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2007-12-14 この映画について書くのもすでに七度目 このエントリーを含むブックマーク

本日は、先月のオフ会にも来てくれたトシくんが所用で帰郷してたので、先ほどまで友だち数人と飲んでおりました。


たまには、ブロガーのワッシュとして以外にも、人と付き合いを持つのも必要なことですね。



んで。



トシくんに「『片腕カンフー対空とぶギロチン』てどんな映画?」って言われたので、今日はこの奇跡の傑作について。

片腕カンフー対空とぶギロチン [DVD]

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『片腕カンフー対空とぶギロチン』は、香港のスター、ジミー・ウォングが、自身の監督作『片腕ドラゴン』の続編として、1975年台湾監督制作した映画です。


その破天荒なストーリーと、勝つためには手段を選ばない非情な闘いぶりがウケて、現在ではカルトとして知られています。ぼくのオールタイムベストでも必ずランクインしてきます。



主人公は、ジミーさん演じる片腕ドラゴン

前作で、悪い武道家の罠にはまって右腕を失うものの、残った左腕を鍛えに鍛えて、一撃必殺の鉄拳をものにした不屈の男です。


で、今作では、前作で倒した悪い武道家の師匠である、盲目ギロチン使い、封神と対決するわけですが、こいつの使う武器「空とぶギロチン」というのがすごい。

中華帽に刃とチェーンをつけたようなもので、これを敵の頭にかぶせて引くと”キャパッ”という音とともに首が取れるという極悪ウエポン。しかも、投げるときにはなぜか”バキュウゥーン”と銃声みたいな音がするから意味がわからない。

  • 獨臂拳王大破血滴子 Master Of The Flying Guillotine Trailer ( 1976 )

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で、片腕ドラゴンはこのギロチン坊主や、そいつの手下である、ムエタイ使いやヨガ使い(手が伸びる、ダルシムの元祖)や侍(「無刀流」を名乗っているくせに、刃を仕込んだトンファーを使う)と戦うんですが、その戦法がまた卑怯クレバーです。


素手素足のムエタイ使いと戦うときは、焼けた鉄板の上に誘い込んで足の裏を焼き盲目ギロチン使いとの戦いでは、ギロチンを刃こぼれさせるために竹をいっぱい立てたり、鳥小屋に誘い込んで聴覚をかく乱した上に、通路に爆弾を仕掛けたり、斧が飛んでくる仕掛けをしたりとブービートラップ満載。

  • One Armed Boxer mercilessly traps and kills his muy thai foe

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  • Baddest Fight Scenes EVER! - Master of the Flying Guillotine

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監督兼主役のジミーさんは、日本のやんごとなきお方にどことなく似た、やや地味ながら端整な顔立ちですが、実は香港では黒社会の顔役であり、こういう奇想天外映画を作れるのもそちらからのバックアップがあったからだといわれています。


あるとき、記者から「あなたは黒社会だと言われてますが…?」と訊かれたジミーさんは、

君にいいことを教えてあげよう。

何事もなく無事に生きていきたいのなら、その質問は二度としてはいけない。

と、語ったというエピソードも伝わっています。カッコ良すぎだぜジミー大兄。



…まぁどんな人でもいいんですよ、面白い映画さえ作ってくれるんなら。