ネットの中心とリアルの影響
ネットの世界の中心といえば、なんといってもシリコンバレーです。
Apple、Microsoft、Yahoo、Google、Oracle、Sun、HP、YouTube・・みんなシリコンバレーで生まれました。次々とWeb2.0系のベンチャーが生まれています。
で、ちょっと待って下さい。なんでシリコンバレーでばかり優れたIT企業が生まれるんでしょうか?
ネット時代になって、コミュニケーションの地理的制限は劇的に改善されました。SNSで仲間を探して、Webサービスを使って離れた所にいる仲間とグループ作業を進めることができます。TV会議も情報共有も無料で利用できます。
それなのにどうして、シリコンバレーというリアルな世界の地理的条件が影響しているのでしょうか?
気候・スタンフォード大学・西海岸特有のフロンティア気質・それらの正のフィードバックなど色々あると思いますが、結局ネットの中心といわれるシリコンバレーですらリアルの影響は大きいということなんでしょうね。
物理的に近い場所にいると、リアルでのコミュニケーションも自然と増えるし、同じような情報を見聞きすることになります。同じ空気を感じて、同じ空間を共有する。そういったリアルならではの共有はネットにとっても重要なんでしょう。
リアルとネットが全く別物というよりは、そんな影響があった方が素敵なので好きです。