英字ナンバー

 アルファベットを使用した自動車ナンバープレートの交付が始まったそうな。制度自体は1年前から施行していたそうだが、ついに練馬ナンバーで使用が開始されたんだとさ。いいんだけど、なんで日本なのにアルファベットを使うかなぁ。
 発端は1998年である。好きなナンバーを選べる「希望ナンバー制度」が導入された。それに伴って「8888」とか「7777」などの縁起のよさそうなナンバーの人気が高く、いずれ枯渇して交付できなくなる可能性が出てくるということで、アルファベットを導入して縁起のいいナンバーの確保をする。
 ワシャ的にはどうでもいい。番号が「4242」でも「・・13」でも構わない。実際、ワシャの個人番号は「42」がふんだんに並んでいる。お上が付番するナンバーなんかクソみたいなもので、そんなものに囚われるのはいやだ。そういった縁起のいい番号が欲しいというのは、いかにも大衆であって、それはそれでいいが、そのことに国家が迎合するのはいかがなものだろうか。
 だが欲しい人がいる。だから暇なお役所がそれに対応する……まぁそれも許容しよう。でもね、アルファベットを使用するというのは問題ではないか。また国土交通省のボケ官僚が考えたのだろうが、そもそもアルファベットは日本語じゃない。日本のナンバープレートなのだから日本語を使えと言いいたいのである。「三河500 へ 9314」ならいいけれど「三河500PU へ 9314」では漢字とひらがなとアルファベットがごちゃまぜじゃんか。ならば「三河500プウ へ 9314」のほうが日本らしくていい。なんのこっちゃ(笑)。
 国土交通省自動車情報課では、希望が集中すると考えられるナンバーを毎週コンピューター抽選をして交付しているという。そんなこと、国の役所がやる仕事かねぇ。繰り返すが、暇ですな。そしてそうまでしてなにに媚びているのだろう。
 使っている人がいたら御免だが、昨日も職場のすぐ前の交差点で「8888」ナンバーの車を意気揚々と乗っているニーチャンに遭遇したが、「なにをいきがっているのやら」という面だった。ワシャには「8888」は「パッパラパッパー」にしか見えないんですけど。
 とにもかくにも、日本語にはまだカタカナがある。カタカナはアルファベットより多い。それを使えよ。
 制度自体は2017年から始まっている。「その時点で言え」ということなんだが、最近、そう思ったんだから仕方がない。
「じゃあアラビア数字も使うなよ」と逆にねじ込まれるかもしれぬ。まぁワシャ的には「一二三四……」でもいいけどね。
 それほどこだわっているわけではないが、「AB」だったら「アイ」でもいいではないか、と思っている。