館の「スリム化」「コンパクト化」をやめ、建て替えの際にはむしろ拡張すること。

 ・科学館に相当する施設を再建すること。

 ・旧杉並中継所を区民の集う文化施設として活用すること。

 ・学校統廃合を行わず、地域の学校施設を区民の活動活用すること。

 ・区民集会施設等の利用料の引き下げ、無料化を行うこと。

 ・区民が無料自由に使える場所フリースペース)を増やし、区民が集い学ぶ活動支援すること。

 ・これらを実現できる適切な財政計画を有する施設再編整備計画に改めること。

〇地域で住み続けられるための福祉制度施設の充実を求めます

 ・介護保険サービス必要な人に必要なだけ提供すること。また、家族と同居の場合や要介護でなくても使える区独自高齢者サービスを大幅に拡充すること。

 ・国に対して介護保険障害者支援制度改善・拡充を求めること。各種保険料自己負担において低所得者負担軽減を進めること。

 ・障害者生活支援特に移動支援を使いやすいものにすること。作業所や地域活動センターの安定した運営のための補助金を拡充すること。グループホームをふやすこと。

 ・生活保護世帯への区独自支援、とくに子どもへの支援を拡充すること。

 ・福祉現場で働く人たちの待遇改善し、福祉の質を引き上げるため、区独自の補助を行うこと。

 ・国民健康保険料介護保険料、保育料など区民、特に低所得者層負担を軽減すること。

2.子どもの育ちに必要な遊びと学びを保障する杉並に

子どもには安心して遊べる場所必要です。児童館や公園を減らすのではなく増やしていくことを求めます

 ・家でも学校でもない居場所としての児童館を、削減・廃止せずさらに充実させていくこと。

 ・安心して遊べる、自然とふれあえる安全な公園などの居場所を増やすこと。

 ・中高生若者無料でいつでも活動できる場所を増やすこと。第二、第三の「ゆう杉並」の建設、及びかつての青年館のような施設をつくること。

 ・学童保育の不足と詰め込みを解消すること。児童館学童クラブは存続したまま、児童館外にも学童クラブ増設すること。学童保育の解消につながる「全児童対応事業は行わないこと。

保育園の数を増やすと同時に、質を高めていくよう求めます

 ・認可保育園は数を増やすだけでなく、参入する事業者の質を厳しく審査すること。

 ・保育の質を高めるため、人員配置と面積、施設基準に区独自の上乗せを行うこと。民間保育士研修を大幅に拡充すること。

 ・東京都と連携して認可外保育施設監査を充実していくこと。

学校教育に余裕をもたせ、また、学校以外でも子どもの学ぶ環境を拡充するよう求めます

 ・教員業務見直し多忙化の解消を図ること。東京都とも協議し、教員配置の改善非常勤教員身分保障を行うこと。

 ・学校統廃合、区立小中一貫校創設は行わないこと。

 ・学校支援本部学校運営協議会のあり方を整理・縮小すること。社会教育団体としてのPTA支援を再構築すること。

・区内大学高校との連携、また、図書館や新たな社会教育拠点(科学館や博物館文学館美術館など)の充実により、子ども大人専門家から深く学べる仕組みをつくること。教職員研修や補助にも役立てること。

