Hatena::ブログ(Diary)

WASTE OF POPS 80s-90s

9999年01月01日

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2018年02月18日

土曜日は劇場版ゴキゲン帝国@渋谷WWW。
リーダーの白幡いちほによるセルフプロデュース型のアイドルグループ。彼女は元々人力舎所属の芸人で正味その流れで展開されている側面もあるため、そこここで笑かそうとするものの、原則メンバーはガチで上昇志向あり。観ていてそのモチベーションの高さは否応なしに伝わってきます。

フロアはモッシュ、ダイブ、リフトあり。昨今WACK勢やらまねきケチャやらPassCodeやら、元々フロアのオタが荒ぶりがちなグループで次々に規制が強化されている中、公式に認められている現場はけっこう貴重。
そのせいで吹き溜まったかわちゃわちゃしたオタの割合が非常に多く、でも曲に合わせず勝手に暴れるような無茶もなく、彼らとステージ上のメンバーとのコミュニケーションも含めた独特の空気がある意味このグループの味になっているような。
ROCK IN JAPAN等ロッキンオン系のフェスの徹底的なオーディエンス制御に違和感を持ったラウド・パンク系のバンドが、次々に自分たちのルールで運営する自主フェスを立ち上げたのですが、その現場の空気感の差異に近いのでは、というのは多分言い過ぎ。

そろそろWWWのワンマンを完売させるくらいの動員まで大きくなり、今回はメンバーでなんでもやるところから離れ、相当いろんなサポートを得て開催されたとのこと、完全な自主制作に過度にこだわった結果、悲惨な末路をたどった生ハムと焼うどんの事例もありますので、必要なところで必要な範囲のサポート入れるのは正解だと思います。
が、今回4人編成の生バンドがバックを務めたのですが、ギター2名とベースとキーボードという編成で、ドラムは何故か録音音源ダダ流し、かつ4人も譜面台めくりながらのプレイでありまして、生バンドの意味あんまりなし。本人たちの歌もパフォーマンス優先のためか完全な生歌ではなかったので、そこらへんの事情もあったための措置なのでしょうが、どこに力を入れるべきかの判断が何かちょっと違うような気がしました。

それでもモチベーション・チームワークの高さは相当であり、今後それなりに大きくなるのを期待できるような。ただ、彼らはオフィシャルの写真で便座被ったり、今回のライブのタイトルも「クソイベ」だったりしますので、万が一今後メジャーに行くようなことがあった場合、BiSHが「新生クソアイドル」というフレーズをエイベックスから咎められた事例のようなことがあると、彼女たちもいろいろ大変です。

2018年02月16日

今日は更新しないつもりだったけど、昨日の疑問がおよそ解決したのでそれだけ。
mol-74が「もるかるまいなすななじゅうよん」になるのは、「mol」を単位記号と捉えた場合、その語源はドイツ語の「Molekul(uにはウムラウト付き)」だからではないかと。正確に読むと「もれくーる」に近いですけど、何となく合点がいきました。でも読めない。

これだけだとナンなので、最近仲間うちで局地的に流行しているエアーバンド「ふゆのどうぶつえん」の音源にリンク(Soundcloud)。ペーソスなのか単なる思い付きのネタなのか極めて判じにくい歌詞の「ももじろう」。
というか最近は、アイドルっぽいナリはしてるけど、それを看板にするだけして実際は適当に好きなことやってるだけのグループが多いような気がします。それはきっと正しいことです。

2018年02月15日

mol-74 / (Saisei) (Mini Album)

このバンド名表記で「もるかるまいなすななじゅうよん」と読みます。読めるか馬鹿。他は何とか理解してもどっから出てきたんだ「かる」は。

それでも音はいいです。こういう澄んだ音のバンドって考えてみたら日本にあんまりいないなあ、と思いました。スロー目の曲はSigur Ros、アッパー目の曲はJonsiのソロの空気感をドメスティックなメロディーに思いきり寄り添わせるとこういう感じに近くなるのか。
今の限界までは頑張れているとは思うのだけど、アレンジや録音でまだまだスケール感はアップできると思うので、何とかもう少し売れてレコーディングにお金をかけよう。待ってます。

しかし、リリースされた当時は「うわあかっこええなあ」だけだったWeezerの1stは、数年たって振り返ってみるとそれ以降の様々なバンドの音のベースになった、タイムライン上重要なアルバムであることがわかったものですが、Jonsiの「Go」も、そろそろそういう他への影響・波及という視点でもって語り直されなければいけないアルバムなのではないかと思う次第。

