Hatena::ブログ(Diary)

烏は歌う このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

2009-08-22

「高音」を出す!〜実践編〜


ようやく実践編です。

1.「地声(チェストボイス)」の限界を高くする/安定させる

2.「裏声(ミドルボイス・ヘッドボイス、ファルセット)」を使いこなせるようにする

3.「裏声」の限界を高くする/安定させる



○1.「地声(チェストボイス)」の限界を高くする/安定させる


さて、最初に注意しておくと…

※このボイストレーニングは、(地声の高音域では)喉を痛める可能性があります!喉に痛みを感じたらすぐに止めて下さい。

※そのような危険があるので、「どうしても表現的に限界高音のチェストボイスが必要だ!」とか「自分のチェストボイスの限界高音に全然達していないのに声が裏返ったり詰まったりする!」という人だけやって下さい。


換声点を超えた高さになると、チェストボイスで出すと、「声が裏返る」とか「声が詰まる」ということが起こり、それ以上に高い音が出せなくなってきます。

これは喉を守るための反射のようなものなんですが、ある程度訓練によって裏返りを抑えたり、裏返りの起こる音程を上げることができます。

以下に紹介するトレーニングは、「身体で支えること」によって、「声の裏返り」を抑え、また、余計な力みを支えによって不要にすることで「声の詰まり」を抑制するためのトレーニングです。


・トレーニング1 当たり前に出せる「高めの音」を充実させる


喉を開く姿勢を正す目線・意識を遠め・高めにする口の開け方に気をつける、など、基本的なことをとことん意識しながら、楽に出せる範囲内で少し高めの音を、ロングトーンでしっかり出してみましょう。

mid2E前後のしっかりしたチェストボイスが欲しいならmid2A前後の音、hiA前後のチェスト・シャウトが出したいならmid2C前後で練習するのが適当でしょうか。

とにかく、ここをしっかり正しいフォームで出すことができなければ、高音でフォームをキープできるわけがありません。

慣れてきたら音量を変化させたり、音程を軽く揺らしたりして、そのあたりの音域を自分のできる範囲で「完璧」にできているかを確認して下さい。

で、これから高音を出していくわけですが、このフォームと変わったところがないか常に注意しながら行いましょう。


・トレーニング2 喉の力みを抑えつつ腹筋を使う、「ボート漕ぎ発声」


実際に高音を出していくトレーニングのはじめは、私の尊敬するボイストレーナーのブログから紹介します。


・28 ヘソを見てボートを漕げ - ヴォイストレーナー チャトラ猫の原稿倉庫 - Yahoo!ブログ

http://blogs.yahoo.co.jp/nishikaze4302/47955320.html

ボートを漕ぐつもりで床に座ってみましょう。膝は立て脚は開いて安定を保ちます。そのまま後ろに倒れながら「フンッ」と鼻で笑います。それを数回繰り返してみましょう。元の位置に戻ったとき、自然に息が吸えていることが確認できましたか?きちんと息を吐ければ吸うことは自然にできるのです。それ以上に息を吸うことは胸が硬くなってしまい、結果的に声を疲れさせます。倒れたときに上を向くのもいけません。アゴが出た状態になって首筋を固め響きが扁平になるからです。だから自分自身のオヘソを見ていてください。次に、「フンッ」の代わりに「フ〜ウン〜」にしてみます。適当な高さの音で「フ〜」を伸ばし、「ウ」で4度上の音にしましょう。「ン〜」で元の高さに戻ります。姿勢も同様に「フ〜」で倒れ始め「ウ」のときに一番後ろに行きます。実際のボート漕ぎでも、最も力が出る瞬間でしょう。「ン〜」は「フ〜」よりも短くて良いのです。その分が息継ぎの時間になるからです。これも何度か繰り返してください。そして半音ずつ上げていきます…

