続編映画ベストテン・1点映画特集

今日も今日とて「続編映画ベストテン」ネタです。


さて本日は、恒例の「1点しか入りませんでした映画」をお届けします。


当方のベストテンでは、1位に10点、10位に1点が入るシステムになっております。つまり、得票1点ということは、1人が10位に選んだっきりの映画ということで、それゆえに幅広く、味わい深い作品がランクインしております。


10位ともなると、隠し球というか、暴投ギリギリの危険球を放り込んでくる方も多くなります。『ホット・ショット2』のようなメジャー作品もあり、スコリモフスキなど渋〜いところもあり、超マイナーでグロい作品も登場してきます。




『悪魔のえじき ブルータル・デビル・プロジェクト』は、『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』のヒットに便乗してフェイク・ドキュメンタリーとして発売された、ドイツの自主制作ホラービデオです。といっても『ブレア〜』の続編というわけではなく、原題は『Viorent Shit 3』で、『Viorent Shit』という『ブレア〜』とはまったく無関係なシリーズの、三作目として作られたため、『Viorent Shit』の「続編」として扱うことになりました。


内容はこんな感じです。


http://www5b.biglobe.ne.jp/~madison/worst/mondo/brutal.html


この『Viorent Shit』シリーズは、『1』は『マニアック2001』、『2』は『悪魔のえじき2』という邦題で1999年ごろに日本版ソフトがリリースされましたが、今は絶版になっているようです。


『悪魔のえじき』というタイトルのシリーズは別にもうひとつ存在し、1978年に『発情アニマル』の邦題で公開された映画『Day of the Woman』(バスター・キートンの姪が、自分をレイプした犯人たちに復讐する作品。別題名『I Spit on Your Grave』、内容はこちら→http://www5b.biglobe.ne.jp/~madison/worst/sex/spit.html)が、のちにソフト発売されたときに『悪魔のえじき』という邦題に替わり、こちらもシリーズ化されて『3』まで出ています。実はこっちにも『悪魔のえじき2』という作品があって、あぁややこしい。

悪魔のえじき2 ヘア無修正版 [DVD]

悪魔のえじき2 ヘア無修正版 [DVD]


『発情アニマル』の別題名『I Spit on Your Grave』は多分、ボリス・ヴィアンの小説『墓に唾をかけろ』およびその映画版にちなんでいるんでしょうね。

墓にツバをかけろ [DVD]

墓にツバをかけろ [DVD]


そういえば。


たしか1994年ごろだったと思いますが、高田延彦をエースとして勢いのあったプロレス団体、UWFインターナショナルが「1億円争奪トーナメント」をぶち上げ、当時の各団体トップ選手たちに向けて一方的に参加要請をしたことがありました。もちろんどの団体もガン無視したのですが、長州力は、しつこく挑発を繰り返すフロントの安生洋二宮戸優光、悪いほうの鈴木健らに立腹し「アイツらが死んだら墓にクソぶっかけてやる」と発言したのでした。

もしかしたら長州も、ボリス・ヴィアンの読者だったんでしょうかね。