Hatena::ブログ(Diary)

WASTE OF POPS 80s-90s

2017年06月30日

3776 / 公開実験 <山梨盤>
3776 / 公開実験 <静岡盤>

アイドルを楽曲派糞親父として俯瞰するように眺めています。もはや「楽曲派」と言っても様々なグループが登場し、もう一筋縄ではいかないわけですが、いろいろ聴いているうちにやっぱ各グループぞれぞれいいところは違うのだなと思ったりもしています。

sora tob sakanaは「アイドル的な楽曲」の枠を壊してずいずい闇雲にその幅を広げている。
amiinAは新譜は音としては前作よりは落ち着きましたが、それでもパフォーマンス含めてのスケール感はさらにアップしている。
大阪☆春夏秋冬はあれだけの歌とダンスをアイドルの看板を背負ってやりきることで、アイドルの懐をどんどん深めている。
フィロソフィーのダンスは、様々な洋楽の意匠をきっちり消化して、音楽としてのバラエティを増やしている。
そんな感じで。みんな違ってみんないい。

で、問題は2年前に楽曲派を困惑の海に叩き落とした3776ですよ。妙ちくりんとしか言いようがない楽曲群と、アルバム通すと3776秒というこだわっている割には誰も得しない構成。
唯一のメンバーだったちよのちゃんが受験のために一時休止し、戻ってきたタイミングで出されたこの告知。

3776 Season#4について

楽曲の方向性がどうこうじゃねえ。「アイドルグループ」という既定の概念すら捨てにかかっているこの状況で、この日の富士宮でのライブを観ていなかった方々以外にはおよそ謎のこの内容。しかし、この日のライブで披露した楽曲4曲をまとめたこのCD2枚を聴いて嫌になるくらい理解しました。

邦楽が好きな方ならcorneliusの「STAR FRUIT SURF RIDER」のシングルを、洋楽が好きな方ならThe Flaming Lipsのアルバム「Zaireeka」の4枚を2枚にした奴と言えばいいのでしょうか。要するに1枚でも音楽として成立しているけれど、2枚同時がけをして初めて楽曲の全容が掴めるという仕様。

ギター・ベース・ドラムはおよそ共通ですが、メロディは静岡と山梨の双方好き勝手な解釈で進み、ただしサビの一部だけは気持ちよくシンクロするM-1、静岡がベースラインのようなメロディを歌い、山梨がその上にふわふわと乗るような、ただし異様に気持ちの悪いリズム進行は共通のM-2、一番可愛くて合わさると掛け合いのようになるM-3、双方ほぼ同じようなトラックながらメロディやテンポ感の相違が気持ち悪くて気持ちいいM-4。
もう全編石田Pの実験場に女の子2名が供物として供されている状態であり、ちよのちゃん可愛いわあ勢はもうこの何のホスピタリティも感じられない音楽らしきものにとぼとぼとついていくしかないのでしょうか。

それでも俯瞰サブカル糞親父はもうこれ楽しくて仕方ないのですよ。CDJで回そうとしたら、引っ越しして以降一切触っていなかった祟りか完全に片方のPLAYボタンが死んでしまっていたので、仕方がないのでiPadに食わせてアプリDJAY2で同時再生を試みて堪能いたしました。
ぜひ皆様も「俺はちよの推しだから静岡のみ」と言わずに2枚買って遊んでみることを強く強くお勧めする次第。
CDJで頭出しできる環境がベストとは思いますが、なければスマホかタブレットに食わせたうえでDJアプリを使えば比較的容易に2枚同時がけが可能です。M-2,3,4は「せーの」でPLAYボタン押せばOKですが、M-1は頭出しをしたうえで「残り時間」の秒刻みがイコールになるように回すと非常に気持ちよく聴けます。
ぜひお試しを。



2017年06月28日

バンドの配置は何でギターが上手(かみて)でベースが下手(しもて)が多めなのか問題。

VIVA LA ROCKで散々いろんなバンド観て、Theピーズ観て、BAND-MAID観て、チャットモンチー観て、やっぱりギターが圧倒的に上手でベースが下手にいるのですよ。いや、常々思ってはいたことなんですけど。
で、検索してみたところ、はっきりとした答えは出ず、FACEBOOKで知り合いに投げてみても、現役ドラマーも元ベーシストも音楽ライターも参加してくれたのですが結局結論出ず。
ただ、何となくそのプロセスが面白かったので紹介する次第です。

