北米11月度NPD発表〜MW2はXbox360で420万本・PS3で190万本を達成

日本でもクリスマス商戦が近づき、FF13の発売も間近ということで盛り上がってきていますが、北米の方では11/26のThanksgivingの翌日、BlackFridayからホリデーシーズン開始しており、年間でもっともものが売れる時期といわれています。そんなBlackFridayの週末を含む北米11月度のNPD売り上げ情報が発表されたようです。

November NPD: Modern Warfare 2 sells 6 million, DS dominates hardware

以下、その内容について簡単に触れてみたいと思います。

本体売り上げ台数順位に大きな変動なし〜PS3は昨年比倍増

以下に、昨年の11月度売り上げのときの記事を参考にしながら情報を記してみようと思います。

参考:北米NPD11月ゲーム販売結果が判明〜Wiiは1ヶ月で200万台を販売 - わぱのつれづれ日記

機種 2009年 2008年 2007年 (昨年比)
DS 170万 157万 153万 (108%)
Wii 126万 204万 98.1万 (61.8%)
Xbox360 82万 83.6万 77万 (98.1%)
PS3 71万 37.8万 46.6万 (188%)
PSP 29.4万 42.1万 56.7万 (69.8%)
PS2 20.3万 20.6万 49.6万 (98.5%)

まず据え置き機ですが、本体の売り上げの順位自体はWii>Xbox360>PS3と変わらない状態。しかし、Wiiは昨年から4割近く減っているのに対して、Xbox360は現状維持、PS3は実に2倍近い売り上げ増加になっています。勢いだけで見ればWiiの落ち込みとPS3の上昇っぷりが見られますね。ただ、それであっても結局売り上げ比率が変わらない、ということは、北米で大勢が覆ることはない、ということでしょうか。正直、PS3は今年はXbox360を上回るのでは、とも思ったのですけど。

また、DSがここにきてさらに売り上げを伸ばしています。これはDSiXLが発売されたことの効果もあるのかもしれません←まだ発売前でした。逆にPSPが今年も3割減と右肩下がりがつづいており、PSPgo投入の効果があまり見られていない感じです。

Call of Duty: Modern Warfare 2が600万本達成

上記の本体売り上げには、ソフトの方の売り上げの影響も大きくかかわっているように思います。特に、今年度最大のキラータイトルCall of Duty: Modern Warfare 2の売り上げですね。日本でも、ちょうど昨日発売したところですね。

コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア2 - PS3 コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア2 - Xbox360

こちらのMW2ですが、なんと11/10の発売から1ヶ月で600万本の売り上げを北米だけで達成。おそろしい数字ですね。また特筆すべきはその売り上げ比率で、Xbox360版が420万本、PS3版が190万本と実に倍以上、220万本以上という差になっています。E3でもMSのセッションで力をいれて紹介していたソフトだけに、これが結果的にXbox360の本体売り上げを昨年比維持させた要因のように感じますね。

その他ソフトとしてはマルチではアサシンクリードIIにLeft4Dead2という続編タイトル。WiiもNewマリオにリゾート、FitPlusという続編タイトルということで、ラインナップ的な新鮮さには欠ける形。海外も、続編大作傾向が蔓延してきている感じですね。ただ、MW2のように600万本という規模で売れる場合は、まだまだ続編でもいけるということでしょうか。

日本の年末商戦はどうなる?

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日本でもNewマリオやFF13、TOGなどシリーズものの続編が年末商戦の注目タイトルとなっています。果たして、この不景気の中、前作比で売り上げを伸ばしていくことができるかどうか。ゲームジャンル的に手詰まり感のある現状のゲーム業界だけに、これら続編の売れ行きが各社の今後の展開に大きく影響してきそうな気もしますね。