Hatena::ブログ(Diary)

WASTE OF POPS 80s-90s

9999年01月01日

旧サイトのトップページはこちら

2016年08月24日

チケット転売防止を求める共同声明の件。

およそのところに異論はなく、とりあえず一覧を眺める。
事務所的には大きなところでスターダスト、マーヴェリックあたりがいない。AKB関連もいない。レコード会社ではキングレコード所属がいない、ユニバーサル所属は相当いるけど旧EMI組はほとんどいない。フェスはクリエイティブマン主催のものは入ってない。

多分にマキシマム ザ ホルモンの亮くんが言っている「団体への所属」のところが大きいとは思いますが(矢沢永ちゃんがいないのも多分この理由)、スターダストやマーヴェリックはFMPJの正会員だし、クリエイティブマンもACPCの正会員。
ラルクはいないけどVAMPSはいるとか、従前から転売対策に相当力を入れてきたミュージシャンの中でもB'zとコブクロはいるけどももクロはいないとか、いろいろな理由で業界一枚岩でないということは何となく透けて見えます。


チケットの転売問題はざっくり言うと目指すところは「適正な価格で取引できて安全性の高いリセール流通の整備を行う」ということになるのでしょう。
細かい問題もいろいろありますが、問題点大きくは「安全性の問題」と「価格高騰の問題」の2つに分けられるかと思います。

声明を読む限り、そして団体側の方のこういう発信等読む限りでは、日本の団体は比較的「価格高騰の問題」の方に重きを置いているように見受けられます。
転売チケットを購入したファンがライブ当日に入場できないのは、日本の今の状況では偽装とかもそりゃありますが、転売チケットを嫌がる主催者側が転売判明したチケットを持った人を排除する形で行われるものも多いわけですし。

もちろんそこ大事です。転売の結果チケットの金額が相当な額になった場合でもその代金高騰分は主催者側には一切入らず、そしてその分観客の財布は削られますので本来なら物販等に回るはずの金銭は減少します。
実際、チケット代だけでは赤になるところを物販込みでライブの収支合わせているミュージシャンもたくさんいますので、冗談抜きで死活問題。


一方、リセールのシステムが比較的整備されているアメリカでメジャーな仕組みで、日本の「チケットストリート」とも提携している「StubHub」の仕様を見てみると、これはもう「安全性の問題」の方に絞り込んだ仕組み。ライブやイベントの主催の公認を受け、座席の位置を詳細に登録する形で出品する仕組みであり、偽装や詐欺、金銭の不授受等の問題点を徹底的に排除しています。

が、「価格高騰の問題」に関して言えば、ほぼ売り手側の思惑で値付けができます。もちろん他に善意の転売希望者が多ければ当然一部だけ高い値段は付けにくくなり価格差は開きにくくはなるでしょうが、メジャーなミュージシャンやアメフト等そもそもの購入希望者が多いと見込まれるものの中には相当な値付けでもって販売されているものも少なくありません。ADELEの事例のように、転売目的の大量購入に対して何らかの策を打とうとする動きもありますが、少なくともシステム側で根本的な策が実施されているわけではなく。


日本における「チケットキャンプ」等の現存リセールサービスはアメリカで主流のそういう考え方をおよそそのまま日本に持ってきたものと言えるかと思います。ぶっちゃけアホみたいな値段のものもありますが、安全性は確保できる仕組み。
それ以前の、mixi等のファンコミュニティで細々と探すか、冷や冷やしながら出品者の履歴や評価を確認してはオークションで売買するしかなかった状況とは雲泥の差であることは間違いなく、高い(ことがある)からシステムそのものが悪、みたいな決め付けはできるものではありません。

それでもそれらは、今回声明を出した方々にとっては恐らく納得しにくい仕様として捉えられるのではないかと思います。一番重視したいところを放置しているわけですので。
前述の一枚岩ではないというところはこのあたりから来ているのかと思っています。

チケットキャンプは昨年のサマーソニックには「協賛」という関係でもって絡んでいましたし、今回この声明にクリエイティブマンが入ってないのはそのあたりもあるのではないかと想像できます。ただ今年のサマソニ協賛にはチケットキャンプ入っておらず、現状での関係性はわかりません。それでも他にもいろんな資本や人脈、企業間の仁義等の関係性ありますし、中の人の考え方もありますし、状況も刻々と変わりますので、一概にどっちがいいの悪いのというものでもなさげ。