2018年02月12日

先日「具体的にはまだ確認できていませんが、何店か閉店したとの風の噂もあったりして」と申し上げましたが、気になって仕方ないので行ってきました。愛知県豊田市に。

豊田市には所謂大手のCD/DVD店チェーンは出店していませんが、単独経営のCD店が、駅前の商業移設内、東部郊外のイオン高橋店内、南部住宅地の路面店と3軒存在していました。
が、そのうちイオン高橋店内と南部住宅地の店が揃って1月末頃に閉店との話が入ってきたもので。元々栄から大須あたりの中古屋をざっくり確認したいと思っていたので早起きして日帰りで。

結果。
イオン高橋店内の「アビィロード」は、完全に撤収完了して休憩所になっていました。イオン店内なので写真は控えましたが、椅子とベンチが何脚か無造作に並んでいるだけの状態。

南部住宅地の路面店「サウンドハウスカワムラ」も完全撤収完了の模様です。店名の看板は黄色く塗りつぶされ、新譜告知等のために店外に設置されていたフレームも全撤去。

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間違いなく2店とも閉めていました。
ただ、アビィロードの方はいろいろ検索していくと11月の時点で閉店を告知していたようですので、例の星光堂の件とは無関係に閉店のようです。が、サウンドハウスカワムラの方はほとんど告知もないまま急に閉店したようですので、こっちは卸との折り合いの問題が原因にある可能性は否定できません。

もう、噂が聞こえてくる個人店はもう確実に閉まってる感じで、聞こえてこないところで果たしてどれだけの店が閉まっているのか。

2011年頃から全国のCD/レコード屋巡りを行っているのですが、それに先んじてほぼ半年かけて「全国CD/レコード店一覧」を作成して、それに基づいて動いていました。が、メンテナンスが雑なだったこともあり、何とも使いにくくなってしまったため、現在ほぼゼロベースで作り直しているのですが、ちょうど今「個人経営のCD店」の確認を行っているところでして。本当に今現在営業しているのかどうかわからない。困る。

ついこの間も東京都内の店舗の確認していたら、両国の個人経営店が2017年の夏頃には閉店していたことを知り。マジかと思って見に行ったらジンギスカン屋になっていました。

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あと、西武池袋線の東長崎駅前商店街にあった山根楽器も、いろいろ調べる過程で11月の段階で閉店セールを始めていたことがわかったので、ああもうこれあかんわと思って見に行ったら12月18日でお亡くなりになっていました。

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2年前に東京23区内で生き残っている「街のレコード屋」は32店舗だと申し上げましたが、そこから2年経ち、両国の交楽堂と東長崎の山根楽器の他に、武蔵小山のMMP1号店と巣鴨の後藤楽器店も閉店しています。少なくとも2018年2月現在、東京23区内で生き残っている「街のレコード屋」は2829店舗以下、ということになります。

<訂正>
松陰神社前のピエス・マキは移転して営業を継続していることがわかっているので、「29店舗以下」が正解です。ごめんなさい。

あと、今回「アビィロード」という屋号の店が閉店になりましたが、この屋号は別に資本関係なくても日本全国にいっぱい同じ名前の店があったわけです。気持ちはわかる。
が、千葉県松戸市のアビーロードが2016年12月に閉店したり、高知県のアビーロードはCD/レコードの商いを諦めて古着等の古物扱いに特化したりした結果、現在日本で「アビーロード」の屋号でCD/レコードを扱う店舗は、浜松市の中古専門店と堺市泉北の路面店の2店舗のみになりました。
そのうち、泉北の「アビイ・ロード」の方、その屋号を付けてオープンした時の志と、今のニーズとの間には悲しくなるレベルの乖離があることをグーグルストリートビューが教えてくれました。それでも頑張ってほしい。

<補足>
「街のレコード屋」の定義を掲載してなかったため、誤解されている方がいらっしゃるようなので補足します。29店舗以下なのは「チェーン展開を原則行っていない(主に個人経営)、主に国内新譜を扱う店舗」です。タワレコやらTSUTAYAやら輸入・中古盤専門店まで入れると東京23区内まだ数百店舗あります。

