Hatena::ブログ(Diary)

WASTE OF POPS 80s-90s

9999年01月01日

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2016年06月25日

Negicco / ティー・フォー・スリー (Album)
ミツメ / A Long Day(Album)
スカート / CALL(Album)

本当は並べて語ってはいけない気もしているのですが、今酔っぱらっているので勢いでこの3枚を並べます。「2016年の気分」がここにあるんじゃないかと思うんです。

このサイト名の80s-90sというのは、元々UKバンドネタを中心にやっていて、その場合80年代とそれ以前、もっと言ってしまえばパンクとそれ以前には大きく深い溝があり、自分はそれ以降を扱うんだぞという意志の表明でもあったわけですが、最近はタワレコに行っても再発盤のコーナー見ると50年代から90年代までだいたい一緒くたに扱われ始めておりまして、まあ仕方ないと思いつつ私のその意志は一体何だったのだろうかと自問自答したりもするわけです。

古今東西の音楽が検索一発で全く同じ条件でヒットするこの今になって、正味どこまで年代にこだわるのか、もっと言ってしまえばジャンルにしてもそれにどこまで意味があるのかとか、いろいろ考えたりもするのですが、今年の4-5月にリリースされたこの3枚が自分にとってはおよそその答えになっているのです。

端的に言えば「ただの音楽」。
過去の財産にリスペクト抱きつつも、でも年代とかジャンルとかどうでもよくて、いまここに「よい音楽」として流れるのであればそれでいいじゃんという、そんな感じの。

Negiccoは、新たにうようよ出てくる「完全に狙いを定めて派手に出てくる」アイドルとの相対的なところも含めて、アルバムを追うにつれどんどん地味になっているにもかかわらず、トータルの完成度としてはどんどん上がっている。いろんなタイプの曲はありつつも、一定の振れ幅を見極めてその中で気持ちよく鳴っている。

前作を聴いて「21世紀のフィッシュマンズになりたいのかな」と思わざるを得なかったミツメは、今回は「バンドとして普通に鳴らせる音」として作り込んだ結果、もう誰のフォロワーとかよくわかんなくなって、でもただすごくいい音楽。

先日Mステにスピッツが出演した際にメンバー以上のプレゼンスを発揮していた澤部くんのユニットであるスカートの今回のアルバムは、過去のどの作品よりも多彩になっているにもかかわらず、恐ろしいほどに一定のトーンでただ高品質の音楽であり続ける。

EDMっぽいのもすごくいいです。メタルっぽいのもすごくいいです。AORっぽいのもすごくいいです。もういろんなジャンルが同時多発的に鳴る世の中です。
そんな中出てきた、すごく「フラットな」音楽の数々。それがとても「今」の音だと感じるのです。みんな大好き。





2016年06月22日

ここんとこずっと、アイドルのことかレコード屋のことかフェスのことしか言ってないような気がします。
元々このサイトの発端であり、今も自分の主戦場なのはあくまでも80年代以降のUKバンドであると自分では思っているので、今日はThe Assciatesの話をします。

1979年にBowieのカバー「Boys Keep Swinging」でデビュー、1980年に1stアルバム「The Affectionate Punch」をThe Cureでお馴染みFictionレーベルからリリースして以降活動ペース異常に加速、1981年には都合7枚のシングルをリリースするという馬鹿ペース。
その年にそれらシングルをコンパイルしたアルバム「Fourth Drawer Down」を出し、翌年にはメジャーに上がって一番のヒット作「Sulk」をリリースという流れ。
先月にこれら初期3枚のアルバムが未発表含むデラックス再発されたので大人買いした次第。

この時期はさすがに私も小学生でしたのでリアルタイムではないのですが、見た目上ニュー・ロマンティックっぽくても確認できた限り明確に仲間に入れてもらえてなかった感あり、かといってエレポップの方にも入れてもらえてなくて、これは何よということなのですが、まあそれは曲を聴けばわかる。



うん。何度聴いても曲全体のデッサンが狂ってる。明らかに歌がトゥーマッチです。
元々メジャーに上がるまではかなり実験的な音像でもって音作りをしてたということもあるのですが、これが彼らの唯一無二の個性であり、だからしてカテゴリーの中に収まり切らない。
自分は初めて聴いたのがこの「Sulk」で、「こういうぶち抜け方もあるんだ」と妙な納得をし、それ以降すごく聴いたということもないのですが、心のどこかにずっと残っているバンドでした。

基本メンバーはそのヴォーカルのBilly Mackenzieと基本ドヤ顔のキーボードAlan Rankineの2名でしたが、「Sulk」の後にAlan Rankine脱退、Billyの1人プロジェクト状態で1990年にバンドの看板を下ろすまで続きます。最終作のアルバムタイトルはその名も「Popera」。その声をどこまでも武器にして、でも規格外が故に大きなポピュラリティをその後得ることなく、1997年に薬物過剰摂取による自殺で亡くなりました。
Alan Rankineは脱退後にクレプスキュール・レーベルまわりで仕事をしています。