とはいえ、声明出したからと言ってそのお題目を唱えていれば自然によくなっていくはずもなく、少なくとも「安全性の問題」の方では仕組みが既にある以上、「価格高騰の問題」を重視するあまり安全性の方を下げにかかるような仕組みを新たに作ったとしても世に受け入れられるはずもないわけで、ここから先はいかに迅速に「適正な価格で取引できて安全性の高いリセール流通の整備」を実現できるのか、という一点のみであります。
で、もしそれがうまくいった場合今度は「高く売りたい」側は間違いなくアンダーグラウンドの方に回りますので、そこにどう歯止めをかけるのか。
と考えただけでいたちごっこ感満載ですけれど、それでも現状のリスクやデメリットができるだけ小さくなっていく方に進むのであればウェルカムです。

日本の音楽業界、CD等の音源についてはいろんなテクノロジーやサービスが出てきてから慌ててその流れに反する形で締め付けきつくして結局かえって自分らの首絞めての今こんな状況ですが、興行についても業界の想定を超えたテクノロジーやサービス出てくるところまではもう当然というか現在進行形ですので、あとはいかにCDの時のアホみたいなことせんと、うまくそのテクノロジーやサービスに乗っかりながら最小限必要なコントロールを行う形で行っていただきたく。お願いしたいと思います。本当に。


なので、今後の実行計画の手綱を握るレベルの方の中に、ある程度以上WEB系/アプリ系のサービスに明るい人を入れなければならないと思うのですが、とりあえず声明サイトのタイトル部分の表示が「チケット転売問題」だけっていうか、多分制作時の仮タイトルのままうっかり放置してるところから修正した方がいいと思います。何卒よろしくお願いいたします。

2016年08月23日

サマソニ2日目の感想。

ゴールデンボンバー:
4人がスーツで決めて入場してくるなり「夏ですね。夏にふさわしい曲を」と言っていきなりT.M.Revolution「HOT LIMIT」のカバー開始、衣装も早脱ぎでHOT LIMIT衣装(但し大部分は黒いガムテープで雑に)3人&樽美酒はほぼ全裸(葉っぱ隊状態)。
1曲目で脱いだらその先一体何ができるんだとハラハラしていたら、案の定ガムテープはがす時の「いたたたた」とか、例の「とうもろこしソロ」等も含めいろいろ頑張る。
樽美酒がMCで「今日はお父さんが見に来ているので特別席を用意しました!」と言ったのもこれは完全にネタ振りだとわかってはいても、ビジョンのカメラが切り替わり、バスドラと樽美酒が座っているドラム椅子の間の隙間に微笑みながら体育座りして手拍子するお父さん見たら、それはもう感動と爆笑以外できない。相変わらずとてつもなく酷く、とてつもなくエンターテインメント。
キリショーが「今年は紅白に呼ばれる気がしません!」と言ってましたが、完全に同意します。


POP ETC:
素晴らしく意匠に富んだ、でも地味な曲の数々。大好きなんだけど他人にはお勧めしにくい。Galileo Galileiのメンバーとの交遊もあり、もしかしたら尾崎兄出てくるかなと思って観に行ったのですが、出てこなくてきっとそれはduoでやるワンマンのサプライズなんだろうなと思いつつ。
たどたどしくも学んでいる日本語で全てのMCをやりきり、こういう真面目な姿勢と音楽とライブはすごく好ましくはあるのだけど、非常に大成しにくいタイプだろうなと思いました。


BLOSSAMS:
現在UKアルバムチャート2週連続1位のバンド。凄いタイミングでの来日。アルバムリリース直後にタワレコでは「UKロックの復権」的なかなりガッツリ盛り上げにかかったPOPと共に平出しして推していたのですが、試聴した感じ、覇気のないThe Strokesと覇気のないDepeche ModeをバックにSuedeが歌っているようで、ヴォーカルは非常に魅力的な声でかつイケメンなのですが、他がいろいろ付いていけてないなと思いまして、まんまライブも同じ感想。一言で言えば非常に「のっぺりした」感じの演奏。
正味この1位はライブとか含めての叩き上げのものではなく、何らかのメディア戦略によるものであるということは推測できました。
あとはBabylon ZooやMenswearみたくならなければよいねと祈るばかりです。
今日確か[Alexandros]と対バン公演のはずなんだけど、もうアレキ圧勝なのは想像しただけでもわかる。