出てきた仮説いくつか。

1.ジャズマンのリズム隊位置取り説
生音で聴かせるジャズやまだモニタースピーカーが未発達だった時代には、ドラマーの特にハイハットの音でベースもリズムキープするため、ハイハットの横つまりドラムの下手にいて、それが伝承された説。

2.ビートルズ由来説
ビートルズはベースのポールが左利きのため、ネック同士が干渉しないようにポールが一番下手にいたわけですが、並び順はそれが伝承された説。

3.花形は上手説

人間の心理として右の方をよく観るため、上手に花形であるギタリストを置く説。

1.と2.についてはそんな多くのバンドがそれに縛られるというのも考えにくく、3.については3ピースバンドでVo&Bの場合も下手にいるバンドも多かったりしていまいち納得度低い。
つうことで、とりあえず思いつく限り並べてみる。

 上手下手備考
チャットモンチーG&VoB
yonigeG&VoB
忘れらんねえよG&VoB
くるりG&VoB
Hi-StandardGB&Vo
MONGOL800B&VoG
10-FEETG&VoB
SHANKGB&Vo
WANIMAGB&Vo
locofrankGB&Vo
HAWAIIAN6G&VoB
TheピーズGB&Vo
UNISON SQUARE GARDENG&VoB
eastern youthG&VoB
人間椅子G&VoB
TRICERATOPSG&VoB
凛として時雨G&VoB&Vo
サンボマスターG&VoB
ACIDMANG&VoB
a flood of circleG&VoB
dust boxG&VoB
back numberG&VoB
People In The BoxBG&Vo上手からDr→B→G&Vo
打首獄門同好会G&VoB
G&VoB
ザ50回転ズG&VoB
My Hair is BadG&VoB
ヤバイTシャツ屋さんG&VoB&Vo
シナリオアートBG&Vo上手からDr&Vo→B→G&Vo
SHISHAMOG&VoB
リーガルリリーG&VoB上手からG&Vo→B→Dr

表はGとBのいる3ピース以下の現役バンドに限定して見繕ってみましたが、本当にいない。表の中ではセンター奥にドラマーがいる標準配置でベースが上手なのはモンパチだけ。
4人編成以上になると数多すぎて思い出すのも面倒臭いのですが、ベースの基本位置がセンターより上手なのはサザン(ただしサポートのリードギターよりは下手)、Mr.Children、UVERworld、サカナクション、フレデリックくらいしか出てこない。とりあえず少ない。

これは日本だけの傾向かと海外に目を移したところ、3ピースで解散したのしないの混ぜて考えても、Bが上手なのはThe Jam、Rush、Primus、Nevermind以降のNirvanaくらいしか思いつかない。
もっと目を移すとオーケストラなんかのクラシック系は上手に低音楽器多めだし、大編成のブラスバンドでも低音楽器は上手後方のイメージ。

さあわけわかんなくなってきたところで、バンドもやってるライブハウス店長より「ハイハットの音でベースもリズムキープするため説、モニタースピーカーよりも生音で聴くことの多いキャパ200くらいまでの箱だと実感あり」という話が出て何となく納得感あって、それということにしておいて一旦お開き。
今は大人数の前でやっているバンドにも小さな箱でやっていた過去があり、どれだけ人気者になっても位置取りだけはその時からそのまんまなんだね、というちょっといい話風にまとめて終了。

きっとモトリー・クルーにも、そんな時代はあった。はず。たぶん。

2017年06月26日

Cigarette After Sex / Cigarette After Sex (Album)

前作のEPでジャケ買いならぬバンド名買いを行ったところ「まごうことなき4AD」と思い、でも4ADレーベルじゃなかったバンドのフルアルバム。
完全に4ADなんだけど、でもよく聴くとアメリカのサッドコアとかGalaxie500あたりに触る部分もあるし、「Velvet Underground & Nico」を聴いていて死にたくなる部分を濃い目に抽出したようにも聴こえる。
似たような音がありそうで微妙になさそうな、不思議な感触のバンドです。

