賠償すべきはこいつらだ

 上念司さんが「虎ノ門ニュース」で、金賛汀朝鮮総連』(新潮新書)について触れていた。この本に朝鮮半島戦時労働者に払われるべき賃金の上前というか全額を持って逃げた奴らがいたと書いてあるらしい。
 2004年発行の本なので、図書館というよりもブックオフで探さないとないだろう。そう思って一応ワシャん家(ち)の書棚を探したらあった。
 上念さんが指摘していたところを要約する。
 終戦から1ヶ月経たずして「在日本朝鮮人連盟」(朝鮮総連の母体)などが発足し10月15日には、全国から集まった代表によって朝連結成大会が東京日比谷公会堂で挙行された。この活動を支えたのが、《資金源には、他にも朝鮮奨学会に残っていた奨学金などもあったが、最大の財源となったのは帰還していく強制労働者の未払い賃金であった。1946年末までに朝連中央労働部長名で強制連行者を雇用していた日本の各企業に未払い賃金の請求が出された。その請求額は4366万円に達し、朝連はかなりの金額を企業から徴収し、それらのほとんどは強制連行者に手に渡らずに朝連の活動資金に回された。》
朝鮮半島からの戦時労働者には賃金は支払われていたのである。上前をはねたのは、朝鮮総連ということになる。そして驚愕の事実はここからである。
《これらの豊富な資金は日本共産党再建資金としても使用された。》
 ということなのである。
 もっともらしい顔をして朝鮮半島戦時労働者の代理弁護人と面会し同情していた共産党の志位委員長、おまえのところが上前の上前をはねていたんじゃないか!つまり賠償するなら日本共産党がしろよって話だわさ。