3.商店街や中小企業が発展し、くらしやすい杉並に

〇大型店やチェーン店ばかりの街でなく、杉並らしい個性ある商店街中心の活気あるまちづくりを求めます

 ・商店会の加盟率向上、経営支援商店会事務手続きへのサポートを行うこと。

 ・消費喚起のためのプレミアム商品券を復活すること。

 ・杉並らしい生活関連の製造業建設業支援すること。

 ・杉並の歴史文化資産尊重し、活用することで地域の活性化を図ること。

〇区民の生活の安定と雇用確保、労働環境改善を求めます

 ・産業の発展で働く場の確保、福祉関連産業待遇改善生活保障につなげること。

 ・官製ワーキングプアをなくすため区の事業民営化見直し、直接雇用を増やすこと。

 ・区の委託先で働く人の雇用環境を把握し、事業者改善を促すこと。

 ・公契約条例を制定すること。

 ・若い人たちが杉並に住みつづけられるよう公営住宅増設家賃補助を行うこと。銭湯を維持する政策を拡充すること。

4.住民自治にもとづき発展する杉並に

区長特定事業者や地域の有力者が癒着する金権政治を一掃し、公正な行政回復するよう求めます

 ・区長特別職に関する倫理条例を制定すること。

 ・公文書管理条例を制定し、文書の記録と保存、情報公開を徹底すること。公文書館設立すること。

住民自治にもとづく行政のしくみをつくり、住民一人一人の人権意見尊重されるよう求めます

 ・形骸化している各種審議会協議会のあり方を改め、その委員選考にあたっては選考基準を明らかにするなど透明性を高めること。

 ・社会教育活動を拡充し、住民の創意や問題意識を区政が受け止めともに政策づくりをすること。

 ・男女共同参画担当者専任とし、男女平等センターにおくこと。区が主体となって行う研修相談事業を拡充すること。区役所内部で女性の登用を推進すること。

 ・性的マイノリティ不利益を被ることのないよう、制度を整えること。

 ・「原水禁運動発祥の地」としての杉並区は平和政策もっと積極的に発信を行うこと。

 ・多文化共生政策積極的に進めること。特に外国籍子どもたちへの教育支援を拡充すること。

以  上

2018-06-05

障害者施設の重大事故/上井草保育園の現状(保健福祉委員会での質問

 2018年6月5日杉並区議会保健福祉委員会における質疑要旨です。

障害者施設の重大事故

松尾)昨年10月に区内の障害者施設で大変重篤事故が起こり、当時担当課長説明を聞いたが、今日に至るまでその事故に関して公表されていない。

 聴取した内容によると、入所者がかなり重篤な負傷をした状態で部屋で発見され、その後3か月ほど入院していた。本人が誤って傷を負ったのかと聞いたところ本人が自ら負ったものではなく、その後、虐待を疑われて警察調査したが、結局受傷に至った経緯はわからなかったという。

 かなり重篤な負傷であったこと、また限りなく虐待が疑われる事件であったということから、ある程度の事実公表し、責任所在対応方針を明確にしていただきたいと要望する。

河合障害者施策課長)大変残念な事案。保護者意向、原因が特定されていないところから公表はしていない。

松尾重篤事故であり、本人や家族意向は勘案すべきではあるが、区や事業者事件概要責任所在処分、今後の対応策を一定の時期に明らかにすべきだったのではないか

 当初は警察捜査などからやむを得なかったが、発生から7か月以上たつ状況の中で、いまだに公になっていないのはいかがなものか。

河合障害者施策課長)法にもとづき東京都に報告している。毎年都のほうで公表している。

松尾重篤かつ虐待が限りなく疑われるケースであり、重大な問題。再発防止は当然として、他の施設法人を含め起こりうることなので、経験を共有していくという意味で、きちんと総括し、責任を明らかにして、一定レベル公表をしていくべき。

 驚くような事故であり、そのことについて我々保健福祉委員さえ知らないというのはどういうことなのか。そこは信頼していただいて、ある程度の情報を伝えていただかないと、区民の方との対応もある。

◆上井草保育園民営化について

松尾民営化後、常勤職員についてはむしろ増えているが、パートがずいぶん減ってしまったと聞いた。朝夕の保育が手薄になっている。これまでは朝夕の時間帯も子どもが園庭で遊んでいたのに、いまは遊ばせてもらっていないと聞いた。非常勤の人数と、保育の状況が変わっていることについて、把握しているか

武井保育課長)新しい園になっての人員配置は把握している。特にこの園が配置が薄くなっているとは聞いていない。

松尾常勤者は増えているが、パートの人がずいぶん減ったと聞いている。もうひとつ公立ときは用務専任の人がいたが、現在保育士が用務の仕事までしていて、ますます多忙化しているとの指摘があるが。

武井保育課長)私のほうでは問題ないと聞いているが、あらためて、確認したい。

松尾)ぜひしっかりとやっていただきたい。民営化にあたっては区役所事業者も「区立のときと全く保育はかわりません」と説明し、それで保護者はしぶしぶというか、協力されていると思う。ところが、完全民営化された状態の中では様々な変化が起きてきているのが現実。これまで区立で行っていたのと同等の保育ができるのか、区立とかわらずしっかりした保育をやってもらうよう、決意をうかがって終わる。

