男性用下着についてひとこと言いたい

ツイッターはてな(ブックマーク、ダイアリー、ブログ)はわりと親和性が高く、共通の話題が多いように思いますが(まぁ連動させてる人が多いから、という理由もあろう)、なんかいずれの場でも、男女の性をものすごく大仰に語る傾向があるというか。昨日も言及した痴漢の話もありましたが、今日はこんな話がね。


女性用下着の陳列はセクハラです!? - Togetterまとめ 女性用下着の陳列はセクハラです!? - Togetterまとめ


まぁ、女性用の下着は装飾性が強いのに対し、男性用の下着は性的な意味づけがされていない、という非対称性はたしかにあると思いますね。発端になったこのツイート、



下着を男女逆転させるとまったく別の問題になる、という構造はたしかにあると思いますね。



ま、そんなことより、男性用下着についても、オレが長年「コレおかしいんちゃうか」と思っている問題があるんですよ。



それは「ボクサーパンツはボクサーがはいてるパンツじゃない」問題です。



ボクサーパンツってだいたいこういう形じゃないですか。こんなぴったりしたパンツはいてリングに上がってるボクサー、見たことありますか?
リングでボクサーがはいてるトランクスってもっとゆったりしてるし、もうちょっと長いデザインになってますよね?

(2015年4月、“神の左”でディエゴ・サンティリャンをKOする山中慎介


ボクサーがボクサーパンツをはくのって、公開計量のときぐらいじゃないですか。

浜田剛史代表の表情がまた味わい深い)


むしろね、ゆったりしたトランクスのほうが「ボクサーパンツ」と呼んでしっくりくると思うんですよね、ぼかぁ。


で、いわゆるボクサーパンツに近い、身体にぴったりして、お尻と太もものつけ根ぐらいを覆うタイプのパンツですけど、これって総合格闘技の選手がよくはいてるじゃないですか。たぶん、ヒクソン・グレイシーあたりのブラジリアン柔術家がヴァーリ・トゥードの試合でよくはいてたからだと思うんですけど。


これは「ボクサーパンツ」より「総合格闘技パンツ」と呼びたいんですよね、ぼかぁ。まぁ、ゆったりしたトランクスの選手も少なくないことは事実だけど。



ちなみに、男の下着姿を見る機会ってそんなに多くはないけど、アダルトビデオの男優はボクサーパンツもしくはビキニパンツを着用していることが多いですね。昔は、村西とおるが白ブリーフを着用していたのが有名ですが、最近では吉村卓ぐらいですね。日本におけるブリーフ人気が低下したきっかけは、1981年の深川通り魔殺人事件で、取り押さえられた犯人がなぜか下半身はブリーフ一枚の姿になっていて、その異様なインパクトがトランクスの普及を促進した、という珍説も一部でささやかれています。

なお最近ではライトノベルでも使われる、常軌を逸した言動を評する「電波」という単語も、この事件がきっかけで広まったのでありました。