FWに関するアレコレ 第一回

マジシャンを作ってみたいけれど、なんだか尻ごみしてしまう全ての人へ。
「敷居が高い気がする」「マジの狩り方がわからない」「縦置きとかめんどくさそう……」
マジWizを愛する一人として、何かお手伝いができたらいいなと思って書きます。

○「マジ狩り」とは
FW(ファイアーウォール)など、敵を足止めする魔法で攻撃されない距離を取り、その間に長詠唱・高威力の魔法を使うという狩り方。フェンカード等を装備していない限り、ダメージを食らうと詠唱が中断されてしまうマジシャン系において、最もポピュラーな戦法となる。

マジ狩りをするにあたって一番重要かつ一番難しそうに思われる、それがFWの置き方です。体力の少ないマジシャンは敵から一〜二発殴られるともう瀕死になってしまったりするので、うまくFWに敵を当てて距離を取ることができないとパニックを起こしてしまい、逃げ回るので精いっぱいに、なんだこれクソキャラじゃん! 二度とやらない! ……というのが初心者さんにありがちな挫折理由かと思われます。
そこで、まずは「FWにうまく敵をハメる方法」からレクチャーしていきたいと思います。


この状態で敵に魔法を当てると、どうなるでしょうか。
魔法一発で倒せるならばなにも難しくはないのですが、たいていの場合はそうではありません。ダメージを食らった敵は当然、反撃のために近寄って、殴りかかってきますね。

では、敵はどういうルートを歩いて近寄ってくるでしょうか。
それを解明するには、「敵はどこに行きたいのか」を考えてやればわかりやすいでしょう。
まず、敵はマジシャンを殴りたいのです。そこに行けばマジシャンを殴れる!というセルは、

当然マジシャンの周囲8セル(黄色の部分)ですよね。(ん? と思ったあなた、さすがです。攻撃射程については後述します)
そのうち、敵から一番近いセル、つまり

ここに行きたがるというわけです。
原則として敵は遠回りをしませんから、このセルまで最短でつっ切れる

こういうルートを歩いて殴りに来ることになります。
ここで重要なのは、まずナナメに動くということ。
このゲームでは縦横ナナメがすべて同じ「一歩」としてカウントされるため、できるだけナナメに歩いた方が効率がいいことになります。敵は「遠回りをしない」鉄則がありますから、まずナナメ移動で目的地の直線上まで移動し、そこからはまっすぐ近寄ってくるわけです。

では、この場合はどうでしょう

敵はすでに目的地の直線上にいますから、無駄なナナメ移動はしません。まっすぐこちらへ寄ってきます。

1列ズレていても……

まっすぐやって来ることは、ここまで読んだ皆様にはもうおわかりですよね。


動き方さえ読めるようになれば、もう敵はFWにハマったも同然です。
その通り道にFWを置いてみればよろしい。



バンジャーイ



バンジャーイ


足止めができたら、あとはファイアーボールでも叩きこんでトドメをさしてやりましょう。
この段階ではまだ縦置きだとか横置きだとか気にする必要はありません。
敵が足止めされていて、数秒の安全が確保されていることが重要なのです。
マジシャンは敵に接近されるとまともに戦えない職業であることはハッキリしていますので、距離を確保して、まず落ち着く。これが基本にして全てだと言っても過言ではないかもしれません。
練習相手はパンクなどの足の遅いモンスターがいいでしょう。とにかく焦らないことです。
あるいは、土精やクロックといったノンアクティブの敵もいいかもしれません。向こうから寄って来ないので適当な魔法を一発当ててアクティブ化させる必要がありますが、基本は同じです。
土星はアクティブ化させてからFWでも間に合いますが、クロックは非常に足が早いので先にFWを置いた方がいいでしょう。


ちなみに、FWは①「ダメージを与えた敵」を②「ノックバック」させる③「火属性魔法」ですので、①「ダメージの発生しない」敵、具体的には③「火2〜4、水3〜4、聖4属性のモンスター」に対しては一切無力です。しかもただFWを通り抜けてくるだけでなく、こいつらが通ったあとのFWは消えてしまいます。すなわち、これらの属性が一匹でも混じっている敵グループはまとめて足止めできないわけですね。
また、火1と不死1〜4属性の敵に対しては少し特殊で、ダメージは与えられるもののノックバック効果が発生しない仕様となってきます。つまり、身を焼かれながら突っ込んでくるのです。不死属性への火魔法はとてもよく効きますので、これを利用したゾンビ焼きと呼ばれるテクニックも存在するのですが、今回は割愛します。
また、②「ノックバック」を無効化するBOSS属性の敵も足止めは不可能です。属性に関わらず、火1や不死と同じように焼かれながら突っ込んできます。
言いたいことは、マジは敵の属性によって得手不得手がはっきりしているということ。マジには倒しづらい敵もいるのだ、敵を選ぶ必要があるのだ、ということは覚えておく必要があるでしょう。


第一回は基本中の基本だけお話ししてみました。
次回をお楽しみに!