(徳嵩子ども家庭担当部長)これからもいろいろな改善を行い、充実したひきつぎを行って、安心安全な保育を実現できるよう、支援していきたい。

2018-06-01

河北病院移転で阿佐ヶ谷のけやきの森は(一般質問しました)

 2018年6月1日杉並区議会第2回定例会で一般質問しました。

1.朝鮮半島情勢と日本の進路について(区長政治姿勢について)

 朝鮮半島に歴史的な動きが始まりました。大きな世界の動きに日本の進路も大きな岐路に立たされていると思います平和への歩みを大いに歓迎したいと思い(他に誰も質問しないし)、質問しました。

2.施設再編整備計画について

●「土建屋政治」の根拠

 もうすぐ杉並区長選挙ですが、「政治資金パーティー」「ゴルフコンペ」など、区長と区の工事民間委託事業者との癒着が問題となっています。昔の政治家みたいな「土建屋政治」になってしまった杉並区。文教地区、文化の杉並はどこへ…。

 やりたい放題の公共工事、その根拠となっている施設再編整備計画がそもそもずさんという話しをしました。

●河北病院移転

 2016年秋に突然「河北病院がけやき屋敷に移転・改築」と知らされましたが、実は杉並区はもっとから知っていた??

●けやき屋敷

 30年前自然環境調査が行われていたことをつきとめました。杉並区はけやき屋敷を「まもるべき杉並のみどり」と選定していたのに、いま伐採しようとしている。阿佐ヶ谷の宝、けやきの森を守る手段はある!!

児童館

 杉並区は児童館を全部廃止する計画を進めていますが、その代替といっている学校内での「放課後等居場所事業」について、最初から関係者が指摘していたとお〜りの問題が起きていることを指摘しました。「建物としての児童館はなくなっても事業は変わりませーん」などと区民を欺している議員はいいかげんにしてほしいと思います

●下井草児童館

 次の再編・廃止のターゲットとなっています学童クラブ移転来年から260平米に150名がひしめくことが判明。また「学校という広いフィールド」で行うと言っていた「放課後等居場所事業」は学校の外に拠点を求めるとのこと。なんかもう、児童館さえなくなれば何でもいいんだな、杉並区…(ちょっと自棄)。

(以下は質問原稿です。実際の発言とは異なるところがあります

1.朝鮮半島情勢と日本の進路について(区長政治姿勢

 一般質問をいたします。最初に、朝鮮半島情勢と日本の進路について、区長政治姿勢をうかがいます

 4月27日、韓国と朝鮮民主主義人民共和国の南北首脳会談が開催されました。世界が中継画面にくぎづけになりました。まさに今、歴史の転換点が訪れようとしています

 昨年の朝鮮による核実験、ミサイル発射をめぐり、アメリカトランプ大統領との激しい応酬に一触即発の危機を感じていたのは、私だけではないと思いますしかし、今年に入り劇的な変化が生まれました。平昌オリンピック・パラリンピックを契機として、南北朝鮮の交流が始まり、首脳会談に至る流れがつくられました。

 金正恩委員長文在寅大統領4月27日署名した「板門店宣言」には、

朝鮮戦争の終結へむけて、今年中に終戦を宣言し、休戦協定の平和協定への転換を推進していくこと、及び、

南北の交流・往来の活性化

・朝鮮半島の非核化

が具体的に書き込まれました。

 米朝首脳会談がどうなるかなど、不確定な要素がまだまだ多いところではありますが、南北会談で動き始めた歴史の大きな流れが逆戻りすることはもうないでしょう。

 民族の分断と戦争状態の克服に向かって踏みだしたこの日を迎えるまでの、両国の人々の長い長い苦難と努力を思い、心からの敬意を表するものです。

 そこでまず区長にうかがいますが、こうした朝鮮半島、東アジアの動きについて、どのような感想見解をお持ちか、お示しください。(Q1−1)

