男と女

《「やめられなかった」女性教諭が教え子とわいせつ行為、恋愛感情があっても犯罪?》
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160510-00004629-bengocom-soci
 女教師と男子生徒、字面がなかなかセンセーショナルだ。
《この女性教諭は、男子生徒から学校の悩みなどの相談を聞いているうちに恋愛感情を持った。2人は昨年11月から今年3月にかけて4回にわたり、校外に駐車した自動車の中でキスをしたり、お互いの体を触るなどのわいせつな行為をしていた。》
一方的に成人女性が悪く書かれてあるが、でも本当にそうだろうか。そもそも恋愛に年齢は関係ないのではないか。
 婚姻は16歳で認められている。男子生徒が16歳以上なのかどうかは触れられていないけれど、その可能性は高い。16歳になっているとすれば、法律で結婚を認められているのである。職業や立場こえた恋愛は許されるのではないか。
 ワシャが高校の頃は、ワシャはマジメな生徒だったけれど、まわりのませた連中は、もうやりたい放題だった。2015年6月25日の日記
http://d.hatena.ne.jp/warusyawa/20150625/1435183661
「カルピスコーラ事件」に登場したゲンちゃんなんて、彼女はとっかえひっかえで、彼がほほ笑むと女性は腰が抜けてしまうというほどのプレイボーイだった。彼女の中で年嵩は、ゲンちゃんより25歳上の某スナックのオネーチャンだった。どうだろう、ワシャの頃、高校生のくせに「わいせつ行為」(笑)をしていた男子も女子も、かなりの数がいた。当時のゲンちゃんなんか、今のワシャより「わいせつ」でしたぞ。
 その教え子の男子が、高校生だったのは間違いない。しかし、少年だからといって、すべてが純真無垢ではないのだ。ゲンちゃんみたく、性豪の高校生も存在した。ゲンちゃんからすれば、男性経験の少ない女教師など、手玉に取るのは元素記号を覚えるより容易だったろう。
 男女の性差を考えてみよう。女はなかなかその気にならない。男は「ムラムラッ」ときたらスタンバイオッケーだ。とくに思春期の男子なんて、そんなことしか考えていないぞ。
 今回のケースで、そういったことはなかっただろうか。いかにも女性教師がリードしているように記事は誘導しているが、本当にそうだろうか。オモチャにしていたのはどちらだろう。懲戒免職という処分が適切なのかどうか。
 弁護士先生は、「高校生の男子生徒にわいせつな行為をしたり、させたりすれば、処罰される可能性があります」と言っている。法律的には、「青少年を誘惑し、威迫したり、騙したりするなど、未成熟に乗じた不当な手段によって、性交または性交類似行為」や「青少年を単に自己の性的欲望を満足させるための対象として扱っているとしか認められないような性交または性交類似行為」が該当するという。
 しかし、ゲンちゃんの例を引くまでもなく、青少年はみんな純真無垢なんだという、幻想は抱かない方がいい。
 小峰元の青春小説にはしたたかな高校生が出てくる。『ソクラテス最期の弁明』の発端の事件は、アラサ―のバーの女と高校生のフローティング・セックスだった。『アルキメデスは手を汚さない』『ピタゴラス豆畑に死す』『ディオゲネスは午前3時に笑う』……小峰さんのどの作品だったか、忘れてしまったが、「高校生は原爆から子供までつくれる」というフレーズがあった。自分が高校生の時だって、意識は大人なんか呑んでいた。
 今回の件も、未成年だから男子高校生には触れず、成人の女性教師ばかりを槍玉にあげるのはいかがなものだろう。ガキでも仕出かしたことについては応分の責任を取らせる。そんな当たり前のことがなぜできないのだろう。