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WASTE OF POPS 80s-90s

2017年04月30日

sora tob sakana@恵比寿LIQUID ROOM。



テーブルもない、花道もない。何の細工もない完全ソールドアウト。こんなに人が入ったリキッド久しぶり。
7人編成のバンドが何か複雑なことを始めたと思ったら徐々に曲の輪郭が見えてきて、彼女たちにとってのOVERTURE的なインスト楽曲「海に纏わる言葉」になる。登場する4人。そしていきなり今回私が生でどうしても聴きたかった「ribbon」。もう涙腺に来た。
歪むギター、唸るベース、複雑な構造を叩き出すドラム、音も結構でかい。それでもそこに4人の声が乗るときっちりと「歌」としての形を成していく。
明らかに通常よりもテンションの高いメンバー、でも満員に感極まるとかそういう感じもなくMCも飄々として。

後半、生「まぶしい」からの生「広告の街」でいったんピークに。「広告の街」は生演奏と映像が相まって破壊力倍増。もう「うわあ」くらいしか口に出せない。
時々言ってますがどういうジャンルでも「よいライブになるパターン」というのがあって、演者のパフォーマンスにオーディエンスが熱量でもって返し、それを受けて演者さらに高まりさらにそれを受けたオーディエンスもっとアガる、みたいな正のスパイラル。今回間違いなくその回路に入りまして、本編ラストの「夏の扉」に至る頃にはもう会場に何か降りてきたのではないかと言いたくなるようなみちみちの空気。
「いいライブ」じゃなくて「すげえライブ」でした。

過去の生バンドでのライブはサウンドプロデューサーで今回もギターで参加している照井氏主催のイベントくらいで、要するにバンドの人間が集まった「ついで」。
アンコール前に照井氏が「これまでも生バンドでやりたかったけどできなかった」「アルバムのジャケットがイラストとかMVがアニメとか今回初めてできた」と言っていましたが、要するにお金やパワーをこれまではかけられず、ここ最近になってビジネスとして回り出し、ようやく当初の構想が実現できるようになってきたということであり。
それは素直によかったと思ったのですが、同じく照井氏の「自分が出たライブでこんなに盛り上がったのは初めて」「これまで自分のバンドでは『内に内に』『緻密に緻密に』という感じだったから」という言葉が今後を示唆しているような気がして。
今後の楽曲、これで恐らく何かが変わってきます。先日、大きくなれるにしてももう1ステップくらいか、と言いましたが、その楽曲によってはもっと大きくなっていけそうな気もします。

で、次の生バンドワンマン決まったのはいいんだけど、WWW Xって何でむしろ会場小さくなってんねん。
取られへんかったんでしょうか。グループの今後の成長を阻む原因が会場不足問題なんだとしたら、それはとても悲しい。

<追記>
7/17のWWW Xのワンマンはバンドセットではない模様です。バンドセットなのはその前日16日のピエールフェスです。すみません。