米津玄師:
一番新しいアルバムは本当に好きなのですが、それ以前の「ハチ」名義の頃の音世界を継ぐチャカチャカした感じの音はどうしても好きになれなかったのです。が、生バンド編成で一発目大好きな「アンビリーバーズ」から始まっての流れで聴いていると、初期の音源もすごくしっくり入ってくる。
彼の紡ぐ歌詞世界には、私はもうおっさんだから完全にアジャストはできない。それでもバンドと共に放つ音はまだ理解できるし、心底素晴らしいと思う。


THE YELLOW MONKEY:
楽器3人が入場し「夜明けのスキャット」のイントロを奏で始める。渋い始め方だなと思ったら吉井和哉ではなく白いドレスの由紀さおりご本人降臨でカバーじゃないガチなのを歌い出す。追って吉井さん登場のそこからはデュエット状態。
いきなりエライ始め方してから後はもう完全にヒットパレード状態。ツアーやってフェスにも出て相当こなれてはいるだろうけど、それでも15年の合間があるとは思えない現役感。やっぱ本物ですわ。


サカナクション:
もうフェスに出てたら毎回観る。今年のフェスのテーマは「和」のようで、VIVA LA ROCKでも和服のダンサーというか踊り子さんを導入して「夜の踊り子」やったりしていたのですが、今回はもうセッティングの時点で見た目から異常に木が多い。山のように和太鼓を並べているわけです。
マックブック5台ではないものの5人並んで恒例の「ミュージック」始まり。そこからしばらくは5人でやっていたんだけど、やっぱり「夜の踊り子」で踊り子さん導入、「SAKANATRIBE」で和太鼓完全導入、どかんどかん言わせる。何故ここまでエスカレートさせる必要があるのかはさっぱりわかりませんが、ショーとしては無闇に面白いので何の異論もありません。
ていうか、だから彼らは何度でも観たくなる。


Radiohead:
Creepあり。Street Spiritあり。No Surprisesあり。My Iron Lungなし。Karma Policeなし。そんな感じではありますが、自分は「OK Computer」原理主義者であり、それ以降の音源については「音楽IQ高過ぎて付いていけない」と思いながら熱心には聴いていなかったのですが、生で聴くと随分とすんなり自分の中に入っていく。
今回キャリアからほぼ万遍なく選ばれた曲を聴いていると、特に近年の曲になるにつれて当然間違いなくライブではあるのだけどあんまり曲の構造が端正でライブらしくないというか、一分のブレも隙もない感じになっていくような気がして。

そこでようやく2001年以降の音源の意味がわかったような気になった。Radioheadのレコーディング音源の歴史はデビュー以降ずっと、いかに所謂「ロックバンド」的な情緒や勢いのような「不確実性」から離れようとするその軌跡なんじゃないかなあ、と。エモーションは間違いなくあるのだけど、それをいかに定格出力するか、みたいな。
このバンドは人によって捉え方もそれぞれなので、「そうである」と断言するつもりもないのですが、自分の中では何となく合点が行った。

で、Creep聴けてよかったんだけど、でも今なら確かに「できればやりたくねえなあ」と思うのも理解できる。この曲のリリース当時その歌詞の奇妙さ、自虐っぷりがそれなりに話題になっていたことを記憶しているのだけど、今改めて歌詞を読むとこれ相当に「若気の至り」感満載。それをもうすぐ50歳になる身で歌うのはそりゃちょっと、可能であれば避けたい。
でも2003年は思い詰めたように歌っていたのに対して今回は随分飄々とやっていたということなので、遂にいろいろな気持ちから自由になったのかもしれません。その調子で次は「High And Dry」も。

