ササキ様に願いを
横浜ベイスターズの身売り問題は、ナベツネの横槍も退けたDeNAの買収でケリがつきましたが、こんな反応も出ています。
- 作者: やくみつる
- 出版社/メーカー: 泉書房
- 発売日: 1998/10
- メディア: 単行本
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やくさんDeNAベイで横浜ファンやめた
漫画家のやくみつる氏(52)が、約30年続けた横浜ファンをやめた。携帯電話向けゲームサイト「モバゲー」を運営するディー・エヌ・エー(DeNA)が4日、プロ野球横浜を買収したことを受け、同氏は「モバイルゲームは子供に良くない。業種がダメ」とバッサリ。別の企業が買収するまで横浜ファンを中断する決意を固めた。横浜市に隣接する横須賀市出身の自民党・小泉進次郎衆院議員(30)や、横浜ファンからは、期待の声が相次いだ。
DeNAの横浜買収を聞いたやく氏は、落胆を隠せない様子だった。「あの会社にだけは買ってほしくなかった。業種がダメ。モバイルゲームは子供に良くない。本や漫画を1ページずつめくったり、外で虫を捕ったりして、子供は成長する。携帯電話はおもちゃじゃないんだ」。業種がプロ野球球団にふさわしくないとして、横浜ファンを中断することを決めた。「DeNAが早く売ってくれないかなあ。地元横浜の企業が買ったら、またファンになります」とこぼした。
モバゲーの商売はぼくもキライですが、運営企業の変化によってファンをやめるというのはかなり斬新ですね。選手は変わらないのに、スポーツのファンってそういうものでしたっけ? そもそも自分の意思でファンになったりやめたりできるもんでしたっけ? だいたい、漫画を読むのはよくて携帯ゲームは悪いっていうその根拠がわからないし、モバイルゲームをやるからって外で虫を捕らないわけでもないでしょう。それに、昔はクラウンライターライオンズなんていう子どもには火遊び以外になんの関係もない親会社の球団だってあったんだから、「子どもによくない」なんて理屈がそもそも意味ないですね。
んで、このニュースは神奈川新聞でも報じられていますが。
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1111050011/
ベイスターズ売却正式合意:はた山ハッチさん、ファン休止を“宣言”
熱狂的な横浜ファンとして知られ、本紙で23年間連載を続けている漫画家・はた山ハッチさんはDeNAへの球団譲渡に第一声、「次に親会社が変わるまで、ファンを休止しようかと思っています」。
その真意は「携帯電話向けコンテンツ配信業は社会に必要ないと思っているから」。テレビの創成期に「一億総白痴化」と危惧された過去を引き合いに、「子どもが時間さえあれば携帯電話を開いてゲームばかり。あれでは頭が悪くもなる。まあ漫画家が言えたことではないですが」。球団存続と横浜への本拠地残留には「恩義を感じるが、だからといって支持はできない」と切り捨てた。
ただ「モバゲーのユーザーは多く、ファンはほとんど抵抗を感じないでしょう」とも。「僕も気持ちの面ではファンを続けたいし、神奈川新聞の連載も続けたいが、悩ましい。しかし、それとは別次元の問題。単純にこんな会社はいらん、ということ」と語気を強めた。
こちらでは「はた山ハッチ」名義になっています。ぼくなんかも、この人には「はた山ハッチ」のPNの方が古くからなじみがあるんですが、テレビに出るようになってからは「やくみつる」の方がよく使われるようになって、今はベイスターズ関連でしかはた山名義は使っていないようです。タレント「やくみつる」より漫画家「はた山ハッチ」の方がギャラが安いので、ファンであるベイスターズ関連でだけはそっちのPNを使っているようですね。
それにしても、こちらでの言い分も意味不明ですね。テレビ創成期に「一億総白痴化」と危惧された、なんてのはテレビでメシ喰ってる人の言うこととはとても思えません。モバゲーやグリーが問題なのはものを知らない子どもから金を吸い上げる課金システムであって、子どもの頭が悪くなるとかそんなのは関係ないよ! 漫画だって、やくみつるの漫画ばっかり読んでたらむちゃくちゃひねくれた子どもになっちゃうよ!
- 作者: やくみつる
- 出版社/メーカー: 日刊スポーツ出版社
- 発売日: 2001/08
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この分だと、漫画家でベイスターズファンといえば、みずしな孝之しかいなくなりそうですね。
- 作者: みずしな孝之
- 出版社/メーカー: 竹書房
- 発売日: 1995/05
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この漫画が描かれていたのも、もう15年前のこと。当時はプロ野球を題材にした4コマ漫画が隆盛をきわめていましたが(いしいひさいちの『がんばれ! タブチくん』以来の流れ)今は4コマ漫画誌といえば主婦向けか萌え系が主流で、野球ものはほとんど見られなくなりました。みずしな孝之が新たにベイスターズ漫画を描こうとしても、載せる媒体もなければ主役に取り立てるほどのキャラもいないので、難しいでしょうねぇ。
- 作者: みずしな孝之
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
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