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元・騎手の安田康彦氏「競馬雑誌などで仕事がしたい」

現在発売されている『競馬最強の法則』の2013年6月号増刊『競馬ブラックジャーナル』に安田康彦氏が登場。
2000年にスピード違反で逮捕、2006年に引退後は翌年コンビニストア店員を脅したとして逮捕され、
執行猶予判決まで出ていた安田康彦氏。その後は関係者すら所在が掴めず行方不明になっていました。
しかし突然『競馬最強の法則』に連絡があり、取材に応じたい旨を伝えてきたそうだ。


現役時代は酒癖が悪く、調教を無断で休むこともしばしば。そうした素行不良が原因で騎乗数は激減し、引退。
例のコンビニの事件は引退後かなり自暴自棄になっていた時期で、さらに酒のせいで記憶が曖昧だったとか。
引退後は株取引をしていたが大損したため中止。友人に誘われて沖縄に渡り、パチンコで生計を立てていたという。
しかしその友人ともケンカ別れをしたため思い切って東南アジア各国を渡り歩いてきたそうだ。


騎手という特殊な職業から離れたことで、改めて過去の自分や「騎手」に対して冷静に見れるようになったと。
それはインタビューの端々からも伝わってきた。その競馬観は一度競馬から離れたことで磨きがかかったようだ。
例えば現役時代の自身の騎乗法について。ファンの間では「ヤスヤススペシャル」と呼ばれた後方待機の死んだフリが
安田騎手の代名詞となっていたが、本人は「自分の得意な騎乗をどんな馬にも押し付けていた」と反省する。
最強のお手馬であったメイショウドトウについても「本来は先行馬だった」と意外な言葉を語る。
「前々で粘る競馬をさせれば真価を発揮できた」「折り合いさえ注意しておけばよかった」と。
外国人騎手の台頭についても「日本人騎手が甘い」とばっさり。こと勝負ごとでは日本人の優しさが出るからだと。


競馬から一度は離れた身ではあったが、やはり競馬に関わる仕事がしたいと、連絡を入れたそうだ。
今回取材に応じたのは自身の就職活動の一環だったようで、そこを特に強調していた。
そのほかにも多くの面白いエピソードが載っているので是非購入して読んでみてください。
ご自身の心境の変化などが客観的、そして素直に語られているように感じました。