2016年08月22日

きっちり2日分書き切ろうとしたら時間が無くなったっていうか、お酒飲みながら書いてたらへべれけになってきたので今日は1日目だけ。

あゆみくりかまき
武道館に向けてその設定ではキツいと判断したか、「3頭の熊であるという設定」を一旦封印し、現在は人として活動しているわけで、熊の際には熊的なふわふわ感のあるブツが頭とか腕とかに付いていて、あとは「ロック」的な楽曲に合わせて革ジャンといういでたちが標準だったのですが、現在は人なので白一色の衣装でとても新鮮。つうか説明めんどくせえ。
今回はバックがTOTALFATのドラマーのBunta含む3ピース。音源ではそれなりにシンセ音も入っているところ、ライブではシーケンスは最小限で非常にタイトなバックになり普通にかっこいい。
生バンド標準のアイドルグループは増えておりまして、これ要するにBABYMETAL的な世界観を「パンク」「ハードロック」でやろうとしているのではないかと思うのですが、正味同時多発的にそういうグループがどかどか出てきた感じもしまして、果たしてどこが勝ち抜いていくのか。

Black Honey
さて次何観ようかと思ったところで、UKはブライトン出身ということでチョイス。
確かにUKというかイングランド以外からは出てきそうにない音。Suede的な、グラムの匂いをさせつつでも基本は薄暗い感じの。美人さんでスタイルもいい女の子がなぜそういう音楽を選んだのかというところは非常に興味があるのですが、出てきた音は「まあまあかな」程度で若干残念。

Digitalism
もはや彼らも10年選手。出てきた時はかなり衝撃的なアゲサウンドだったわけですが、さらに高性能なEDMが出てきてしまった今、明確な「この先」は見出せず。自分はさすがにEDMにはアジャストできる属性ではないのでこれくらいがいいのですが、彼ら自身がそういう感じで割り切ると、フロアがどんどんおっさんばかりになるので、そこは何とかした方がいいと思うのです。

Weezer
この間のアルバムがまたすごくシンプルな感じになっていたのでライブも楽しみだったのですが、もう何かいろいろ削ぎ落した感じがした。そもそもデビューした時にその音に差別化のための作為があったかというとそんなもんあるはずもなく、ただあの4人で鳴らしてみたらもうどうしようもなく他と違っただけであり、その後いろいろ迷いながら開き直りながらやってきたのがWeezerの歴史であり、今はいい意味で何も気にしていない感じがしてそれがすごくいい。
今回のサマソニにはMONOEYESも出ているので、そりゃ当然スコット&リバースを期待するわけですが、案の定スコット出てきた。
で、新曲だと言って5人の「ガイジン」が楽しそうに日本語で歌って演奏していました。素敵すぎる。

FERGIE
こういうフェスでなければ絶対観ないのを選択。彼女はBlack Eye Peasから出るとき、ローリン・ヒルであるとか、グウェン・ステファニーであるとかそういう立ち位置を期待し、それなりに頑張って活動してきたのは想像に難くなく、実際にそれなりにいい楽曲作ってはいるのですが、結局一番盛り上がるのはラストに固めたBlack Eye Peas楽曲大会であり、それは仕方ないにしても彼女のキャリアとしては正直かなり厳しい状況ではないかと、それでも「I Gotta Feeling」で盛り上がりながら。

ALESSO
こういうフェスでなければ絶対観ないのを選択その2。自分から進んでULTRA JAPANとか行くほど元気ではないので、こういうところでガチなEDMを初めて生で観た次第。
何となく頭で考えていたことを強烈に体で理解した。やはりEDMはテクノやハウスとは全く異なる音楽なのだなあ、と。
特にミニマルな感じのテクノやハウスの場合、というかそれ以外のポピュラー音楽全般も概ねそうですが、相当な部分の解釈は聴き手の方に委ねられます。気持ちいいように楽しいように好きなように捉えればいいわけであり、耳に入ってきたのをどう自分で解釈するのかという点も音楽のひとつの醍醐味であるわけで。
が、EDMにはそれがないのですよ。「はい、これから徐々に盛り上がるところですよ」「はい、ここでイッちゃってくださいね!」「はい、一旦ちょっと緩めて」「はい、ここからが最強ですよー、それ!」が全て出てくる音の流れでお約束で理解できる、個としての感覚は一切不要の極めてガイダンス性の高い音楽。結果解釈のズレは発生のしようがなく、「場の一体感」を得るためには極めて合理的な構造の音楽。
言葉相当選んで書いてます。察してください。
ということを後ほど自分でもテクノのトラックを作っている奴に言ってみたところ「やっと気付いたんすか」と笑われました。すまぬ。やっとわかった。