<日本こそ当事者として>

 さて、こうした朝鮮半島の動きは、わが国にとって決して他人事ではなく、むしろ当事者として積極的に関わっていくべき外交課題でもあります

 なぜならば、日本こそは、1910年韓国併合以来、45年の敗戦まで朝鮮を植民地として支配してきた国であり、分断を招いた責任があります。そして、50年から始まる朝鮮戦争において、日本は米軍に協力し、朝鮮・韓国の人々の犠牲のうえに朝鮮戦争特需」による繁栄を勝ち取った国でもあるからです。

 しかし、残念ながら、わが国安倍政権は終始「金正恩は信用できない」「最大限の圧力をかけつづける」など一貫して朝鮮の動きを否定的にとらえてきた結果、世界から蚊帳の外」とみられる有様で、この朝鮮半島の動きに全く対応できていません。私たち国民はこのような外交を続ける政治を転換していかなければならないと考えます

<このままアジアの孤児となるのか>

 朝鮮戦争の終結と非核化の進展により、在韓米軍の縮小・撤退も視野に入ります。さらに日本政府国民対応次第では、在日米軍の縮小・撤退もありえますが、この機を逃せば、むしろ逆に、在日米軍の強化、韓国に代わる日本の要塞化さえありうるのではないでしょうか。

 すでに安倍政権は、2015年安保法制の成立により、米軍と共同して全世界軍事行動を展開することを可能としています。このままアジアの孤児となってアメリカ戦争を肩代わりしていく道を歩むのか、それとも進路を転換してアジアの隣国と協力して平和なアジア地域を形成していくのか、いま日本こそが重大な岐路に立たされているのです。

 そこで、区長に伺います。新しい国際情勢の中で日本外交課題はなにか、またとりわけ日米安保についてどう考えるか。所見をお示しください。(Q1−2)

2.施設再編整備計画について

(1)計画の見直しについて

 さて、世界はこのように激動していますが、我々の杉並区に目を戻しましょう。施設再編整備計画について質問します。

田中区長の「土建屋政治」>

 区長選挙が近づき、8年間の田中区政が審判を受けるわけですが、先の第1回定例会では他の議員の質疑により、田中区長政治資金パーティーの呼びかけ人や、区長後援会主催するゴルフコンペのメンバーの多くが、区役所工事委託事業を受託している企業、団体の関係者であることが白日の下にさらされました。ひとことで言えば区民のための区政ではなく、公共工事優先の、いうなれば「土建屋政治」になってしまっているわけで、その根拠となっているのが施設再編整備計画です。

<浪費の根拠「施設再編整備計画」>

 そもそも施設再編整備計画とは、できるだけ財政負担を軽減していくことが目的のはずです。それは区民のために必要な施設をしっかりと更新していくためでもある。ここまでは立場を超えて合意できる部分だと思います。ところが、杉並区の計画は財政負担の軽減どころか、まだまだ使える施設を解体、改築する口実、浪費の根拠となってしまっています

 究極の無駄といえばあんさんぶる荻窪の財産交換です。これからまだ50年以上使える施設を廃止。しかも駅前の一等地を国に譲り、交換のために全く新しい施設を33億円かけて建設学童クラブの移設のために桃二小改築を決定、これにも30億円が費やされます。高円寺小中一貫校の過大な70億円もそうですが、使わなくてすむはずの予算がどんどん浪費されています

 さらに、40年ほどで解体した桃二小の校舎、プールは12年で解体。永福南小学校跡地のビーチコート建設では築30年の校舎を解体など、まだ新しい施設を惜しげもなく壊していく解体工事連続は、誰に貢献しているのだろうと考えさせられます。少なくとも区財政には貢献どころかマイナスです。

<他区の施設計画のポリシー

 今年度は第二次プラン策定され、さらに第二期計画へと連なっていく時期です。これを視野に、計画の見直しについて述べます。まず、第一期計画・第一次プランはどういう原則によって統御されているのかを考えてみます

 他区の、たとえば世田谷区の「公共施設総合管理計画」を見ると、3つの原則として「建物をできるだけ長く使い、簡素にする」「総量を抑制しつつ、公共的空間を拡充する」「民間の知恵と力を最大限活かす」とあります