自分がどういう音楽が好きかともし聞かれたとしたら、何でもいいからメロディアスで、でもどこか過剰な音楽がいい、と答えます。J-POP聴く耳であっても綺麗なメロディを綺麗に演奏するだけのバンドはもういいんですよ。ミスチルなら「深海」、スピッツなら「名前をつけてやる」に心動かされたのもそういうことだし、アイドル聴く耳であっても、綺麗に可愛いことしているのよりもどっか無茶苦茶なことやってるのに心惹かれるのも全部同じです。

そういう嗜好の原点に近いところにこのThe Assciatesがあって、結局大好きなんだなと。だから大人買い。

2016年06月20日

くるり岸田のCCCDのツイート。

あの頃は私も熱かった。
CCCDについて言ってたことをまとめてみようかと思って過去記事を読み返してみたら、他のネタ繰りは今とさして変わらないのに、CCCD関連だけはびっくりするくらい青く尖ったことを言っていて、十数年経った今読み返すとちょっと恥ずかしくなったのでやめます。
ただ、リンク先たどってみて、日本で一番記事の物持ちがいいITmediaさんの2002年の記事が残っていたのでリンク。

今読むと実に趣深い。よく言われるアレですよ。日本人はクレームを入れず、大きな声を出さず、ただ黙って去っていく。そして今こうなっている。
JASRACとかRIAJの中の人は今何を考えているのでしょうか。

CCCD導入の先鋒だったエイベックスはその後若干大変な時期ありつつも、現状完全に興行の方に舵を切り、その結果音源についても既にこういう考え方に至っているわけで。

再生210万回!浜崎あゆみ、アルバム全曲先行配信の狙い

2015年度の決算としてはこんな感じ(PDF)になっています。
興行に舵を切ったはいいものの、CD全盛期にスターになった方々がさすがに息切れしてまいりまして、新たな「スター」は今の仕組み上なかなか生み出せず、そんなに大規模公演を行えなくなった結果、次年度も興行については減収予想。
お神輿の担ぎ手の熟練度はどんどん上がっているのに、その上に乗ってくれる人がどんどん減っているこの状況。さて、どうしましょうか。

2016年06月19日

ドラゴンフェスティバル、遂に詳細が来ました。諦めてなかった。
が、正直なところ「え? そっちなの?」というラインナップ。
J-HipHop勢とレゲエMC系がほとんどを占め、その中にBLACK BOTTOM BRASS BANDやK-POPのCODE-Vや「ダイヤモンド☆ユカイ+織田哲郎+元LINDBERG+元GUNIW TOOLS+元FUZZY CONTROL」という面白過ぎる編成のバンド等、別ジャンルが気持ち混ざった感じ。

今回このフェスは「音楽×絶叫マシン×プール×アウトレットモール×グルメ×天然温泉他あらゆるエンターテインメントを同時に自由にワンチケットで満喫できる前代未聞の都市型遊園地音楽フェス」ということであり、すなわちアクトとアクトの合間には、Bなブラザー達が温泉にゆったりつかったりスチールドラゴンに乗って絶叫したりするわけです。
全く想像つかないのですけど、そうなのです。

感じたままを申し上げると「元々中の人と繋がっているツテ、そのツテのツテを総動員した結果」こういうことになっているような気がいたしますが、何とかチケット発売まで漕ぎつけた今、そしてサイトに「逃げも隠れもしない」という意志表示か、代表の名前と年齢まで表示された今、応援しない理由はありません。

ナガシマスパーランドは私三重県出身なので地元であるのですが、一番最後に行った記憶と言えば、中学の先輩で卒業と共にアイドルになるために上京した村田恵里先輩が、そのキャンペーンでやってきた際に見に行って、そのステージ上の企画で「恵里ちゃんは中学時代部活で何のスポーツをしていたでしょうか」というクイズが出まして、様々な回答が出されるもすべて外れ、「正解は、円盤投げでした!」というあんまりな正解が発表される中、それを知っていた陸上部後輩の我々だけがにんまりしていた、それ以来30年間行っておりません。