2018年02月07日

ジャニーズ写真ネット解禁!スマホ市場の変化に対応

これによって目も当てられないクソコラが蔓延するとかいう状況も見えず、むしろこういう遊びに興じて楽しんでいる方々もいて、ジャニオタはやっぱりいろいろとブレずに強いなあと思うわけですが、記者会見での写真やCD/DVDジャケット画像のネット掲載は解禁されても、恒常的に配信やサブスクに楽曲が提供されることは相変わらずそんな気配もなく、また雑誌の表紙のネット掲載については今のところかつてのままのようです。

やはり今回の解禁は限定的なもので、それはネット上の顔出し・ジャケ出しに将来的な事案も含めてメリットがあると今回判断したからであって、「ビジネスとして意味がある」ところ以外には一切妥協しません的思想は不変なんだろうなという感想。

もう7年以上前か、ブログに移行する前にこんな遊び(下の方、4/21分)をしたことがありますが、これはこれで風習としては「とある地方の奇祭」的な面白みはあるので、残しておいていただいても全然かまわないと、私は思います。
「民間によるジャニーズ機関誌」的存在のひとつである「ポポロ」などは、最新号の紹介ページにそもそも表1を掲載する場所がないという潔さですし、あと集英社は明星のサイトの表1イラストはもう歴史も随分長く、何とも味のある名人芸の域に達していますので、ここらへんは何というかある意味「ネット文化財」としていつまでも実施していただきたいと思ったりも致します。
Just the way you are.

2018年02月05日

米小売チェーンのベストバイ、6月中にCD販売からの撤退報道 他チェーンも追従か

そろそろ我々もこういう事態を覚悟しなければいけないのかもしれません。全米のベストバイは検索した限り約1300店舗。全店でCDの取り扱いをしているわけではありませんが、ただでさえCD/DVDの専売のチェーンが消滅したアメリカでは、このCD販売店の減は相当なインパクトのはずです。
それでももう向こうは相当数がサブスク型に移行していますので、数のインパクトはあっても消費者に対するインパクトは屁みたいなもんでしょうけど。

翻って日本。全国で新譜CD販売をしているのはいろいろ全部合わせて恐らく3000店舗以上4000店舗未満くらい。
タワーレコード・HMV等大小のCD/DVDチェーン店が全国で約350店程度。CD販売を扱うTSUTAYAが約800、ゲオも800弱。CDも扱う総合書店。家電量販店。
それらの大きめのどこかが「もうCDやめまーす」と言った時点で100とか減る可能性。TSUTAYAかGEOが社の方針として今回のベストバイのように一括でCD販売をやめれば、それだけで全国の約1/4が吹き飛ぶ計算。そして延々言っている通り、3月以降唯一の大手卸となるハピネットがCD/DVDの取り扱いをやめると、全国の中小以下の店舗はおよそ行き場を失います。

星光堂の撤退によると思われる閉店、最初聞いた時に想像したよりは今のところは軽微ですが、たとえば埼玉県所沢市、西所沢駅近くのこちらのお店。

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1/31に閉店されましたが、1月中旬になって急に、まだその際には閉店とは謳わず「当店始まって以来の大セール」と銘打って割引販売を始め、結局その月末で店ごと終了ということですので、やはり何かかかわりがあるのではと考えざるを得ません。
その他、具体的にはまだ確認できていませんが、何店か閉店したとの風の噂もあったりして、正直ヒヤヒヤします。

そしてTSUTAYAはこの2月、ジェノサイド状態再び。

2018/02/18 TSUTAYA 新琴似店
2018/02/18 HIRASEI遊TSUTAYA 亀田店
2018/02/20 TSUTAYA 松原店
2018/02/24 TSUTAYA ビッグボックス東大和市駅前店
2018/02/25 TSUTAYA 浜館店
2018/02/28 TSUTAYA 厚別ひばりが丘店
2018/02/28 TSUTAYA 西新井店
2018/02/28 TSUTAYA 六本木店
2018/02/28 TSUTAYA 恵比寿ガーデンプレイス店
2018/02/28 TSUTAYA 三崎店
2018/02/28 TSUTAYA 北花田店
2018/02/28 TSUTAYA 西神中央駅前店
2018/02/28 TSUTAYA アップルクラブ平生店