 また、練馬区では「持続可能性の確保」「安全利便性の高い施設」などの5つの目標を定めた上で、4つの方針を定め、たとえば「施設の目標使用年数は80年」などと具体的です。

<杉並区の基本原則の混乱>

 これに対して、杉並区の計画は「基本原則」として9項目が掲げられていますが、そこには、施設そのものにかかわること(複合化・多機能化、バリアフリーなど)と政策分野にかかわる判断(ゆうゆう館、児童館の再編など)が混在しており、施設全体を貫くポリシーは何なのか全くわかりません。

 「財政負担の軽減」をかかげながら、抑制的なルールがなく、原則があいまいなことにより、まだ新しい施設の廃止・解体や、不必要に巨大な施設の建設などが許されてしまう、すなわち、区長公共工事をやりたいと思えば浪費がどこまでも許される構造になっているのではないでしょうか。施設再編整備計画は、総体としてのあるいは個別の施設の改修・改築について費用抑制などの「原則」をきちんと定め、他方、個別の分野の事業方針については各所管の判断と計画に従うというすみわけを再構築すべきと考えます

 そこで、第二次プラン策定にあたり、基本原則を改定して、施設再編整備計画はあくま普遍的な施設更新の原則とするよう求めるがいかがか。所見を求めます。(Q2−1−1)

 また、面積や金額の数値目標もわかりやすく定めるべきではないでしょうか。見解を求めます。(Q2−1−2)

<施設の「カルテ」をつくる>

 浪費を防止するためのもうひとつ方法は、個別施設一つ一つの老朽化の状況をきちんとつかみ、「カルテ」をつくること。実際にどの程度の改修・改築費用がかかるかを具体的に積算していくことです。それらがない状態でこれまで「こんなにお金がかかって大変だ」とのべてきた施設再編整備計画はいわばサバを読んでいるわけで、区民に対する根拠のない脅しになっています

 カルテづくりの第一歩として、政府が義務付けている個別施設の長寿命化計画の作成、活用が考えられます。区として、個別施設の長寿命化計画について、どのようなスケジュール策定されるのか、見通しをお示しください。また、第二次プランにはそれらの計画をどのていど反映することができる見込みかをお示しください。(Q2−1−2)

(2)阿佐ヶ谷駅北東地区まちづくりについて

 次に、阿佐ヶ谷駅北東地区まちづくりについてうかがいます

 河北病院が突然移転・改築を表明したところから、杉一小の改築計画がいきなり棚上げとなりました。一民間病院建設計画のために区の計画が全面的に変更になるという、前代未聞のできごとでした。

もっとから知っていた?河北病院移転

 区は一昨年2016年9月に河北病院の建て替え申し出を公表しましたが、実はさらに1年前の2015年の7月には区はこの計画をすでに把握していたのではないかと思われるような事実が浮かんできました。

 杉一小改築の仮設校庭として大規模駐車場賃貸借した経緯を所管にお尋ねしたところ、地権者とのやりとりの中に、2015年7月まで当該駐車場を河北病院が一部賃貸借しており、この契約更新されなければ区に貸せる、という話が出てきます。そして、実際、河北が契約更新しない旨通知してきたため、区が代わって賃借人になったという経緯です。

 河北病院に隣接する当該駐車場について、当時、地域では「河北病院が建て替えするための土地」との話が広まっていました。ところが、けやき屋敷への移転が見えてきたため、河北病院駐車場賃貸借不要となったと考えられます。この事実を区は把握していたわけですからもっと早い段階で移転計画をつかむこともでき、そうすれば、完全にムダ金となった仮設校庭の賃料1億3千万円をはじめとする2億円の経費は不要でしたし、何よりも、杉一小改築懇談会の皆さんが、河北病院の計画も加味して改築について議論をすることができたはずでした。当時の区と河北病院地権者とのやりとりは、非常に不透明と指摘します。

容積率を緩和しないと河北病院移転はできない>

 そして、河北病院の建て替えに、なぜか区が協力することになるわけですが、それは、河北病院にとっては、容積率の緩和がなければ希望する大規模な施設が建てられないからだということは前に指摘しました。