SONIC MANIAで来日するので観に行こうと思います。でもこんなん夜中に聴いたら死にたくなりながら寝るわ。

突如iPod Touchが頑として言うことを聞かなくなって結局1から調教しなおしたり、一個ネタ繰り始めたものの思ったよりも時間かかったりして、こんな感じになっています。頑張ります。

2017年06月21日

Einar Stray Orchestra / Dear Bigotry (Album)

元々弦がずいずい入ったチェンバーポップ的な音は大好物で、かつ最近はsora tob sakanaの影響か、4で割り切れない拍子のリズムの気持ちよさに徐々に開眼しつつあります。
が、そういう感じのバンドは日本ではなかなか見つからないため、世界に目を向けて探せばいた。ノルウェーに。Vo&Key、B、Drにバイオリンとチェロというキモい編成の5人組。しかももう一つの大好物の男女ツインヴォーカルも追加で。前作も紹介したのですが、もう前作よりジャンプアップレベルで素晴らしいのですよ。新譜最高。

譜割りまで微妙でもう何かよくわからんくなったリズムに弦が乗り、さらに開放的でポップでキャッチーなメロが力いっぱい絡む。ああ、今俺これが一番気持ちいいわ。

こういう、元々好きな音があって、アイドルグループのおかげでその音楽的指向が更新され、さらにその更新に見合った新しい音楽を探し出して聴いて気持ち良くなる。最高じゃないですか。新譜最高。
もし私が何年後であっても「最近の音楽は全部糞だわ、昔の音楽はよかったな」とか言い出したら速攻で殺してください。割と本気で。



2017年06月20日

昨日19日はチャットモンチー@六本木EX THEATER。
今回のツアータイトル「機械仕掛けの秘密基地ツアー」ということは、つまり以前インタビューで言っていた「チャットモンチー・メカ」構想がここで遂に具現化されるわけであり、それは行かなければならない。
高橋さん脱退からアルバム「変身」に至るまでの、意地でも2人だけですべての音を出してやろうというライブ、フジロックで初めて観て感銘を受けすぎて、それ以降企画ライブとワンマンと3回がっついて観に行くくらい好きで好きでたまらなかったのですが、サポートを受けての「共鳴」期を経てまた今回2人に戻りました。
「チャットモンチー・メカ」は仮称であり、今回MCで発せられた正式な通称は「メカットモンチー」だそうです。

どう見てもステージ上に弦楽器の類が見当たらない状態で、果たして登場していきなり2人とも鍵盤の前。まるで「エノラ・ゲイ」のようなアレンジになった曲でスタート。どうもメカットモンチー、太鼓部分は打ち込みだが音階のある部分は全部手弾きでやるというルールっぽい。これで最後まで行ったらある意味すげえなと思っていましたがさすがに途中で生ドラムやらいつもの弦やらに持ち替えて、相変わらず2人なのにいろんな編成でかましてくる。楽しい。
これまで頑として使用してこなかったシーケンスも今回は導入してきましたが、でもリズム以外は機械音ではなく事前に手弾きしたベースラインとかキーボードのフレーズを必要最小限に入れてくるレベルで、相変わらず「ふたりでできるもん」道を追求する姿勢は不変。

音源では綺麗にアレンジされていた佳曲群はほぼ骨だけのような演奏になってそれでも素晴らしく、ちょうど今のSHISHAMOちゃんたちみたいな音になってた時期の曲は、えっちゃんG&vo、晃子ちゃんDrのみでもうThe White Stripesみたいなキレキレのアレンジに。これあんた痺れますよ。

毎度毎度言うてますが他のどんなバンド観て感銘受けてもそれでも「現代のメジャーシーンで一番オルタナティブな存在」は彼女たちであると断言できます。こんなに自由でこんなにチャレンジャブルで、でもこんなにポップで人懐っこい。何なのこのバランス。

10代20代のアイドルちゃんたちのライブも観ますが、正直今一番「こいつら本当に可愛いな」と心から思えるのは彼女たちかもしれません。円熟の可愛さです。最高のミュージシャンであり最高のアイドルでもあります。つまり大好き。

で、昨日後半になってえっちゃんの声が辛そうになってきて「行けるところまで行く」宣言が行われる状態だったのですが、翌日の本日は案の定これ。観られてよかった。
でも上記の文章、アップする頃には今日の公演も終わってるはずだからということで具体的な曲名バリバリでだいたい昨日のうちに書き上げていたのを、今死ぬほど書き換えたよ。