詳しくは上記のブログを参照してください。


・トレーニング3 身体の支えを作る、「膝曲げ発声」


まず、姿勢を正して立ち、そこからいつもより大きく前後に足を開きます。

そして、上の「ボート漕ぎ発声」と同じ音の動きか、もしくは「ドミソミド」「ドミソド↑ソミド」という音の動きで声を出していきます。

楽に出せる音程からはじめて、半音程度ずつ上げていって、地声の限界まで上げていきましょう。

その時に、音が上がっていくのに合わせて膝を曲げ、姿勢を崩さないように腰を真っ直ぐ下ろしていきます。

特に、最高音では、タイミングを合わせて深く腰を落として下さい。

立ったままでも、上の「ボート漕ぎ発声」のように顎や首を固めないで発声できているか確認して下さい。


・トレーニング4 強く腹筋と背筋を意識する、「持ち上げ発声」


上の動作に、一つ動きを加えます。

腰を落として、最高音を出す前に少し「間」をとって、膝を伸ばしつつ上体を軽く後ろに倒しながら最高音を少し長めに出します。

その時に、腹筋と背筋にかかる力が上の「ボート漕ぎ発声」と同じ感じになるように。

要は立ったまま「ボート漕ぎ発声」をする感じですが、姿勢的に「何か重いものを持ち上げる」感じになりますかね。

実際に両手に重いものを持ったり、椅子とか机とかに手を引っかけて本当に持ち上げながら発声すると、より身体の使い方がわかるかと思います。

腰より少し低いくらいの高さに手を引っかけられるところのある椅子や机があったら、是非試してみて下さい。


・トレーニング5 目を見開き、上を指さす


ここまでやると多分、下の方ばかり意識してしまうので、軟口蓋が落ちてきて喉が閉じがちになっているかもしれません。

なので、フォーム調整を兼ねつつ「喉を開く」ことに重点を置いたボイトレを入れましょう。

音の動きは上と同じです。

姿勢を正し、まず片手で真上を指さし、その状態から肘の力を抜いて、肘から上を頭の後ろに垂らします。

これが基本の構え。

で、上と同じような音の動きで声を出しながら、音の上昇に合わせて真上を指さします。

ゆっくり上げていって、最高音でちょうど指が真上を指すように。

その時に、手の動きに合わせて、「眉」と「鼻の穴」と「喉の奥の方(軟口蓋)」が徐々に上がっていくイメージを持ってください。

顎は上げたり前に突き出したりしないように!

上げきった手は、音の下降に合わせてゆっくり下げていってください。



○2.「裏声(ミドルボイス・ヘッドボイス、ファルセット)」を使いこなせるようにする


※「裏声」があんまり使えていない男性は、これをマスターすれば軽く1オクターブは音域が広がりますよ!

※「限界を上げたいというよりは、高音域全体を力強くしたい」という女性の場合、このボイトレがお勧め!


これについては、下記のサイトがとことん充実しているので、そちらを参照してください。


・桜田ヒロキ ヴォーカルスタジオ - PodCast by SLS master instructor John Henny

http://vocallesson.info/jhpodcast/


・Speech Level Singing体験記 - 烏は歌う

http://d.hatena.ne.jp/wander1985/20090301/1235834307


あとは、こんな動画も見つけたんですが、参考になりそうです。


・ボイストレーニングvol.7 高音を出すためには

フリーダムミュージックスクール http://www.freedom-vocal.com/ 講師 瀬山研二のワンポイントレッスン

D



○3.「裏声」の限界を高くする/安定させる


「裏声」の限界を高くする/安定させる方法は、1(の練習を裏声の音域でもやる)と2の練習を地道にやっていくことです。

なので、改めて書くことはしません。


…決して書くのが面倒になったわけでは無いですからね!!


1に関しては、1の内容を裏声の音域でやればいいのですが、

・喉を痛める危険は「地声」の時より全然少ないですが、やっぱり痛みを感じたらストップしましょう。

・地声の時と違って、口はあまり大きく開かないこと(普段の「う」とか「お」とかの口の大きさで「あ」を発音するくらいに)

・2のお勧めサイトにある「リリース」と「コネクション」のバランスに気をつけながらやる

ということに気をつけながら、気長に頑張ってみましょう。

なまえなまえ 2009/08/22 13:35 実践してみます

スパム対策のためのダミーです。もし見えても何も入力しないでください
ゲスト


画像認証

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/wander1985/20090822/1250870438