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WASTE OF POPS 80s-90s

2018年06月06日

眉村ちあき / 目尻から水滴3個、戻る (Album)

アイドル界隈の裾野が広がるのに伴っていい加減なのも増えてきて、でもさすがにそういうのは一瞬で淘汰されるか、素行不良で脱退→解散のコンボ決めるか、運営が売り物に手を出して全部お釈迦になるとかですが、逆にアイドル界隈の楽曲・活動の自由さを踏まえて女の子が自分で「やりたいことをやりたいようにやる」ために、アイドルという体を使って世に出てくるというパターンも散見されるようになります。
何故かPinokkoに芸名を変更した里咲りさ社長、今は亡き生ハムと焼うどん、大森靖子も出っぱなはそういう感じに見えました。

彼女はそういう女子の最新形。株式会社を設立し、音楽がやりたい放題だけでなく、物販でガチで株券を売ったりする女。

以前、「男は音楽を作るときジャンル等の形から入りがちですが、女は形以前にもっと衝動や念が優先されることが多い」と書きました。
彼女の場合も、男のありがちパターンのようにある一定の音楽のジャンルが好きだからみたいな形で音楽表現を始めていないことは明白ですが、女子的な衝動や念も少なくとも今のところやってる音楽からはほとんど伝わってこない。
つまり何で音楽をやっているのかのレベルで全く理解できない。そんな会社を作ってまで自分で全てをやり、歌を作って歌うことのモチベーションが見えてこない。でも、ここまで「やりたいことをやりたいようにやっただけ」の音源を私は今までに聴いたことがない。

M-1「クリーニングCD」は本当にクリーニングCDそのまんまです。全くヒネりがありません。M-9「ちゃら(CHARA)」もこのタイトルそのまんまです。どういう歌の感じか予想していただいたらだいたい当たりです。怒られるレベルです。
そしてそんなまんまの曲以外、何か言いたいことがありそうででもよくわからない、作詞作曲編曲トラックメイク全部自分でやった、チープだけどただ天才的にキャッチーな曲が並んでいる。

何が彼女をそこまでさせるのか。純粋な表現欲求だけで、もしくは自己顕示欲だけでここまでできるのか。少なくとも女子でこういうタイプ知らない。彼女の存在が非常に薄気味悪いわけですよ。8月に無理くりLOFTを取ったらしいので、とりあえず行ってみようと思います。わからなければ、観る。