福島原発、長靴を履かなかった二人の作業員が被爆…内部被曝も


2作業員、足に高い被ばく量…内部被ばくも

東京電力福島第一原子力発電所3号機で被曝(ひばく)した作業員3人のうち2人は、足の皮膚表面の被曝線量は2000〜6000ミリ・シーベルトと高く、作業中に吸い込んだ放射性物質による内部被曝もあることが25日、放射線医学総合研究所千葉市)での精密検査で分かった。

 同研究所の明石真言(まこと)・緊急被ばく医療研究センター長によると、3人のうち、20代と30代の作業員の2人は長靴を履いておらず、靴に入った水で足を被曝した。くるぶし以下に強い被曝が認められたが、皮膚にやけどなどの症状は出ていない。「被曝線量は非常に高いが、局所的であり、全身被曝に比べて、はるかに健康への影響は少ない」という。

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