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WASTE OF POPS 80s-90s

2018年05月28日

27日はamiinAのワンマン@渋谷WWW X。
ようやくの初ワンマンは、感極まって泣きそうになるレベルのライブでした。

amiinAは元々アイドル界隈では屈指のレベルで作り込まれたコンセプトや世界観が特徴ですが、さすがワンマン、怒涛の勢いでコンセプト完全再現。ステージに大規模な立体構造物を設置し、そこにプロジェクションマッピング的に映像を映し出すという凝りっぷり。
オケも一聴して音源以上に分離がよいことがわかるレベルで、リマスターかリミックスかしたんかと思っていたら、miyuちゃんMCで曰く「全部録り直し」とのこと。それはビビる。むしろ生バンドより手間じゃないのかそれ。

そこでようやく、ここまでワンマンをやらなかった意図を何となく理解する。そういう作りこんだ世界観で展開している以上、生半可なワンマンなどできないということです。
その世界をきちんと作り上げてショーとして見せ切るだけの演出・準備物、曲数も。それだけの事前準備を可能にするための予算組みまで。ようやく必要なものを揃えることができたということなのでしょう。
生バンドではない形でそういう音の凝り方をしたのも、少なくとも今回はステージ上に構築した「2人の世界」に他者は立たせないという意図なんじゃないかと。

そして、それだけ演出をがっちり組み上げてもそれらを完全に従属物にするだけの彼女たちのパフォーマンス。amiinAのダンスは、その大きな手足・体の使い方やストーリー性まで見えるような独特の動きが他のアイドルにはない感じでとても好きなのですが、それがもう圧倒的に強まった状態。見ていて溜息が出るレベルで素晴らしい。
多分ワンマンの大事なパーツとして、彼女たちのパフォーマンスがそのレベルになることも必要だったのでしょう。
かくして全てが万全な状態で揃った結果が、このとんでもないライブ。

フェスとかでたまに見るのは、演者のよいパフォーマンスで場がアガり、その場を受けて更にパフォーマンスがよくなり、場も更にアガるという「正のスパイラル」、これは生演奏でない、アイドルのライブでも発生しうるものだと今回確認できました。
冒頭まず世界観を提示するようなOverture部からの新曲「Jubilee」。音源聴いたときは正直ピンとこなかったのですが、頭サビ一発で完全に場を掴む。場の空気が変わる。その高まった空気を維持するどころか更に上げにかかる。

最高だったのは、曲間たまに2人の表情がAphex Twinみたいになってたこと。あんな表情のアイドル見たことない。ものすごい「戦闘モード」を感じてゾクゾクした。本当に、そういうライブだったということです。
たぶんそんなモードにまで入り込むことは普通の企画ライブではそうないでしょうし、ワンマンは今後会場大きくなっていくでしょうから、そんな表情まできちんと見られるのはこれが最初で最後かもしれない。

発表された2ndワンマンは赤坂BLITZ。キャパシティはWWW Xの倍です。ここからそこまでどう攻めていくのだろう、とは思うけど、正味このワンマンで確実にひとつ次元が上がったので、案外あっさり埋めちゃうのかな、とも思ったり。
とりあえずやべえから一度観てみてください。