スルー改

今日は、梅田さんのエントリに高林哲さんの『スルー力』という言葉が紹介されていたのを取り上げます。

高林哲さんは、Namazuというフリーの全文検索ソフトの開発者として知られている日本を代表するソフトウェア技術者です。
まだGoogleが登場して情報検索が注目を浴びる様になる以前から、日本語の検索技術の発展に貢献されたすごい人です。

大学の研究でNamazuを使わせて頂き、知らない事ばかりで、とても勉強になりました。この場を借りて(自分のサイトだけど)感謝致します。

My Life Between Silicon Valley and Japan


"「高林さんがいま盛んにスルー力って言っているんですよ。僕とか高林さんはけっこうスルー力があるんだけど、○○さんはけっこうまじめだから、いろいろスルーできないんですよねぇ。スルーすればいいんだけど」(宮川)

みたいに使う。ということで、使い方はなんとなく想像がついた。"
(中略)

いやなブログ - スルー力カンファレンス (スルカン) 開催決定!


ものごとをやり過ごしたり見て見なかったことにしたりすることを「スルーする」と呼ぶようになって久しい今日この頃ですが、

近藤淳也は、「自分の努力やらをよく知っている身近な人から何か言われると凄く気になる(つまり「スルー力」がない)が、一般から何か言われるのには強い(つまり「スルー力」がある)」と言っていた。

へえ、でも僕はひょっとしたら「近藤の逆かもなぁ」と思ったりした。でも「あなたは、最近あんまり身近な人から厳しいことを言われたりしていないからそう思うだけなんじゃないの」と妻から言われ、確かにそうかもしれないと思い直した。相手が身近でも一般でも、厳しいことを言われるのはけっこうつらいもんな。

いずれにせよ、こういう「スルー力」というような、軽いノリでの共通言語ができて重い話題を気軽に議論できるのは、けっこう重要なことかもしれないと思ったのだ。

「人生の大半の問題はスルー力で解決する」

すごくおもしろいことを言いますよねー。要するに『気にしない気にしない』ってことですが、何か言葉(ネーミング)を付けると、それがひとつの技術の様な気になって、より実践しやすくなるんだなぁ、とあらためて認識させられました。すごい技です。


では、私なりの『スルー改』があるので、それを書きます。

どうしても何か気になる出来事や嫌なことに遭遇した場合、スルーしづらいですよね。そんな時の技です。
自分自身に対して『これは人生ゲームだ。クイズだ。『どうすれば、この問題を楽しめるでしょう?』』って問いかけるんです。

よく自己啓発本や発想本に書かれていますが『自分に対して問いかける』と、不思議と答えがでるんですよね。そして、いい答えが出る様な質問をするのがこの法則を上手く使うポイントです。

例えば、『どうすればこの問題を利用してモテることができるだろう?』でもいいし、『どうすればこの問題を笑えるネタにできるだろうか?』等もおもしろいと思います。


こんな感じで問いかけると、不思議とナイスな案が出るんですよねー。
スルーがうまくいかないときは、こんな技を使ってみてください。



#追記
さらに、上記に加えてもっといい方法があります。
取り敢えず、なんか困ったら、『俺(私)ってツイてる。感謝します。』って言うんです。そんな訳ない、と思っていても構わないから、取り敢えず声に出してそう言うんです。どう思っているかじゃなくて、どう言ったかがポイントです。そうすると、不思議なことに、いい案がでてくるんです。

騙されたと思ってどうぞ。




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