Underworld
で、テクノ大魔王でフィニッシュ。彼らが出てきた当時、テクノはかなり刹那感溢れる音楽として捉えていまして、まさか初めて聴いてから四半世紀たって同じように盛り上がるとは思っていなかった。こういう音楽もエバーグリーンになり得るのだと、キャッチーなメロディーとまったく同様に、キャッチーなリズムは存在するのだと、わかってはいるのですが改めて体で理解する。
で、その最高峰であるところの最終曲「Born Slippy」、クラブで、ライブで、何回この曲で両手を上げたかわからないのですがやっぱり今回も上がった。そしてサマソニのしきたり的にはライブが終わった後に上がるはずの花火が曲中に打ち上げられ、それも演出として素晴らしいなと思ったのですが、花火師さんの都合で後ろに倒すことができず、オンタイムで打ち上げた結果そうなっただけという噂も飛んできて、もうよくわからないんだけど、楽しかったからいいや。

2016年08月21日

サマソニ行ってきた。詳細は後日。とりあえず1行程度で観たヤツを。

■1日目
あゆみくりかまき:脱「熊という設定」後初。白い衣装可愛い。が、生バンドで相当ガチ。好き。
Black Honey:女子ヴォーカルの劣化版Suedeという感じか。
Digitalism:EDM隆盛以降、それ以前の「アゲ」を担っていた彼らの居場所はいかに。
Weezer:またすごくいい意味でシンプルになってきている印象。スコット・マーフィー登場。
FERGIE:結局Black Eyed Peas大会になるのは本当はあまりよくないことではないのか。
ALESSO:ガチなEDMを初めて生で観た。良くも悪くもすごくいろいろ気付きがあった。
Underworld:一体これまで何回Born Slippyでアガり、これからもアゲられるのか。

■2日目
ゴールデンボンバー:1曲目で既にほぼ全裸。MVPは樽美酒のお父さん。
POP ETC:人柄も曲もすごく丁寧で真面目。それがこの業界として得をするのかはわからない。
BLOSSAMS:UKチャート1位ですが少なくともライブ叩き上げの評価ではないことはわかりました。
米津玄師:好きになれなかった初期のボカロ上がりの曲の印象が180度変わった。すごいわ。
THE YELLOW MONKEY:由紀さおり(本人)を召喚してあの曲デュエット状態。
サカナクション:今年のフェスのテーマは「和」のようですが、エスカレートしまくり。
Radiohead:Creepあり。Street Spiritあり。No Surprisesあり。My Iron Lungなし。Karma Policeなし。

Radioheadのセットリストこちら。満足度は異常に高かった。

2016年08月17日

地味に淡路島を超える糞アイドルフェスが開催されていた。
あまり大きな話題にならなかったのは、要するに人がいなさ過ぎてツイートすらまとまった数にならなかったためと思われます。
これは無理だ。もし現場にいたら確実に心が折れる。淡路島は出演したアイドル本人たちも多少ネタにしていましたし、それ以降「淡路島以下」という形で物差しとしても活躍するだけのプレゼンスは発揮していたわけですが、これはただひっそりと消え去るレベル。

この主催はどこかと調べてみたら、この会社。大阪で地道に代理店・キャスティング業務を行っていたのが遅まきながらアイドル・ブームに乗っかろうと自社でアイドルを抱え始め、東京MX2での番組や企画イベント等いろいろおっ始めてからのこれ、という流れのようですが、でもページの下の方にある今回のアイドルフェス告知内の「8/14(日)、8/16(火)前売りチケットはSOLD OUTです!ありがとうございました!」というのは一体これ何なのだろうか。
パー券よろしく付き合いのある関係者に無理くり捌き切ってやれやれと思ったら、結局捌いたチケットで来た奴ら皆無でした、ということでしょうか。お盆だしね。お墓参り行かないとね。
というか、東京のMXで放送している番組発のフェスが大阪でっていう時点でいろいろおかしい。多分テレビ大阪よりもMX2の方が枠の料金が安かったんだろうなという想像は付きますが、そもそもの辻褄が合ってないから。