2017年06月18日

あれですね、須藤凛々香の件ですね。
私は生中継の時間帯は下北沢で芝居観てまして、劇場出たところでスカパーから連続してだいたい観終わって出てきた友達と合流して飲み屋に向かったのですが、その道すがら

「りりぽん結婚するって」
「へ?」
「須藤凛々香が結婚するって言った」
「意味がわからない」
「20位で彼女が壇上に立って結婚しますって発表したんよ」
「何で?」

という、およそ噛み合わない会話を続け、飲み屋でようやく事態を理解してからはだいたい飲んでる間中一緒に芝居観ていたのも含めて3人で検索大会を実施していたわけですが。

いろいろ意見はありますし、こじはるも「いつか誰かがやると思っていた」と言っていましたし、どうやら秋元康氏的にはこの手法は公認のようですが、少なくとも総選挙の壇上でそれ言っていいのは30代になってもまだグループに残っていて、握手会のたびにファンから「早く結婚しろ」と怒られるようなメンバーが出てきたときだけでしょう。将来的にその可能性があるの、今のところは18位で出てきてきっちり結婚の件を笑いに替えるトークをかましたSKE松村くらいじゃないでしょうか。
少なくとも総選挙は、まさにファンの熱意とお金の力だけでそこに立って話をすることができる場なわけですから、そこでそれ言っちゃいけないと、私は思います。

いい風に捉えれば、文春砲が迫りくる中、報道された後で「お友達ですー」としらを切ることもできない、もっと言えば「本当に好きなのだからそんなこと言いたくない」という女の子の大変にピュアな恋心の結果、と考えると少しキュンとしますが、よく考えたらガチ恋勢のファンにとってはそれいい風でも何でもないわ。
とにかくTwitter検索大会を行って見てると本当にブチ切れていた方も結構いらっしゃいましたので、今回雨で野外中止無観客になったのは結果としてよかったのではないでしょうか。下手したら会場で暴動が起こってます。以前の握手会での事件以降、荷物チェックはずっと厳しいそうですが、それでも彼らにはまだ熱い拳があるのです。

以前ネットで見て感心したのは「AKBグループを応援するのは、これだけいればそれなりにAVに流れるのもいるはずだから、その時のために今のうちから思い入れを醸成しておくためだ」という意見ですが、ただその場合「推し」が誰かという点は大変に重要です。そういう意味でSKE鬼頭推しだった方々が今のところ最大の勝ち組であり、今回の須藤推しの方々が歴代最強にババ引いてる感じです。

あと、検索大会で出てきたTogetterのまとめ、最後のオチが大変に素晴らしかったので、紹介しておきますね。
須藤凛々花さんの結婚宣言で揺れるAKB…その中で堂々と批判をぶちかました11位の高橋朱里さんに称賛の声「激しく正論」

2017年06月15日

14日晩はBAND-MAID@恵比寿リキッドルーム。
メイド服を着てHM/HR的な音を出す5人組ガールズ・バンド。コンセプトもそんなだし、曲を多少聴いただけだと正味どういう位置付けなのかまったくわからないのですよ。
ポストBABYMETALと言うほどガチガチのバキバキでもなく、でもバンドアイドルと呼ぶには本気すぎる。所属はPASSPO☆やprediaといったアイドルが所属するプラチナム・パスポート。
うん、わけがわからない。なら観てみようということで。

会場に入ると自分くらいのおっさん多め、BABYMETALほどではないけど外国人多め。このおっさん多め感はガチャリック・スピンに近い。納得度高い。
音を出したらメロはそれなりにJ-POP感を強化してはあるものの、演奏は割とオールドスクール的なHM/HR系のノリ。滅茶苦茶うまいというほどでもないけど、バンドアイドル的な人たちとは比べ物にならない安定感。予想以上にきっちりしています。やるじゃん。

何曲かそういう感じで「真面目に真っ当にバンド活動やってるのだなあ」とすっかり思わせておいてからの、メインMC担当サブVo&ギターの小鳩ミクちゃんが爆裂開始。第一声「くるっぽーー!!」。アニメ声で、すごいテンションで、変な語尾(「鳩」なので語尾が必ず「ぽ」)で喋り倒し、一瞬で場の色を変える。何だこれ。