 容積率用途地域の変更などを含む手続きや許認可は、おおむね来年度前半をめどとするということですが、区画整理事業、地区計画などはどのようなスケジュールで進められていくのか、また、それらについて、どのようなタイミングで区民の意見を聴取するのか、説明を求めます。(Q2−2−1)

<けやきの森の消滅?>

 河北病院移転・改築で最も懸念されるのは、阿佐ヶ谷の原風景ともいえるけやきの森の消滅です。

 もともと民間所有の森であるため、私たち阿佐ヶ谷の住民は、自分たちは手が出せないが、これからもなんとか残ってくれればいいがと祈るような思いで森をながめ、森の恩恵を受けてきました。

 隣接する杉一小は区内小学校の「ヤゴ救出作戦」で、最もヤゴが豊かだそうです。駅前なのに意外ですが、隣のけやき屋敷の豊かな生態系が守られているおかげです。

 今のところの区の説明によれば、現存の森は、南西部分の一部をカギ型に残し、それ以外はすべて伐採されてしまうということです。木は新たに植えるというものの、緑の総量は減り、これまでの豊かな森と生物多様性は失われてしまます。また、区の貴重木に指定されている樹木もあり、これらの運命心配です。

<けやき屋敷は「杉並らしいみどりの保全地区」に指定>

 ちなみに、けやき屋敷は2012年に区の「みどりの顕彰表彰屋敷林」として選定され、さらに2014年策定の杉並区緑地保全計画では、区内10か所を厳選した「杉並らしいみどりの保全地区」にも入っています。守るべきみどりとして杉並区自身が選定したものであり、この森を消滅させるような計画を推進するならば、先に定めた区の方針自体と矛盾することになります。そうではなく、区は全力を挙げて保全に努めなければなりません。

<みどりを守る制度がある!>

 3月に北東地区まちづくり意見交換会が行われ、その際、講師の方から、みどりを守るためのさまざまな制度についてのレクチャーがありました。たとえば、けやきの森の一部や、新たに植える沿道のみどりを地区施設として指定すれば安易な撤去はできなくなるとのこと、また、区画ごとに高い緑化率を定めて義務づけることもできるそうです。

 すなわち、公的制度を利用した開発行為である以上、民間の土地、民間の主体とはい勝手なことはできないということです。

 そこで、質問です。みどりを守るための地区計画制度にはどのようなものがあるか概要をお示しください。また、それらは本件に適用可能か、どのような手続きで行われるかについてもご説明ください。(Q2−2−2)

 また、地区計画等緑化率条例制度というものがあることも知りました。三鷹市などでは実際に条例が制定されているそうです。この制度についてもご説明および実施例についてご紹介をお願いします。(Q2−2−3)

<けやき屋敷の調査があった!>

 けやき屋敷のみどりを守るといっても、現状を知らないことにはどのように保全すればよいかわかりません。けやき屋敷の植生や生物相の調査が必要と考えるが、いかがか。ご所見をうかがいます。(Q2−2−4)

 それも通り一遍の調査であってはならないと思います。そこで、関連して、杉並区自然環境調査についておうかがいします。杉並区自然環境調査は、1985年から開始され、すでに第六次までの調査がまとめられています全国的にも最も長期にわたる詳細な調査であり、杉並の誇るべき事業です。そこで、同調査の概略および意義について、ご説明をお願いします。(Q2−2−5)

<区内でも有数の自然性>

 調査では、社寺や屋敷林などの民有地も含む50か所余りについて綿密な調査が行われています善福寺公園や和田堀公園、神田川、玉川上水、東京女子大など、杉並の代表的な樹林地、緑地が選ばれ、けやき屋敷に対しても、1985〜86年の第一次調査、90〜91年の第二次調査の2回、調査が行われています。その結果、けやき屋敷は、植物の種(しゅ)の数、多様度、また自然林要素率において大変高いスコアを示し、逆に帰化植物の率を示す帰化率は非常に低く、区内でも有数の「自然性が高く、安定した植物相」を示しているという結果が出ています。30年前の調査とはいえ、あらためてけやき屋敷の貴重さを知ることができます

