alt-J@赤坂BLITZのライブのこと

11月24日はalt-J@赤坂BLITZ。今は施設名に「マイナビ」って付いてるけど赤坂BLITZ。
2015年のO-EAST公演はシンプルなセットでサポートも入れて4人編成だったのですが、今回は完全にスリーピース。元々ほとんどの曲がベースレスなのですが、それでも3人でやるのは無茶だろうと思ったら本当にやる。ほぼ完璧にやる。
特にドラムが化け物。通常のドラムのビートを打つ隙にすごい勢いでパーカッション的なリズムも回していく。だいたい1人2役分。

また、ただでさえおっさんだらけなのに人が減って更に舞台上に華がなくなったことへの対策か、照明の演出が結構派手に。特に舞台上の8本×7組のLED筒が装備されていて、それが大変にいい仕事をします。
時には音に合わせてメーターのように、時には8本揃って抽象画のような模様を描いたり、時には青い全体照明の中水泡のように。
演奏も演出も大変に素晴らしく、堪能いたしました。

で、前回もかなりのもんでしたし、ヨーロッパではほとんどの国でアルバムがベストテン入りしている中、日本ではこの知名度ですから仕方ないのですが、今回は私が国内で行ったライブ史上最高の外国人比率。下手したら3割いたんじゃないでしょうか。その結果、会場のノリがほぼ欧米化。
なぜこの曲がこんなに盛り上がるのか。なぜこんな曲でシンガロングが起こるのか。そもそもバンド側も何でそんな曲で手拍子やシンガロングを求めるのか。
楽しかったのでOKですが、これからどういう気持ちで彼らの音源を聴いていいのかわからなくなりました。