京都府議会議員 わたなべ邦子ブログ

京都府議会議員(伏見区選出)わたなべ邦子の活動報告日記です。

教育者研究会

モラロジー研究所の第47回教育者研究会(京都府南部会場)に行ってきました。
「思いやりの心を育てる」を共通テーマに、全国92会場で開催されているものです。
京都府モラロジー協議会の秋田会長のご挨拶、麗澤瑞浪中学・高等学校の小倉教諭のご講演など。

また、特に今回は、宇治市教育委員会の石田教育長にも「小中一貫教育の取り組みについて、お話を伺うことができました。

現在抱えている教育の様々な課題を考える時、宇治市においては、小学校と中学校とが連携した指導の重要性に着目し、平成13年度から小中連携教育の取組を進めておられ、平成24年度からは宇治市内全ての小学校・中学校において小中一貫教育を実施するとされています。
9年間を見通した系統的・継続的な活動によって、学習意欲の向上、個性の伸長と社会的な資質や能力・態度の育成、児童生徒間や地域も含めて多様な交流による豊かな人間性や社会性の育成等を目指して奮闘されています。
小学校高学年での教科担当制や、小学生と中学生との交流活動・合同活動の充実も、有効であると思います。
義務教育の9年間を、前期4年間(小学校1年生〜4年生)、中期3年間(小学校5年生〜中学校1年生)、後期(中学校2年生〜中学校)のまとまりとして活動を展開していくのは、子どもたちの身体的、思考的発達の実態にあったものであると私も期待をよせるものです。

また、ティーティーチング(複数の教員による指導)もより幅広く効果的な取組ができるようになり、小学校と中学校の教職員の交流による教職員の資質や指導力の向上、中学校区を単位とした地域・保護者同士の連携を深めることにより、学校・家庭・地域が一体となった教育環境づくりも推進されるよう願っています。

特に印象的であり、共感したのは、まずは家庭教育が第一であり、家庭教育の役割を再確認したいということと、「総合的な学習の時間」の再編によって「宇治学」を実施されるということでした。
子どもたちが、先生方や地域の皆さんに支えられながら、自分たちの住んでいる街の歴史、文化遺産や産業・自然等を体験的に学習することによって、ふるさとを愛し、よりよい街を築いていこうという気持ちになってくれることを祈ります。