 今回の計画にあたり、少なくともこの調査と同等の調査をあらためて行うべきです。阿佐ヶ谷だけでなく、杉並区全体として、この森を決して失ってはならないということを、区役所区議会、区民の皆様に強く訴えるものです。

(3)児童館子どもの居場所について

 最後に、児童館についてうかがいます。第二次プラン策定にあたっては、ぜひ児童館廃止の方針の全面的見直しを求めたいと思います

 私はかねてから児童館を拡充することはあっても、全廃の方針は全く間違っているということを訴えてまいりました。そして、実際に児童館が廃止され新しい事業に再編された現実から、やはり児童館廃止は間違っていると強く確信します。

小学生の利用が減ってきた>

和泉児童館が廃止され子ども子育てプラザになりました。小学生の受け入れは続けられているものの、乳幼児専用施設となったため、小学生は、全館を自由に使えた児童館時代と違い、時間帯も使える部屋も限られています。また、小学生むけのプログラムは「放課後等居場所事業と子どものとりあいになる」という理由から一切行わないため、徐々に小学生の利用が減ってきているとのことです。

<6年生の授業が終わるまで待機>

 一方、学校で行う放課後等居場所事業は、児童館代替にはなっていません。中高生や他校の小学生が参加できないことはもちろんですが、6年生の授業が終わるまでは遊べず、低学年の子は授業が終わっても教室で待機していなければなりません。

特別教室では遊べない>

 また、区は説明会などで、繰り返し「学校には児童館よりずっと広い体育館、図書館音楽室、図工室がある。学校という広いフィールドを活用する」という説明をしてきましたが、いくら広くても現実には特別教室は全く使えていませんし、体育館も学校との調整で使ってよいと決められた日以外は使えません。

 児童館は施設のすべてが子どもの遊びのための施設ですから子どもは工作でも音楽でも読書でも、好きな遊びを選び、好きな場所で遊ぶことができます学校ではそうはいかないということを私はずっと指摘してきましたが、いよいよそのことが事実をもって明らかになったと思います

<下井草児童館が廃止される>

 さて、私の近所の下井草児童館が次の再編の対象となっていますので例として取り上げます。一昨年、向井公園が、「待機児童緊急事態宣言」で区長パフォーマンスのためにつぶされてしまい、恒久的な代替公園は作られないままです。そして今度は、残された居場所である下井草児童館までも廃止されようとしています

 そこでまず、下井草児童館廃止・再編について、学童クラブ放課後等居場所事業、子ども子育てプラザのそれぞれ実施スケジュールをお示しください。(Q2−3−1)

児童館代替事業、行き当たりばったり>

 また、児童館にかわり桃五小内で行うとされる放課後等居場所事業の実施場所特に拠点となるスペースはどこを想定しているのでしょうか。敷地内のふれあいの家が立ち退くようなお話もうかがいますが、そうなのでしょうか。お示しください。(Q2−3−3)

 先日、下井草児童館の再編についての説明資料を拝見しました。学童クラブ移転である旧下井草自転車集積所の配置図がこのようになっています(図を提示する)。南から順番に既設の桃五学童クラブ、防球ネット、新しい学童クラブ、そして一番北側は「別敷地」とされていて、使途は未定です。自転車集積所をとりこわして下井草学童クラブ移転先にするとは聞いていたものの、このような配置とは思いもよりませんでした。

 意味もなく2つに分かれた学童クラブで防球ネットをはさむ形。しかも、学童クラブの子どもたちは自由に防球ネットボール遊びをすることは禁止されているときます。つぎはぎの、いかにも、行き当たりばったりの計画です。

学童クラブ配置の変更を>

 せめてこの学童クラブの配置を動かすことはできないでしょうか。すなわち、「別敷地」と書いてある北側にずらして、空いた部分を公園のようにすれば、両側の学童が庭のように使い、かつネットで遊ぶ子も共有できます。すでに、着工しているところではありますが、あまりにもぶざまな計画なので、せめて建設位置だけでも変更するべきと考えますが、見解をうかがいます。(Q2−3−2)