そして淡路島の方の主催であるところの例のFORCE MUSIC、また契約するアイドルグループがいくつか出ておりまして、ただ一時は「メジャーデビュー!」という物言いは避けている風だったのですが、今週リリースのdropについては再び「メジャーデビュー!」の文言復活し、でも改めてRIAJの会員社一覧見ても相変わらずいらっしゃらず、謎が謎を呼ぶ状況は継続して相変わらず。

2016年08月15日

「メンバーの中で一番悪いのは誰か」みたいな記事が氾濫してますけど、SMAPメンバーは誰も悪くないですよ。
これは組織マネージメントの完全な失敗であって幹部社員の業務上の問題。そもそもの原因が幹部レベル同士の軋轢によって生じていたものであれば、それはもうただただその幹部の上、トップの責任案件でしかありません。

企業で大きなミスやコミュニケーション・エラーが発生した際に、実際に目に見えるところのミス・エラーを起こした社員に責任転嫁するばかりで、原因究明だったりそれで得られた結果に基づいて運用や組織の改善だったりを全く行おうとしない幹部・トップがいたら、そいつは世間的にはクズ上司扱い決定なはずなんですけど、今回の件はそんなクズ呼ばわりされて当然の状況をわかってて延々放置してきたその因果と言ってもいいでしょう。
「幹部の一人が辞職」というのが「組織の改善」だと言うのであればまあそうなのでしょうが、それはあんまりにも取り返し付かない大きなコトが起きた後であり、遅すぎであります。

一方、SMAP解散発表とほぼ同時期にひっそりと表沙汰になった社会的影響皆無なこっちの女の子たちの解散の原因は、組織以前の個人としての自己管理意識と倫理観の欠如であり、そもそもそういう形でビジネスを行っている以上女の子は商品なんですから、そんなリビドーにまかせて商品に手を出しちゃダメです。とはいえ、ジャニーズでもトップがリビドーにまかせて商品に手を出(以下略

2016年08月14日

SMAPの件の一連の報道・弄られ方を見るに、巨人の賭博疑惑の報道の件と被るのです。
かつては圧倒的な人気を誇り、もし今もそのままであったならその人気を盾に報道を封殺することもできたかもしれないのに、コンテンツとしての相対的な求心力の弱体化により、もはやそれもままならない状態のまま、噂レベルの記事を含めてつまびらかにされてしまう状態。

ジャニーズ 【解散】1967/11/20(渋谷公会堂コンサート)
フォーリーブス【解散】1977/08/31(東京厚生年金会館コンサート)
JOHNNY'S ジュニア・スペシャル【解散】1978年
イーグルス【自然消滅】1985年頃
シブがき隊【解隊】1988/11/02(東京厚生年金会館コンサート)
THE GOOD-BYE【活動休止】1990/03/31
男闘呼組【活動休止】1993/06/30(高橋一也の事務所解雇による)
光GENJI【卒業】1995/09/03(名古屋市総合体育館コンサート)
忍者【自然消滅】1997年頃
NYC【自然消滅】2015年頃
SMAP【解散】2016/12/31

意外にジャニーズ、売れなかったのを除けばきちんと止めるときには「解散」をしているのですが、今回は男闘呼組レベルの具合の悪い感じでの活動取りやめをこういう形で広く公表しなければならない状況であり、それは先述の通りコンテンツとしての相対的な求心力の弱体化ともうひとつ、事務所の制御範囲を超えるレベルの国民的人気のためなのかとも想像できるのですが、ジャニーズ事務所で今後このレベルになる可能性があるのは今の状況見るに嵐以外になく、正味のところ、ジャニーズ全体の「終わりの始まり」感を感じざるを得ないのです。