月次閉店数では8-10月を越えて今年度最高値。上記はこれまでに拾えたものだけですので、月末までにまだ増える可能性もあります。
今回目を引くのは六本木と恵比寿の超都市型の2店舗。六本木の場合は近くの欅坂に大変にお洒落なTSUTAYA TOKYO ROPPONGIがあるので、こっちはもうお役御免的な感じもするのですが、恵比寿ガーデンプレイス店はちょっと驚きです。都市型旗艦店として、ここでの実験がその後「蔦屋書店」ブランドのコンセプトになったとも言われる店ですが、オープンから24年を経て遂に。
「その蔦屋書店に本格的にリニューアルするだけちゃうん」との憶測もありますし、私もその線を支持したい組ですが、果たして。

私がCD店舗の開店閉店の観察を始めたのは2011年頃。正味の話「看取る」気満々だったのですが、途中で一度「けっこうしぶといやん」と思ったこともありました。しかしここ数か月のいろいろで本当にもうすぐ終わるのだなあという気持ちがようやくひしひしとしてまいりました。
正味、ミスチルもB'zあたりも既に軸足はライブと物販に移し、AKB系やジャニーズも枚数や順位は気にしますが、もはやCDの売り上げのみに依存したビジネスモデルではありません。依存が残っているのは、そこそこ知名度はあってもライブの大きな動員が見込めない中堅あたりと、地下アイドルのごく一部くらいでしょうか。
したがいまして「CDが世の中に存在する必然性」も、もうすぐなくなります。残っているのは「物として持っておきたい」という熱心なファンの気持ちと、我々おっさんのノスタルジーだけです。それでどこまで支えられるのか。自信がない。

2018年02月02日

Simple Minds / Walk Between Worlds (Album)

もう何かここんとこCDの感想か星光堂のことしか書いてないけど気にしない。

80年代から90年代にかけてのUKバンドは、ふとしたきっかけで世界的にメジャーな存在になったりなりそうになった、その次のアルバムで、アメリカを商圏に狙ったような、もしくはスタジアムクラスでのライブを前提にしたようなスケール感満載の音にしてしまっては、元々のファンが困惑したり結局身の丈に合ってなくて長続きせずに人気がシュリンクしてしまったりという事例が散見されるわけです。
ものすごく具体的に代表例を挙げるとSimple MindsとJamesですね。ただ、Simple Minds以降James以前に、スケール感満載の音でアメリカに打って出てそれ以降完全に勝ち切ったU2という事例もあるため、何が正しいのかを判断するのはなかなかに難しいのですが。

そのSimple Minds、彼らは1986年の「Once Upon A Time」、1989年の「Street Fighting Years」あたりをスケール感と人気のピークにして、しかしそれ以降徐々にまた身の丈に合わせてスケール感地獄からの転身を図り、しかし売り上げのスケールもそれに比例して下降、それでも数年に1度アルバムを出せばチャートの20位までには入るくらいという位置取りをキープしながらここまで来ました。
一時メカメカしい音メインに戻りつつも、ここ数作はアレンジの具合が全盛期並みに大きな感じになり、でもメロと歌がいまいちだったり、たまにスケール感のあるメロディが出てきたと思ったらその曲に限ってアレンジが割と地味だったりとか、何かいまいち噛み合ってなくて微妙に残念な音続きだったのですが。

今回ここに来て21世紀では最高傑作登場、まずリードトラックの「Magic」が最高。ようやくメロとアレンジのスケール感が噛み合い、今の身の丈で出せる最高のバランスの佳曲。それ以降も無理しない程度に気持ちよくアガる音あり、メカメカしい曲あり、ハードロックのようなリフの曲あり、「俺たちなりの集大成」感あふれる1枚になっています。
昔からおっさんぽいのか童顔なのかよくわからなかったジム・カーも、ただのリアルおっさんになりましたが、なった甲斐もあったってもんです。

で、結局何が言いたいかというと、世界的にメジャーな存在になりそうなところでそれまでと何も微塵も変えないままアメリカに打って出て、スタジアムのライブでもそれまでと全く同じ音を出して、それでも世界相手に圧勝したDepeche Modeが最強ということです。

2018年01月30日

オリコンがランキング改革 CD売り上げでは流行追えず

例えばアメリカのビルボードHOT100は、2005年にダウンロード実績を追加し、2007年にはストリーミング実績も追加したチャートになっていますので、オリコンあんまり遅すぎると言われれば間違いなくそうなんですけど、このタイミングで発表というのはなかなかに感慨深いと思うわけでして。
というのはこの件、これまでに2回(1/101/21)ここで言及してきた、星光堂の卸業務のハピネットへの譲渡の件と繋がっているのではないかと。