<残地は子どものためのスペースに> 

配置の変更が無理だとしても、「別敷地」については、オープンスペース(または屋内スペース)として確保し、地域の子もの場所にしてほしいという保護者の方々からの声もうかがっています。ぜひ実現してほしいと考えますが、見解を伺います。(Q2−3−4)

<下井草に新しい公園を>

 下井草地域は大きな公園がなく、向井公園がなくなったことは大きな痛手でした。しかもこの学区の桃五小は校庭全面に芝生が貼られ、年間の半分以上が養生期間で校庭をまともに使えない、子ども運動不足心配保護者の方々から頻繁に苦情を伺います先生からは、体育の授業すら校庭の隅っこしか使えないとの声をお聞きします。子どもが思いきり体を動かせる、向井公園に代わる新しい公園を整備していくことが切実に求められています

 新たな土地の購入、賃貸借、あるいは公有地の転用など、ぜひ実現にむけ計画していただきたいと考えますが、いかがか。見解を伺います。(Q2−3−5)

<区の調査から子どもたちの声>

 結びにあたり、「平成29年度杉並区青少年実態調査」を紹介したいと思います

 この調査を拝見すると、区政に対する子ども意見として、運動する場所、遊べる場所をふやしてほしい、自然を増やしてほしい、原っぱや野原を作ってほしい、また、室内で遊べるところや静かに勉強できるところがほしい、ゆう杉並のような場所もっとつくってほしい、などの意見が本当に多数書かれています

 杉並の子どもは遊ぶ場所も、勉強する場所も、友だちと集まる場所もまだまだ足りないのです。それなのに、公園がつぶされ、児童館が廃止されているのはとんでもないことです。

児童館、科学館がなくなり傷つく>

 同じ調査に「児童館をつぶさないでほしい」「保育園をつくるために公園をつぶさないでほしい」「科学館・プラネタリウムの復活」という意見もあり、この間の区政の動きによって子どもたちが傷つき、抗議していることもわかります

 子どもの遊びや自由な活動の場を保障するのは私たち大人の、とりわけ行政責任です。

 区長選挙が近づいてきますが、このかんの区政を省みるとともに、子ども未来にしっかり投資する区政への転換をめざしたいと思います

2018-05-08

向井公園がなくなった。今度は児童館も…?(わくわくレポート号外

下井草児童館乳幼児専用施設に変わる

 杉並区は下井草児童館廃止し、乳幼児専用施設子ども子育てプラザ★注)に転換する計画を進めています

 一昨年には、となりの向井公園(じゃり公)が突然廃止され、長年にわたって下井草の子どもが慣れ親しんだ遊び場が奪われたばかりです。

 「桃五小の校庭は芝生の養生優先で、体育の授業も十分にできない」

 「サッカーをするため、子どもたちが中野区の公園まで行っている」

など、子どもたちが運動しにくくなっているとのお声を、最近うかがうようになりました。

 このままだと、今度は児童館小学生が遊べない場所になってしまいます

 下井草地域の子どもたちが、安全にのびのびと遊べる場所を確保するためどうしたらよいか。どうぞ皆様のお知恵、ご意見をお寄せください。

★「子ども子育てプラザ」とは

 乳幼児親子の支援を行う杉並区独自施設です。児童館(18歳までの子どもが誰でも利用できる)とは違い、小学生以上の子どもは対象としていません。

 第1号の「プラザ和泉」(元・和泉児童館)は、赤ちゃん対象のかわいらしい施設に生まれ変わりました。小学生も来ていいことになっていますが、使える時間・スペースは制限され、児童館のようにどこでも遊べるわけではありません。小学生の利用はだんだん減っているそうです。

★下井草学童クラブはどうなるの?f:id:waku2:20180508123055j:image:w360:right

 (右図参照:杉並区作成

 桃五小の隣にあった自転車集積所の跡地に、桃五学童クラブ増設され、下井草学童統合されます現在の定員60名→増設後は150名→200名に)。

(1)増設棟:2階建と書いてありますが、2階部分は職員更衣室と倉庫など。子どもが使えるのは1階だけです。

(2)防球ネット学童クラブの子自由に使えません。

(3)別敷地用途は未定とのこと。子どもたちが遊べるよう公園や学童クラブの庭にすればいいのではないでしょうか。