男性用下着についてひとこと言いたい
ツイッターとはてな(ブックマーク、ダイアリー、ブログ)はわりと親和性が高く、共通の話題が多いように思いますが(まぁ連動させてる人が多いから、という理由もあろう)、なんかいずれの場でも、男女の性をものすごく大仰に語る傾向があるというか。昨日も言及した痴漢の話もありましたが、今日はこんな話がね。
女性用下着の陳列はセクハラです!? - Togetterまとめ
まぁ、女性用の下着は装飾性が強いのに対し、男性用の下着は性的な意味づけがされていない、という非対称性はたしかにあると思いますね。発端になったこのツイート、
歩道から見えるように陳列してる下着屋さんとかあるもんな。男女逆にするとコンビニエロ本問題になるんだろなあこれ。それくらい許容範囲に入れておけ、とは思うんだけどどちらも。 / “ブラやパンツは目立たない場所で売ってほしい” https://t.co/fyqvNA8pnA
— Sugano Yoshihisa(E) (@koshian) 2015, 11月 3
下着を男女逆転させるとまったく別の問題になる、という構造はたしかにあると思いますね。
ま、そんなことより、男性用下着についても、オレが長年「コレおかしいんちゃうか」と思っている問題があるんですよ。
それは「ボクサーパンツはボクサーがはいてるパンツじゃない」問題です。
ボクサーパンツってだいたいこういう形じゃないですか。こんなぴったりしたパンツはいてリングに上がってるボクサー、見たことありますか?
リングでボクサーがはいてるトランクスってもっとゆったりしてるし、もうちょっと長いデザインになってますよね?
(2015年4月、“神の左”でディエゴ・サンティリャンをKOする山中慎介)
ボクサーがボクサーパンツをはくのって、公開計量のときぐらいじゃないですか。
(浜田剛史代表の表情がまた味わい深い)
むしろね、ゆったりしたトランクスのほうが「ボクサーパンツ」と呼んでしっくりくると思うんですよね、ぼかぁ。
で、いわゆるボクサーパンツに近い、身体にぴったりして、お尻と太もものつけ根ぐらいを覆うタイプのパンツですけど、これって総合格闘技の選手がよくはいてるじゃないですか。たぶん、ヒクソン・グレイシーあたりのブラジリアン柔術家がヴァーリ・トゥードの試合でよくはいてたからだと思うんですけど。
これは「ボクサーパンツ」より「総合格闘技パンツ」と呼びたいんですよね、ぼかぁ。まぁ、ゆったりしたトランクスの選手も少なくないことは事実だけど。
ちなみに、男の下着姿を見る機会ってそんなに多くはないけど、アダルトビデオの男優はボクサーパンツもしくはビキニパンツを着用していることが多いですね。昔は、村西とおるが白ブリーフを着用していたのが有名ですが、最近では吉村卓ぐらいですね。日本におけるブリーフ人気が低下したきっかけは、1981年の深川通り魔殺人事件で、取り押さえられた犯人がなぜか下半身はブリーフ一枚の姿になっていて、その異様なインパクトがトランクスの普及を促進した、という珍説も一部でささやかれています。
- 作者: 佐木隆三
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