オリコンのヒットチャート集計の歴史は、売り上げデータの精緻化の歴史でもあります。これには当然小売店の売り上げ実績をどのように正確に吸い上げるかという点が重要になるわけですが、その仕組みを昔からずっと提供し続けてきたのが音楽卸企業最大手だった星光堂ということでありまして。
星光堂のサイトには現在のその仕組みの概要があります。

見ればわかるように、これはオリコンのための仕組みではなく、各店の売り上げ実績や傾向をいち早く察知して各店の状況に沿った商品提供を行うとともに、全体としてメーカーからの仕入れを調整したりという、取引先である各店舗の業務支援及び自社業務の効率化最適化のためのものですが、そこで得られる数値は相当に正確な売り上げデータでもあるため、オリコンがそれをチャートデータの精緻化に活用していたりもしたわけです。

その後外資系のCDチェーンが入ってきて商品流通の形が多様化したり、インターネットの普及で売上情報のやりとりの仕様が大きく変更されたり、状況はいろいろと変わっては来たでしょうが、それでも小さなお店からのデータも含んだ正確なチャートを作成できた背景には星光堂の存在があったことは間違いなく。
一時独自でヒットチャートを発表していたプラネットという企業の本業はシステム屋で、星光堂のシステム開発を請け負っていたのがそのプラネットだったという話もあったりしまして。
その仕組みの音楽業界への影響はそれなりに大きかったのだろうと思います。


ダウンロードやストリーミングもチャートに加味すべきという話は恐らく相当前からオリコンの内部にもあったと思います。それでも、重要でかつ功労者でもある取引先のことを考えたのか、もしくは過去からの「しがらみ」的なものもあったのかもしれません。とにかくメインチャートはパッケージのみで、という路線から動かすことができない理由があった。
それが、遂に星光堂がその卸業務からすっぽり離れることになったため、これまでの様々な考慮配慮が不要になり、その結果このタイミングでこういう発表になりましたという線。
上記概ね状況からの私の推測にすぎませんが。


あとこれ絡みでもう1点。
ハピネット以外にメジャーを扱うCD卸はないというような感じで言ってましたが、すみません言い過ぎでした。中小でまだいくつかそれらの業務を行う企業はあります。

音の岩泉
札幌拠点。北海道内を縄張りにして卸の業務を行っています。

音光
広島拠点。謎のCD店チェーンBIGの運営元でもありますが、会社としてのメインは卸業務。

ムジカインドウ
福岡拠点。天神のCD店のむしろこっちが本体。全国の生協系中心に書籍まで含めて卸しています。

ただ、たとえば他の小売店がこれらの企業を頼ろうとしても、今からこの業態で、営業所を新しく作ったり人新しく雇ったりしてガンガン業務拡大するべ、という判断はとてもできんでしょうから、じゃあどんどんこっちの企業に乗り換えればいいじゃん、みたいな話にはなりにくく、やっぱり業界大変そうなことには変わりありません。

とりあえず、今は見える範囲での動きは既報のバンダレコード2店舗のみですが、新会社との契約は3月1日からのスタートですので、来月何か出てくるのか出てこないのか。大変にイヤなドキドキ感。

2018年01月28日

Dream Wife / Dream Wife(Album)

周りのロケンローな属性の友人たちが総じて色めき立っていたのでStarcrawlerのアルバムを聴いてみたのですが、ものすごく腑に落ちた。あちこち「ぽさ」は満載だけどどれか特定の60-70年代既存バンドの模倣をしているわけではない。なのに2018年にこういう音を出して全くオルタナ臭サブカル臭がしない。完全な王道。音の傾向は違えど位置付け的にはガンズの1stアルバムに近いですよ、これ。

で、自分はどうかと言えば、時折Starcrawlerと比較されているDream Wifeの方がグッと来る。影響を受けた音の消化の仕方とか近しいところはあるのだけど、あっちは間違いなくLAの音で、こっちは決定的にUKの音。臭い立つオルタナ感。
最近はどこにいてもどの国のどの地域の音楽でもおよそ聴くことができ、実際だんだん地域による音の特徴はなくなってきたなあと思っていたのだけど、まだこれだけ差が出る。おもしろい。