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WASTE OF POPS 80s-90s

2017年12月27日

「ラストアイドル」に新展開!プロデューサー5名が2ndシングル賭け楽曲バトル

ぼけっとさしたる思い入れなく見ている分には「ラストアイドル」は実にちょうどいい番組です。というか、むやみにこの先を推測というか妄想したくなる仕掛けが山ほどあります。
この2ndシーズンの発表はかなりアガりました。これものすごく練られているのではないかと。そして秋元先生まわりが抱えているいろんな課題をこれで解決しようとしているのではないかと。

まず、ラストアイドル名義の「バンドワゴン」。良い曲です。が、「秋元康の考える良い曲」の範疇の中というか、作曲は欅坂「世界には愛しかない」の白戸佑輔氏ですし、編曲は乃木坂「バレッタ」「サヨナラの意味」の若田部誠氏ですから、楽曲としてはもう何の冒険もありません。
だからこそこの2ndシーズンに5人のプロデューサーを連れてきたというのは、そういうパターン化からの脱却を図ったのではないか、番組という枠組みの中だからこそそれだけの実験ができるのではないか、と思うわけです。
モーニング娘。の3期オーディションで選ばれた時点で「絶対的エース」の呼び声高かった後藤真希をメンバーに迎えた直後にもかかわらず、それまでのグループの楽曲の流れや空気感全無視した超バクチ曲「LOVEマシーン」をぶち込み、結果国民的大ヒットまで持って行ったつんくも、います。

あとは、1stシーズンの個人戦的様相から次はグループ単位の競争になるという点。
今後の流れを無闇に想像すると、2ndシーズンで5グループに順位が付くことになるわけですが、下位の1-2グループは解体されてしまうのではないか、そして解体されたメンバーはまた「挑戦者」として他の完全な新規挑戦者に交じって3rdシーズン開始、みたいな流れを考えるのですが、そうなった場合この形式は、今AKB・坂道が抱えている問題を解決とまでは行かないまでも、相当の改善は果たされるのではないかと思うのです。

AKBグループは熱狂的に受け入れられた際の初期メンが卒業するにつれてブランドの陳腐化が進み、なかなかその熱狂を新メンバーに引き継げていないという課題が既に顕在化しています。
そして乃木坂46も、CD売上の右肩上がりが遂に止まって今年後半のシングルはおよそ横ばい、そしてそろそろ1期メンバーが20代半ばを過ぎ、来年あたりから普通に卒業するメンバーも出てくるのではないでしょうか。今すごい勢いで3期をアゲにかかっているのはそれを見越してのこともあるでしょうが、程度の差こそあれAKBグループの轍を踏まざるを得ないことはほぼ必然。
この状況はどうすれば回避することができるのか。

だとすれば、「グループ」を固定しなければいいのではないか。そのグループ名をブランドにしなければいいのではないか。
メンバーを競わせその結果に応じて複数のグループができる。それら複数のグループのうち最も勢いと人気のあるグループが上に行き、そうでないグループは下に行き、解体される。しかし解体された中でまだ野心のあるメンバーがいれば再度挑戦し、状況に応じて新たなグループができる。そして前まで勢いと人気があったグループが少しでも陳腐化しようものならそれを追い抜いて上に行く。
メンバーとグループ、ダブルの新陳代謝によって常に新鮮さと熱狂を失わない集合体がそこにあり続けるという状態を作ろうとしてるのではないかと。

既にラストアイドル「バンドワゴン」のCD売上は初週の段階で4万枚を超えています。
アイドルブーム以降のアイドルグループで、AKB・坂道・ハロプロを除けば、過去にシングルを一度でもそれ以上に売ったことがあるのは、Perfume、ももクロ、エビ中、仮面女子、でんぱ組、SUPER☆GiRLS。以上です。
4か月の放送でこのレベルにまで持って行けるわけなのでやっぱまだまだテレビは強い。

というか、21世紀アイドルブーム以降を踏まえてアップデートされたASAYANということですね、この番組は。
あとは、5グループ全部同じ日にCDをリリースしてオリコンチャートで一番上位に入ったグループ以外全部解散という、ほぼウリナリ方式を導入していただけるとおっさん大変に満足です。