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メイクデビュー小倉・九州産限定新馬戦はメガスターダム産駒フォーシーズンゴーが勝つ

競馬 - サラ系2歳新馬 結果 - スポーツナビ
初年度産駒3頭メガスターダムの仔が初勝利 | 競馬ニュース - netkeiba.com
http://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2008/07/20/12.html
【メイクデビュー】(小倉4R)~メガスターダム産駒フォーシーズンゴーが勝利 | 競馬実況web | ラジオNIKKEI
馬券ブレイク公式ブログ・POG通blog2008→2009:【POG通信】フォーシーズンゴーが九州産限定新馬戦を制す!
父系馬鹿:メガスターダム産駒 デビュー戦勝利 - livedoor Blog(ブログ)
まだまだ競走馬としては始まったばかりの第一歩だけれど、これは大きな大きな一歩です。



こちらは知り合いのブログなのですが、素晴らしい写真が置いてあります。
http://cazzene.exblog.jp/8305575/
1番人気のコウエイハートやサイレントビートがレースを引っ張り、最後の直線で先頭に立っていたコウエイハート
がばててナンゴクシャンテが逃げ切ろうかというところにフォーシーズンゴーが外側から突っ込んできました。
前のペースが速かったとはいえ、あそこまでキッチリ差し切るというのはセンスが感じられますね。
そして武豊騎手も言っているように1200mは短そうだなと。次走はひまわり賞ということでまた1200mですが
再戦しても今回土をつけた相手には負けられないところでしょう。フェニックス賞を使わない点も好感が持てる。
馬主がノースヒルズマネジメントですからね、あまり無理なことはしないでしょうし、成長の度合いに応じて
いい感じにローテを組んでくれそうです。ひまわり賞後は長い距離を試すことになるでしょう。


実際に小倉競馬場で観戦してさらに帰宅後ネットでの反応を見ていると、メガスターダムという馬は実に
ファンが多い馬だったんだなぁと思いますよね。大きいところは取れなかったけど、怪我に負けず一生懸命走る姿が
多くの競馬ファンの心を掴んで離さなかったのでしょう。さらに種牡馬入りには松永幹夫師の尽力があったことや、
松永幹夫調教師「九州の馬産地復活の架け橋になるのが僕の使命」 - 座布団が行司にクリーンヒット
JRA平成18年度 調教師・騎手免許試験合格者が発表 吉田稔騎手不合格 - 座布団が行司にクリーンヒット
その松永厩舎で熊本出身、少ない産駒から…など、フォーシーズンゴーからはスター性が感じられますよね。
しかしなんだかんだ言っても九州産馬です。長い間ずっと九州産馬を応援してきた私から言わせると
「過剰な期待は酷」ということ(苦笑)。勝ちタイムの1.10.3は同じ週の同条件2歳戦と比べても平凡です。
この馬の場合は不向きな距離でこれなら…というのはありますが。走ってくれれば儲けもの、それくらいな気持ちで
これからも応援していきたいです。ただ生産者の本田さんはそれ以上の期待を抱いているようでして、

「No.1の馬でもなかなか北海道まで持っていけないが、この馬は評価してほしかったから」
(中略)本田氏の期待も夏の小倉限定ではない。
「九州から大物が出ないとダメ。今、九州の馬産はくたびれている。この仔が元気づけてほしいね。
 距離は千八〜二千四百あたりが良さそうなので夢は凱旋門賞、ダービー(笑)。
 クラシック路線に乗ってほしい」と豪快に話す。 (7/17日刊スポーツより)

本田さんはこういう豪放磊落な方ですしね(笑)。マイネルマリクの時は「JCD勝てるぞ!」と仰ってましたね。
いや、マリクに関しては私も同じくらいの夢を抱いてたっけなぁ。あれはいい馬でした。怪我さえなければ…。


メガスターダムの初年度産駒は3頭のみで、その中から新馬を勝つ馬を出すというのは凄いことだと思います。
ただ一つ付け加えておくと、この勝利は偶然ではなく必然だったということ。フォーシーズンゴーの母リビュークは
かなりの良血で既にロングシコウテイという仔を出していますし、サイレントハンター産駒のハンターキリシマ
母方はかなりの良血です。血統がしっかりしている母ならば九州にいる種牡馬からでも活躍馬は出せるということ。
それが分かっただけでも良かったかな。持ち込みが多くなった九州産馬ですが、純九州産には頑張ってほしい。


北海道の当歳セールにて高額で産駒が売れたというのもあり、その後メガスターダムの種付け数は増えています。
1歳馬は6頭、九州セールで4頭が上場されてすべて主取り。母マイネエルザの仔などもいたんですけどね。
九州セールを見に行ってきました - 座布団が行司にクリーンヒット
昨年は13頭に種付けし、フォーシーズンゴーの全弟などが今年産まれています。この全弟は先日セレクトセール当歳
に出そうとして弾かれたんだそうです。九州の牧場の馬がセレクトセールに出るのはまだまだ垣根が高いかなぁ。


最後になりましたが、2着以下の馬たちの評価などを。

ナンゴクシャンテ

道中は3番手をキープ、徐々に進出し直線ではコウエイハートなどを抜き去りよく粘ったのですが
ゴール寸前で差し切られました。中村騎手は好騎乗。この馬自体も低人気でしたが強さを感じました。今後楽しみ。

キリシマノホシ

さすが橋口調教師が認めた馬、7番人気が不思議なくらいでした。フォーシーズンゴーのさらに後ろから
インを突き、上がり最速で追い込んだのですが、大きな不利があり3着止まり。不利が無ければナンゴクシャンテは
交わしていたかという勢いでしたし、もしかしたら勝てていたかも。こちらも次走以降が楽しみです。

コウエイハート

http://jra.jp/news/200807/071903.html
調教の好時計で評価され1番人気に。いいスピードで逃げたのですが一緒に逃げたサイレントビートとの兼ね合いで
前半は少々飛ばしすぎた感。直線でバテて4着でした。しかも加害馬になってしまい、田中克典騎手は騎乗停止で
さらに次走は降ろされる可能性も大かなぁ…。1,000m通過タイムが57.7ですからね、次のレースの1,000m新馬戦の
勝ちタイムが57.5だったわけで、こっちに出てたら勝ち負けだったかも(笑)。

テイエムテンガネ

この馬なりには走っているか。いつか順番は回ってくるだろう。

マルシゲドトウ

直線を向いたときは4番手くらいでもしや!と思わせたが、そこからは案外伸びず。叩かれつつかな。
競走を中止したカシノチェストはハ行だそうで、軽症でよかった。