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烏は歌う このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

2010-01-24

腹から声を出す!その2


過去に書いた記事の続きです。


・腹から声を出す!‐烏は歌う

http://d.hatena.ne.jp/wander1985/20090824/1251120844


この記事がなかなか好評だったのと、ネットで色々検索していて「やっぱり発声のための『腹筋』の鍛え方」ってあんまり具体的な方法が知られていないんだなー…」と思ったので、もう一度「腹筋」について書いていきたいと思います。

ちなみにこのボイストレーニング、ダイエット、「お腹の引き締め」にも効果大ですよ!!



○ボイトレ的腹筋トレーニングを、3つ紹介


・レベル1→口を軽く閉じ(唇は開ける)息を前歯の間から「shhhhh!」と出す。


過去記事の方でも紹介したものなので、詳しくは過去記事で(動画つきで紹介しています)。


大切なのは、

・お腹が凹む感覚

・吐き切って、力を抜いたら息が身体の深いところに入ってくる感覚

という、2つの感覚をつかむことです。

力んで胸式呼吸にならないように気をつけてやってください。


・レベル2→瞬間的に、断続的にお腹を凹ませて「sh!sh!sh!」と息を吐く。


いわゆる「スタッカート」ブレスです。

練習の例としては、八拍中七回「sh!」、最後の一拍で吸ってまた次の八拍…ってのを10セット程度。

きつかったり楽勝だったりなら、適量になるようにセット数や拍を調整してください。


しっかり一息ごとにお腹に力が入っていることを確認しましょう。

慣れないうちは下腹部に手を当ててお腹が動くことを確認しましょう。

それと、肩を上下させないように。


この練習をすると腹筋が鍛えられるだけでなく、瞬間的に腹圧を高められるようになり、声の立ち上がりが良くなったり、効率良く「大きな声」や「高音」を出せるようになります。


・レベル3→瞬間的にお腹を凹ませて「sh!」、即座に腹筋を緩ませて吐いた分だけ息を吸う(吸うというより緩めたら勝手に空気が入ってくるイメージ)、即座にお腹を凹ませて「sh!」、即座に腹筋を緩ませて…というのをエンドレス


スタッカートブレスは結構メジャーなボイトレなんですが、こっちは少しマイナーかも。

スタッカートブレスの変形です。


練習の例としては、だいたい120bpm(1秒間に2呼吸)前後で、30秒1セット。

きつかったり楽勝だったりなら、適量になるようにセット数や拍を調整してください。

(いきなり180bpm・1秒間に3呼吸くらいでも行けるかな?)

「sh!」を「ハッ!」に変えてみたり、スピードの限界に挑戦してみたりすると、かなりの負荷です。


腹筋を鍛えつつ、発声におけるブレスの基本である「吐いた分だけ吸う」という呼吸の練習にもなります。

これを準備運動としてやっておくと、何も意識しないでも、深い腹式呼吸で息が吸えるようになるかもしれません。


以下のような状態になった場合、腹筋のコントロールが甘いということです。

・息が吸えなくなってくる

・肩が動く

・肩、胸、首などに力が入る

・息を吸うときに「ヒュー」というような音が喉で鳴る



○最後に


以上、3つを紹介しました。

どれも簡単ですし、すべてやっても5分もかからないお手軽メニューですので、ぜひ試してみてください。

ただ、身体への負担がお手軽かどうかは普段の健康や体力によりますが…(微笑)。


酸欠気味で頭がくらくらしてきた場合は、少しお休みをとってくださいね。

無理すると目の前が真っ白になってぶっ倒れることもあるので。

あと、力が入ってしまうと逆効果なので、「力んできたな」と思ったら軽くストレッチ(「背伸び」とか「手を動かしながら深呼吸」とかでも十分)をしましょう。

腹筋と腰まわりの筋肉に力が入るだけで、あとはとことんリラックスを心がけてください。



○余談


・この腹筋トレーニングをやっていると、スポーツなどで身体感覚の優れている人なら、発声における「姿勢」や「背筋」の重要性もわかるんじゃないかな。


・それにしても、Yahoo!知恵袋とか見てると、「高音」「ロングトーン」「声量」「声質」…など、さまざまな問題が「腹から声を出す」という観点だけアドバイスされている場合が多くて何とも言えない気分。


・確かに基礎の基礎なんだけど…ブレスばっかり強くしても、それに声帯のコントロールやら何やらが追いつかないと色々危険な気もするんだよなあ。


・特に声量・高音については要注意。大声・高音を出そうとしてあんまり強くない声帯に思い切り高いブレスの圧力をかけた場合、故障の原因になる。声帯をしっかり鳴らすトレーニング、しっかり声を響かせるトレーニングなどと並列に考えるべき。