Hatena::ブログ(Diary)

烏は歌う このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

2009-03-29

典型的なダメ声、「鼻声」とは?


※こっちの古い記事ばかり読まれているみたいだけど、新しい記事の方も読んでもらいたい。

「鼻声」って言葉はあんまり使わないほうがいい。 - 烏は歌う



○鼻声とは?


「鼻声」とは、上手く声の共鳴が行われていない状態で、大きく分けると2パターンの喉声が存在します。


一つ目は、「鼻腔共鳴」の無い、「鼻の詰まったような声」です。

二つ目は、「鼻腔共鳴」ばかり強くて他の共鳴(特に咽喉腔の共鳴)の弱い、「鼻にかかったような声」です。


声帯から出る音は非常に小さいものなので、共鳴を上手く使って大きくしてやる必要がある」というのが発声法の基本的な考え方ですが、とりあえず重要な共鳴させるための空間として、「咽喉腔(喉の空間)」と「鼻腔(鼻の穴の空間)」があります。

で、この2つの空間に響かせるバランスが崩れてしまうと、鼻声になってしまうわけです。


鼻声になってしまうと、発音の明瞭さが失われ、「聞きづらい声」になってしまいます。

また、共鳴空間が少ない発声なため、非常に効率が悪く、音量が出にくいです。



○点検する


声を出しながら、鼻をつまんだり離したりしてみましょう。

そこで声に変化が全く無ければ、「鼻の詰まったような声」かもしれません。

逆に、鼻をつまむと声が急に出にくくなったり、声の聞こえ方に劇的な変化があれば、「鼻にかかったような声」です。

ちょうどいい状態だと、鼻をつまむとほんの少しだけ軽く変化はありますがそれほど違和感は無いはずです。



○直す


・姿勢の改善

ダメな姿勢として「あごを突き出した状態」を何度か紹介していますが、この姿勢になってしまうと、2つの共鳴腔を両方とも広く保つことができません。

共鳴腔を広く保つためにも、「あごを突き出した状態」にならないように気をつけましょう


・口の開け方

口は縦に大きく開くことが重要です。

「口は縦に大きく開く」とよくボイトレでは言われますが、咽喉腔は縦長に広がっているので、口を縦に大きく開くことで咽喉腔共鳴を上手く使うことができます。

さらに、口を縦に大きく開くことで咽喉腔を無理なく広げることで、自然と鼻腔にも声が響くようにもなるので、鼻声を解消するのに効果があります。


・色々なハミング

共鳴の感覚をつかむ練習として、「ハミング」がよく知られています。

普通にハミングすれば鼻腔共鳴の感覚がつかめるでしょう。

また、合唱などの発声練習では「玉子を丸一個口に含んだようなつもりでハミング」(要するに、口の中の空間を大きくとってハミング)などといったことをしますが、こうすることで咽喉腔共鳴の感覚がつかめるでしょう。