2016年08月11日

男女ツインヴォーカル大好きなんですよ。
たぶん中学生の頃にBarbee Boys聴いたせいだと思うんですけど、もう男女ツインヴォーカルってだけで評価2割増しなレベルで。で、最近タワレコ行って面出しで陳列されてるのを試聴機で聴いてうっかり買った男女ツインヴォーカル2枚。

MARQUEE BEACH CLUB / Flavor (Album)
水戸ベースで活動しているバンドですが、ここまで「ポスト・サカナクション」なバンドを初めて聴いた。正味「ポスト・サカナクション」的なバンドはいっぱいいます。でも彼らが開通させた道路に「ちょっとお邪魔しますよ」的に堂々と乗るにはそれなりの音楽偏差値と覚悟がいるわけで、そこにここまでがっつり乗っかってきたのは初めてではないかという感動。

本家以上に下衆なJ-POP感がたまらなくいいのですが、M-3の「ギターバンドのリフで回して引っ張る感」と「ダンスミュージックのミニマル的な気持ちいい感」を融合させたような感覚はもう独特ですごくいい。ポスト的なところから独自なところへ行ってしまえるポテンシャルも感じさせる、茨城のバンド。ROCK IN JAPANは茨城枠を設けるべき。




BABAGANOUJ / Pillar og Light (Album)

オーストラリアの♀2×♂1のスリーピース。このアルバム、ジャケットだけで2階級特進させたくなるのですが、内容も素晴らしい。
言うても90年代ギターバンド的な、言ってしまえばアノラック的な音をこの21世紀に出してるだけの馬鹿野郎どもなのですが、もういちいちメロが立ってるのでもう何も否定できない。スコットランドならわかるんですけど、何でオーストラリアからこういう音が出てくるのかは全く理解できないのですが。
バンド名は日本流通盤では「バブガニューシュ」となってますが、これから流通がメジャーになってカタカナ表記が前とブレて問題になるくらいになってほしいと思います。

2016年08月09日

新星堂 閉店のお知らせ

続いて次は新星堂の話です。8月末に一挙4店舗閉店。そのうち3店舗は2015年にオープンさせた店舗。
一時、本当に大変にヤバげな感じになっていたのですが、WonderGOOを経営するワンダー・コーポレーションの傘下に入ってからは、本社が荻窪からつくば市の郊外に移転するという屈辱はあったものの多少落ち着き、閉店する店舗もあるもののその分新たな店舗をオープンさせるだけの体力も戻って来ていたのですが、今年に入って何だかまた微妙な感じになってきました。

過去当サイトでカウントしていた新星堂の店舗数。

2011/06:157
2012/09:140
2013/08:128
2013/10:130
2014/10:134
2016/03:120
2016/09:114

年ごとの増減で行くと以下のような感じ。

2011:+6 -9
2012:+1 -15
2013:+2 -12
2014:+12 -10
2015:+5 -14
2016:+0 -14(8/31まで)

ヤバいです。体力ないです。で、何でこういうことになっているのかというと、親会社がこんなだから。

2015/02/15 WonderGOO トヨタ店 閉店
2015/05/31 WonderGOO 倉敷店 閉店
2015/07/26 WonderGOO 相模原店 閉店
2015/08/14 WonderGOO 宇都宮店 閉店
2015/09/06 WonderGOO 鎌倉手広店 閉店
2015/09/22 WonderGOO 横浜ザ・ダイヤモンド店 閉店
2015/09/30 WonderGOO 榛原店 閉店
2016/01/31 WonderGOO 天王台店 閉店
2016/02/26 WonderGOO 春日部店 閉店
2016/04/24 WonderGOO 津南店 閉店
2016/05/18 WonderGOO 川内店 閉店
2016/05/18 WonderGOO 姶良加治木店 閉店
2016/05/18 WonderGOO 鹿屋店 閉店

WonderGOOは現状で全国で81店舗ですから、割合としては相当に厳しい。
そしてさらにWonderGOOの親会社のスーパーカスミも決して順風満帆ではないわけで。

だから一番怖いのは、親会社とかその親会社とかはCD売って食うてる訳ではないので、その経営判断として「もうCD売るのやめるわ」ってなったら、全国114店舗吹っ飛ぶということで。
正直、ない話じゃないんですよ。なかなか痺れる状態です。