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福山競馬 単年度黒字が困難に

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hiroshima/news/20121117-OYT8T00042.htm
地域・写真ニュース | 中国新聞アルファ
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「廃止」報道はその話題だけが一人歩きしてしまい、周囲が既存事実のようになってしまうのが一番悪いことです。
まだ廃止は決定していませんので、努力されている福山競馬の関係者の皆様を応援する意味でも馬券を買いましょう。


福山市では有識者の検討委員会を開き、「実質単年度黒字の確保」を条件に競馬を継続をしていましたが、
その決定がまず間違っていると思います。事業の廃止・継続は中長期的な目で判断していかなければなりません。
特に近年、地方競馬を取り巻く状況が大きく変わりつつあります。IPAT発売はまだつい最近始まったばかりですし、
2014年度の改正競馬法により払戻率を柔軟に設定することが可能になるので、これも大きな収支改善になります。
ほんの1〜2年先の将来性を見ても今廃止する理由が私にはわかりません。良い状況になりつつあるのに。
今回の報道は福山市の幹部が伝えたものが漏れたようですが、自治体のやる気の無さだけは伝わってきます。


競馬場はその都市に存在するだけでも経済効果を及ぼしています。福山競馬はこれまで約400億円も市に繰り入れ、
それを利用して福山市は発展してきました。現時点で存在するコンテンツを活かそうとは考えないのか。
一方で総事業費50億円以上かかるという鞆の浦の埋立て架橋には毎年予算を計上しようとしていました。
今年裁判で判決が下って埋め立てが差し止められていましたが。新たな公共事業ですぐに経済が活発するような
時代では最早ありません。既存の施設の活用しての地域活性化の方法は如何様にも考えられると思うんですけどね。
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