視力の関係で国内での騎手試験の道が絶たれようとしていたとき、オーストラリアで騎手をしている人の話しを聞き、そもそも海外競馬も好きだったことで、オーストラリアで騎手になることを即決。３年間で２５勝も挙げたそうです。調教中に怪我をして乗れない時期とビザ更新が重なったこともあって、今度は日本で騎手を目指したいと帰国。大井の武智厩舎で調教専門厩務員になり、その後、一発試験に見事合格して今に至ります。
視力の問題だけで騎手の道が閉ざされようとしていた中、自力で豪州での騎手デビューの道を切り開き
ついに日本で再デビューを果たした中村騎手。これまでの苦労と努力は並大抵のものではなかったことでしょう。
そしてNARが年齢制限その他でJRAよりも騎手免許取得の面で緩く、こういう騎手が再デビューできるというのも
いいことだと思います。というかJRAがちょっと厳しすぎる気がするんですよね、海外などと比べても。