行きたい気持ちはあるのですが、それでもちょっと今のメンツだと迷ってしまうのが正直なところ。もう一声、いただけませんでしょうか。

ちなみに村田恵里先輩は、1985年6月に「オペラグラスの中でだけ」という楽曲でソニーからデビューを果たしたのですが、その半年後におニャン子クラブからのソロデビュー第一弾、新田恵利の「冬のオペラグラス」が同じくソニーからリリースされた、そのいろんな被りっぷりを見るにつけ、十代ながら「芸能界ってえげつないところだなあ」と思ったのを記憶しています。1985年、ちょうどアイドルの潮流がフジテレビの一番組によって一気に変わるその狭間の徒花となってしまった先輩です。
彼女はミス・セブンティーンコンテストの歌唱賞を取ったことを踏まえてのデビューだったのですが、その時歌唱賞はもう一人いて、そっちの方はソニーの作戦の結果、アイドルとしてではなくアーティスト的な演出でもって同年デビューした渡辺美里でございました。世の中は、運なんです。

2016年06月18日

以前から「アイドル」と「アイコン」という話をしています。

結局PerfumeやももクロやBABYMETALは、「アイドル」から始まったものの、結果として「アイコン」的な存在にまでたどりついたからこその現状であるという話。
80年代の松田聖子、中森明菜、小泉今日子あたりも同じ状況。その時代に「アイコン」までたどり着けなかったのは、ジャニーズの嫁なんかになってる。

で、AKBグループは、「アイドル」のままメディアを総動員することによってトップを取ることに成功したわけですが、前回今回の総選挙、もしまゆゆがどっかの実業家のおっさんとのねっとりしたキス写真とか撮られたらその時点で暴落することは確実な中、既に過去にもっとえげつないことをしていたことがつまびらかになっている指原がトップを取るというこの状況。
要するに指原だけがAKBグループの他を差し置いて勝手に「アイコン」的な存在になっている、ということだと思うんです。

AKBグループを「アイドル」としてきっちり捉えている女性オタと飲んだ際に彼女が言ったこと。
「指原が大きな顔をするのは許せない。AKBグループ全体が汚されているようだ。」

その気持ちはすごくよくわかったんです。AKBグループをどこまでも「アイドル」として捉えたとしたらそれは多分当然のリアクション。でも、そうじゃない捉え方をする人がこれだけいたというのが今回の結果。そこがいろんな難しさ。

それでも、若くて可愛い女の子が一生懸命、時には涙を流しながら語る言葉を肴に酒を飲むのは最高ですね、というゲスな感想でまとめて終了。いやこれ他の何にも代えがたいそういう貴重なコンテンツなので、フジは視聴率とか気にせず今後もぜひ地上波でよろしくお願いします。

<追記>
後から考えたら、おニャン子クラブで唯一「アイコン」的な存在になれたのは、卒業後とはいえ、ジャニーズの嫁な工藤静香ですね。

2016年06月15日

ポルカドットスティングレイ、という福岡ベースのバンド。
Facebookのタイムラインに友人がこの紹介記事を投下していて、MV見て、やられた。

まだ全国流通の盤なしの今の段階でここまで完成されていてどうするんだろう。ギターバンドの一番気持ちいいところをがっちり押さえながら、独自の言語感覚を持ち、確実にポップな側面も見せつつ、かつ上手い。明らかに伸びしろもある感じ。要するに今の時点でインディーズに置いておくような次元じゃない。もし自分が20代で本気でバンドしてて、対バンにこんなバンドが出てきたら絶望して就職を考えるレベル。

きっと今頃はメジャーが取り合いしていて、たぶんビクターかソニーあたりが持っていくことになるのでしょう。そして近々でフェスとかに出て人気者になるのです。今のこういう気持ちでいられるのももう少しだと思うので、次に東京来た時には何とかして。
ただ、メジャーに出ていく際には、女の子は既にいろいろわかってるようなのでいいのですが、男子勢には是非ヘアスタイリスト付けてあげてください。




ドラゴンフェスティバルの今日の動きとしては、Facebook公式アカウントに新しいエントリーが投下されました。しかし動いているのは見えるのに、結局一切新しい情報出てこないのが大変にやるせないです。

2016年06月13日

ドラゴンフェスティバルのサイトに動きがありました。

元々はプレスリリースを元にした外部の記事を見るとわかるように、7/16,17,18の三連休まるまる使ってやるという発表だったのですが、昨日記事にした際の公式サイトの表示では7/16,17の2日間に短縮されていました。つまりこの半年間続報は一切ありませんが、少なくともここに至るまでに何かがあったか何かがなかったかで、中の人が少しくじけたということは察することができる状況であったわけです。

しかし、今日見たらサイト冒頭の日程の表示が更新されて、7/16の1日だけになっているという急展開。

このタイミングでのこれは「また日程短縮しちゃってダメじゃん!」とネガティブに捉えるべきではないと私は考えます。このタイミングでこういう更新をしたということは「1日だけだとしてもまだやる気である」という、中の人の明確に前向きなメッセージとして捉えるべきなのです。
まだ諦めていない。私はそのスピリットにいたく感銘を受けたのですが、同時に「果たしてこの状態から1日だけでもやろうという決意は、本当に『前向き』と呼んでいい類のものなのだろうか」という葛藤も生まれ、私も今悩んでいます。
頑張ってください。日程空けておきます。

