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欧州でオールウェザー導入が進む

ウォルヴァーハンプトン競馬場、英国で初めてタペタを採用(イギリス)【開催・運営】 - 海外競馬情報(2014/05/20)【開催・運営】 | 公益財団法人 ジャパン・スタッドブック・インターナショナル
ドバイのメイダン競馬場 タペタからダートに戻すことを正式に発表 - 座布団が行司にクリーンヒット
アメリカでは完全にダート回帰の流れが進み、ドバイでもタペタからダートに戻すことを発表。
このままではオールウェザー馬場自体が衰退してしまうのではないかという危惧すらありましたが、
欧州では逆にオールウェザーの導入が着々と進められているそうだ。ドバイのダート回帰発表が最近のことであり、
以前から導入を進めてきた競馬場が今になって完成しつつあるのでドバイの件から少しタイムラグはありますが、
競走馬への負担が少ないというデータは確かにあるし、「ダートより芝寄り」と評価されている点も理由だろうか。


サラブレ』によれば再来年ロンシャン競馬場でもオールウェザーコースが敷設される予定なんだとか。
スタンド改修工事も行われるためその間、凱旋門賞シャンティ競馬場で代替開催されるそうだ。
ロンシャンのオールウェザー導入は開催日数増加が目的らしく、基本的には下級レースで施行されるらしい。
活用法を誤らなければオールウェザーは引き続き有用なコースとして使われる可能性は高い。


ただ課題も多い。気温での変化や排水に問題がある点などは以前から指摘されてきた通りだし、
実はオールウェザーには耐用年数があって、数年に一度は必ず更新するか違うコースに変えるなどの
大規模な工事とその為の費用がかかってくるのだ。施行中はあまり手入れは必要なくコストダウンになるが、
その反動のように数年に一度は負担が大きくなる。複数コースのある競馬場なら問題ないが、
コースが一つしかないような競馬場では改修期間中はレース開催が不可能になってしまう。
ダートは砂を嵩増しすればいいが(その都度費用はかかってくるが)、オールウェザーはそこが辛いところだ。