EUROがおもしろい理由
サッカーの欧州選手権(EURO2008)が一部で話題になっている。実は夏季オリンピックと同規模のすごい大会なのだが、ワールドカップよりは位置づけが下のため、日本ではサッカー好きの一部の人が楽しむ形になっている。
このEUROはワールドカップよりおもしろいという人も少なからずいるのだが、その理由が一目でわかった。お客さんが楽しそうだからだ。欧州の国だけが参加して欧州で開催される大会なので、どの試合のどのチームにとっても”ホーム”なのだ。お客さんも多いし、熱の入れようも高い。2002年の日韓ワールドカップの様にほとんどの国の人々にとって赴くことが困難な地域で開催されると、お客さんの数も少ないし、開催国の人たち(ホームでない人たち)の割合が高くなるので、熱も低い。その違いがものすごく大きいと思う。
お客さんの違いがここまで雰囲気を左右するのかと驚いた。ホームの人たちによるホームの人たち同士の試合は最高におもしろい。それを日本からみていてもおもしろい。日本で同じチームの試合を生観戦するよりおもしろいだろう。それほどの違いを感じさせる試合が続いている。