結局その後も真面目にやって、ミクちゃんがかき回して、アコースティックセットでしっとりやって、ミクちゃんがメンバーいじって、という流れ、なるほどこれがこのバンド特有のルーティンなのだなと納得する頃にライブが終わりました。

すごく納得した。
4人は本当に真面目に演奏して歌ってバンドとしての存在感を担い、ミクちゃんがアイドル的な部分を全部担う。一番ベタなメイド服でツインテールでアニメ声で楽しそうにフロアをアゲるMCを行う。何か一人で一手に背負いすぎな感じもするのですが、外国人多めなのも「Japanese Kawaii」の塊みたいな彼女の存在のおかげでしょうし、こういうバランスでここまで来たわけだし、これからもやっていくのでしょう。

本当に「ポストBABYMETALと言うほどガチガチのバキバキでもなく、でもバンドアイドルと呼ぶには本気すぎる」の間の隙間を本気で埋めに来ているようで、それはそれで非常に好感持てたのですが、正直そんなに広い隙間じゃないよ、とも思うし、今後彼女たちがそこを力づくで広げていけるのかどうか。
とりあえず、腑に落ちたしおもしろかったのでよし。

2017年06月13日

平井堅 / ノンフィクション (Single)

自分は何かにつけ音楽に驚きを求めがちなため、立ち位置としてオーセンティックな感じのミュージシャンはどうしても後回しになってしまいます。
それでも、ゆずの北川悠仁の恐ろしいほどの多才さ、引き出しの多さには敬服の念しかありませんし、スキマスイッチは2009年の「ゴールデンタイムラバー」で「何食ったらあんなAメロ思い付けるのか」的に度肝を抜かれたり、やっぱり無視はできない感じで。

そして平井堅。時々おかしな曲やMV作ったり、ただの歌がうまい人というイメージではありませんでしたが、それでもこの曲はこれまでの彼のイメージを全部吹っ飛ばされるくらいの衝撃を受けました。
とはいえ、多分過去からの彼のファンであればそれなりに連続したイメージで受け止められる曲のはず。突出して何か違うというわけでもなく、「どう違うんだ」ということは大変に説明しにくいのですが、でも少なくともここまで強烈に「凄み」を放つ曲がオリコンのベストテンに入ったという記憶、ここ数年ありません。

普段の彼の楽曲より生々しく録音された楽器群、客観的な違いは多分それだけ。そして自殺で亡くなった友人を思って作った曲という前情報。
友人とか親族の死についてを曲にしてそれをシングルにして売って飯の種にするという芸能界の残酷さというか異常さには、もし僕がそういう世界にいたら耐えられそうにないのですが、でもそういう曲だと知ってこの曲すげえわと思っている自分も恐らく本当はさして差異なく異常で、というかそういうおかしな気持ちの共有こそが「いい曲」とか「いい歌詞」だけではない楽曲の評価の源なのかもしれない、と、ここまで書いたもののだんだん何を言っているのか自分でもよくわからなくなってきたので終了。

2017年06月12日

6月9日はTheピーズ@日本武道館。
2014年1月の怒髪天から始まり、2015年12月のフラワーカンパニーズ、2017年1月のザ・コレクターズに続くおっさんバンド初武道館シリーズ、ソールドアウト。4回とも過半数は同じ人なんじゃないかと思ったりもしますが、何はともあれ。

彼らくらい、少しでも知っている人ならそのドラマ紆余曲折を他人に語りたくなるバンドもいないと思うし、そもそも1989年に面白がってデビューアルバム2枚を聴き、それ以降も音源は追ってきたのですが、正直あんなコミックソングまがいの曲で出てきたバンドが30年経って今ここにいるなんて思いもしないわけですよ。
そしてこの30年正味世間一般的に「売れた」「話題になった」ことが一度もなかったバンドが日本武道館なんて、そしてソールドアウトになるなんて。

でもステージに立ったハルとアビさんを見て、一番それを信じられなくて浮付いているのが当のバンドメンバー自身であるということが面白いくらいよくわかりました。奇声を発し馬鹿みたいなことをずっと言い続けているハル、始めから終わりまでずっと満面の笑みだったアビさん。
あんなわかりやすくどん底を見たバンドが、それでもやめられなくて結局続けて30年きたんだよ。たまにはこういうこともあっていいんじゃないかと。

