ヱヴァ新劇場版:破
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』を観てきたんですけど。
実は、もともと観る予定ではなかったんですよ。エヴァはなんだかんだ言ってもう14年前のアニメだし、旧劇場版を観たときのあの微妙な空気を思うと、ねぇ。前の『序』だって、そんなにオリジナルと違ってない印象があったし。
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 (EVANGELION:1.11) [DVD]
- 出版社/メーカー: キングレコード
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(↑曖昧な記憶で書いてるのでエピソードの時系列はテキトーです)
とか思ってたんですよ。
でもみんな「ネタバレ」とか言ってるし、なんか盛り上がりがすごいじゃないですか(←正しくない言葉の使い方の例)。『チェイサー』観てきたときも、同じ劇場でやってた『ヱヴァ』は軒並みソールドアウトだったし。
というわけで、今日は富谷町の109シネマズが金曜メンズデーで1000円なので、観ることにしました。
そしたら、この劇場はいつもそんなに混まないのに、今日は超満員。
何この盛り上がり。どっから出てきたのよあんたたち。
んで、いざ始まってみたらこれがもう近来まれに見る凄玉でした。
オリジナル版のラインを残しつつ、エピソードはまったく別のものに生まれ変わっており、使徒は以前にもましてとっつきにくいデザインになって見た目的な手強い感が数段アップ。見たこともないエヴァ五号機や見たこともないメガネっ子の登場もあって新鮮さを観客に強くアピールします。
内容に関してはもうとやかく言いません。アニメに関しては詳しい人がほかにいっぱいいるので、ぼくが付け足すことはもう見つかりませんしね。
ただ、いい映画って二種類あると思うんですよ。いちど観ただけで観客の心にずっと残るものと、何回でも繰り返し観て映像の快楽を味わいたくなるものと。
ぼくが好きな映画ってたいてい前者の方で、たとえば、最近観たものでは『レスラー』とか『チェイサー』もそうだったんですが、今回の『ヱヴァ破』は後者の最たるものだと思います。さっき観てきたのに、もう明日にでもまた観たくなっているんですよね。特筆すべきは、ヒキで終わってるのに続きがあまり気にならず、もういちど見返したくなるということ。こんなのは初めてですよ。カヲル君もついに本格参戦する、次回『ヱヴァQ』(こう書くとオバQの仲間みたいだな)のことがぜんぜん気にならないんですよね。なんでかなぁ。