2016年06月12日

淡路島のアイドルフェスは何とか開催され、以降のアイドルの現場では「淡路島に来てくれた人!」と挙手させ、ぱらぱらと手を挙げた人をみんなで賞賛するという事態も発生しているようで、結果として出たアイドルにとっても行ったオタにとっても「勲章」のようなものになりつつあります。
しかし、主催のフォースミュージックは相変わらずこういうことやらかしているようで、不穏続き。

レーベルとしても移籍デビューは続々決まっていて、「アイドル専門メジャーレーベル」の看板はまだあるものの、最初のうちに移籍発表されたアイドルちゃんたちのページには「Major Debut」「メジャーデビュー」と書かれているのですが(まねきケチャCoverGirlsILoVUアリスインアリス&フレンズマボロシ可憐GeNE)、後になって発表された中には「FORCE MUSIC移籍」としか書かれてないのも混じってきまして(まなみのりさ椎名ぴかりん)、この件も継続してなかなかにスリリングでございます。

というか、淡路島で多額の負債を抱えたことは間違いないでしょうから、毎月の月末月初にはこの会社がまだ存在しているのか確認したくなるレベルでフォースミュージック自体がスリリング。


が、先日仲間のSKE48オタから「もっとヤバいフェスがある」との情報を入手。公式サイトを見に行ったところ、そこはありえない光景であり、確かに非常にヤバいブツでした。

ドラゴンフェスティバル

「日本最大級のアミューズメントリゾートと多彩なビッグアーティストがジャンルを超えて繰り広げる異色音楽フェス」「音楽×絶叫マシン×プール×アウトレットモール×グルメ×天然温泉他あらゆるエンターテインメントを同時に自由にワンチケットで満喫できる前代未聞の都市型遊園地音楽フェス」なのですが、1月に大まかな場所と日程だけで開催発表されて以降、まさかのここまで半年間続報一切なし。一切。出演者も出ないしチケット売ってる形跡もない。
このままなかったことにしてスルーすれば具体的な準備費用もかからず、淡路島レベルの悲惨なことにはならないのですが、それならそもそもこれは一体誰が何のために。何の動きもないから何の邪推もできない。

SKE48オタがビビっているのは、SKE48がナガシマリゾートの広報大使的な役割をしているため、巻き込まれてエラい目に遭うのではないかという点。近い位置にいる彼女たちをブッキングできればとりあえず「ビッグアーティスト」のひとつは確保したとは言えるでしょうし。ひとつじゃ話にならんのですけど。
これから1か月、怒涛の動きを見せるのか、このままこのページだけがWEBの海の藻屑と消えてなかったことになるのか。楽しみって言うほど楽しくはないんですけど、一応継続してウォッチ。

2016年06月10日

Kidori Kidori / フィールソーグッド e.p.(EP)

今の日本のバンドで最高のカバー曲の名手は間違いなくUNCHAINなんですけど、彼らも匹敵する存在にしていいような気がしてきた。
前のミニアルバムではJohn Denver、The Smiths、Frank Zappaをカバーしてどれも素晴らしく、今回のEPではくるりの「東京」と細野晴臣の「東京ラッシュ」の東京2連発。

くるり「東京」の方は、多分譜割りではほぼ元曲と同じ、コピー状態。でもギターのエフェクトと音圧を替えてくるだけで、ここまで違う質感になるのかという驚き。元曲を遥かに超えて轟くフィードバックギターのせいで「不穏」な空気感まで発している。
細野晴臣「東京ラッシュ」の元曲は細野さんの楽曲の中でもキャッチーさでは相当上の方に位置する曲ですが、あの多彩な音構成を、リズム以外全部ギター音のみに置き換えるという作業の結果、カッティングの気持ちよさが異常なレベルに。ひたすら16分音符を追い続けるストローク最高。
ここまで書いておいて難ですが、2曲のオリジナルもすげえかっこいいっす。



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IDOL NEWSING vol.2 (DVD)

りんねラップがすべて。
非常に象徴的なブツだと思いました。トラックとして非常にキャッチーであるということは事実として置いておいて、このブツが持つ全体的な空気を好ましく捉えられれば少なくとも2010年代においての「アイドル属性あり」、特に何も思わなければ「アイドル属性なし」と断じてしまってもよいのではないかと思うくらいの踏み絵感。
というわけで、私の周辺でも既に3人くらい転んでいます。私も転びました。最高。
パーティー・ラップ的なトラックなのに着ているのが808 STATEなのは何だという問いは無粋。