ウォー・ゲーム

時をかける少女 [Blu-ray]

時をかける少女 [Blu-ray]

時をかける少女』が面白かった記憶があるので、同じ細田守監督・貞本義行キャラデザの『サマーウォーズ』を観てきたんですよ。

今回も期待して、公開初日に劇場へ駆けつけたんですけども。


…これ、大人が見る映画じゃなかったですね。子ども向けのアニメでした。ぜんぜん知らないのに子どもに付き合って「デジモン」かなんか見てるような、そんな感じが最後までぬぐえずじまいで。というか調べてみたら、細田監督の『デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!』とまったく同じ話のようです。


この映画は、主人公が高校の先輩である女の子に頼まれ、彼氏のフリをして実家のひいおばあちゃんに会いにいくところから始まります。ラブコメものの定番ですね。


で、その実家は古い木造のお屋敷で、そこには一族郎党(主に女系家族)が集まっていて、都会の核家族育ちの主人公は、大家族のバイタリティとおおらかさにカルチャーショックを受けます。家族ものの定番ですね。


んで、全世界ネットワークサイトである「OZ」が軍事目的で開発されたAIの暴走によってハッキングされ、世界規模で大混乱が起きます。SFものの定番ですね。



この三つの定番をうまく同時進行させていくわけですが、SFもの・ネットものとしてのリアリティにちょっと難があるといいますか。




※以下ネタバレ

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