「シニタイヤツハシネ」を東スタンド、南スタンド、西スタンド、アリーナで1小節ずつ歌うとか、もうそんなのここ以外ではありえない。何で敢えてその曲でそれをやらせるのかという点では非常に彼ららしくはあっても。
とてつもなくフワフワして、とてつもなくハッピーな3時間。あんなグシャグシャな糞のような内面を歌ったはずの楽曲群がもう聴いていて楽しくてたまらない。きっとメンバーも演っていて楽しくてたまらない。

付き合ってくれた女子と終わってからお酒飲んでいたとき、彼女から「結婚披露宴みたいな空気でしたね」と言われて我が意を得た気がしました。それだ。
人生で最高にハッピーな宴の場でただ彼らの一挙手一投足を見守る。彼らが楽しかったら俺らも楽しくて、彼らが感極まったら俺らも感極まる。これまでの彼らを振り返り、これからの彼らの幸せを願う。ただそういう場。
そしてそういう場だからこそ本編ラストの「生きのばし」やダブルアンコールラストの「グライダー」の歌詞が染みる。敢えてそういう場所にそういう曲持ってきやがった。こんなん泣くわ。

そういう、もう絶対に一生味わうことのできない感慨にふけった夜でした。
で、たぶん彼らは次にツアーやったら相変わらず千葉LOOKとかなんですよ。でもそれでいいんだと思う。

2017年06月08日

鉄オタなのでJR九州関連のサイト見ていたら、こんなのが出てきてびっくりする。ジャニーズ事務所所属の方がこんながっつりWEBサイトに出てるとは。
と思って調べてみたら既に相当な割合で各企業サイトに画像映像出すようになっておりました。
当然抜けとかあると思いますし、まだ契約続いているのかどうかわからないのもあるので、何となく抽出程度で以下見てください。

近藤真彦
サントリー アイスジン

中居正広
ザ・アイドルマスター

TOKIO
スズキ ソリオバンディット
ヤマト運輸(×)

長瀬智也
オリコカード
DOCOMO GALAXY(×)

城島茂
白鶴まる

松岡昌弘
サッポロクラシック

井ノ原快彦
ヱビスビール

岡田准一
久光製薬フェイタス
日本特殊陶業
マルちゃん正麺カップ
ライオンシステマ
ひらかたパーク

KinKi Kids
Bijoude(×)


日立製作所
日本航空(×)

横山裕
森永ハイチュウプレミアム

村上信五
森永おっとっと

錦戸亮
キリンのどごしオールライト

亀梨和也
保険見直し本舗

知念侑李
ハウスバーモントカレー

Kis-My-Ft2
JR九州

ものによって露出の感じが違うのがよくわかります。具体的に言ってしまえば、プロモーション全体の中での位置づけが企業キャラクターなのか、商品/キャンペーンキャラクターなのか、単なるCM出演者なのか。
それによってWEB上では企業サイトのトップから出てくるのか、企業サイトとは別建てで作成した特設の商品・キャンペーンサイト内のみ展開なのか、CM動画だけなのか、というような比較的ぱっつりとした区分ができているように思えます。
恐らくそのどれにするかによってお値段も変わってくるでしょうし、例えば嵐の日本航空のCM出演はずいぶん長いですがWEBサイトには一切出ていないのは、以前からのCM出演の契約書を更新する形でずっと使っているのか、WEB分のオプション価格が思いのほかお高くてその分のメリットを日本航空側が感じなかったか、どっちかなんじゃないかと。

かつてを考えると随分オープンにはなりました。それでも雑誌の表紙やCDのジャケットや取材時のスナップは相変わらずまったくもって解禁されないのは、まだやはり無闇にばらまくようなことはしたくない、クライアントの範囲内というある程度コントローラブルな中でのみ扱いたいという明確な意思。
なので最低限のラインは今でも変わっていない、とも言えるのではないかと思います。

あと、きっと知名度と価格のバランスが一番良いのでしょう、CM界隈では圧倒的に岡田くんが人気者だということがわかりました。ひらパー園長としてのいちびりっぷりが東京からも見られてうれしいです。