watanabiの日記

健康法や普段思っていることを、いろいろ書いています。

僕みたいに失敗しない為の英語のやり直し方1  -初めに- 

僕が見事に失敗した英語学習法をこれから書いていきたいと思います。自分の英語学習を振り返りながら、押さえておきたい事、僕の失敗例とそこから見える教訓、効果があったトレーニング法や、お勧めの参考書などを紹介できたらなと思います。僕を反面教師にすることで、今後自分のような英語学習で失敗をする第二第三の犠牲者がでくなる事を祈っています。  これは英語を勉強し始めた人、今から英語の勉強をやり直そうとしている人など、初中級の方が一応対象です。
また、このブログでは受験用英語の勉強法ではなく、実用英語の勉強法です。自分は勉強する時、英語上達完全マップを参考に自分の勉強法を考えました。とてもいいサイトなので詳しく知りたいなら、是非参考にどうぞ。
ちなみに書籍化してるみたいでAmazonでもいい評価をもらってるみたいですね。

多分こんな内容で書いていきます。
  1. 単語
  2. 音読
  3. 文法
  4. 精読(読解)
  5. 多読

ちなみに当時の僕のスペック

僕の中学の時は英語が得意な方で、マグレで英検準二級を取れたりもしました。常に楽な道を選んでしまい、大学付属の高校に書類選考で入学したので、受験英語の勉強はした事ありません。更に高校と大学では試験の前に一夜漬けだったせいで全然身につかず、英語の全盛期は中学時代でした。たぶん英語勉強をやり直す前はTOEICで400点取れないような状況だと思います。
僕と同じようなスペックや生い立ちの方は、僕と同じ轍を踏む可能性があるので注意しましょう。



どうでもいいと思うけど英語を勉強しようと思ったきっかけ

ある日、大学の語学で授業中英語しか話さない先生がいました。当然のように授業で話が聞き取れなくて諦めてる中、大事な事を話すからここだけは日本語で話すと言って話してくれました。「やっとついていけるわ〜」と思っていたら、
「今回でこのストラテジーを〜」と、先生が話し出しました。しかし、突如現れた新手のルー語使いに、僕の貧弱な語彙力ではついていけず、友達に「ストラテジーってどういう意味?」と尋ねたら、「お前ストラテジーも知らないの!? さすが付属w」っとびっくりされました。更に、皆が分かるようにと先生が英語から日本語(ルー語)で説明してくれたのに、それですら理解できないなんて… と、若干ショックを受けました。


また、違う日、皆で夜ご飯を食べる所をサークルの後輩と二人で探していました。遠くに光る看板があったので、
俺「あの『ハイアー&カッツ』ってやつ、ファミレスっぽくない?」
後輩「あの・・・ 『Hair&Cut』って 美容室じゃ・・・」
二人「・・・」


この様な出来事を経て、英語を勉強しようと強く決意しました(`・ω・´)

まだ英語を勉強していない人! このような事態になる前に皆もちゃんと勉強したほうがいいですよ!




関連項目

僕みたいに失敗しない為の英語のやり直し方2  -単語編- 

今回は単語帳のお勧めと選び方、そして簡単な単語の覚え方を紹介します。
いざ、勉強を始めようとしたものの、何をしたらいいのか分からず、受験経験のある友達に聞てみたところ、
「英語は単語だけ極めてれば、それでオッケー!」*1
と、教えてくれたので、早速Duo 3.0DUO 3.0 CD復習用を買って勉強を始めました。かなりお勧めです。一文に数個の単語が入っているので、効率よく覚えられます。更に例文がちょっと面白いです。登場人物の一人ボブがやばいんです。 「ボブはひどく取り乱していて、現実と虚構の区別がほとんど出来なかった。」と、いう例文での衝撃の初登場に僕の心は鷲掴みにされてしまいした。ボブは他にもみんなから総シカトをくらったり、故意に順番を飛ばされたり、大規模なリストラの被害にあったり、ジェニファーに散々利用された後にポイされるなど大活躍です!!


ちなみに

単語帳には長文型短文型など様々なタイプのものがあって、人によって好みが分かれるので、Amazonの英語学習ストア単語・熟語で色々な単語帳のレビューを参考にしながらいくつかに絞って、実際に本屋に行って中身を比べて自分好みなものを買うのがいいと思います。 

DUOの使い方

DUOはCDもセットで買わないとあまり効果が上がりません。リスニング力も身につくし覚える負担も結構減ります。それと、CDは2種類売っていますが、復習用だけで問題ないです。
僕はCDを聞きながら、例文を声に出していって覚えました。日本語訳が意訳になってるので、一回自分で直訳してから読みましょう。読みながら単語を頭の中でイメージしましょう。細かいことは音読で述べます。あと、一回で完璧に覚えようとはせず、5章ずつぐらいに区切って1〜5章までを5回くらい読んで覚えたら、次の6〜10章を5回のように移して行くように、区切りながらやりました。沢山繰り返すことが重要です。


実際にやってみる

一度始めるとかなり熱中してしまうタイプで、毎日10時間くらいは単語帳をせっせとやっていました。2週間近く経った時、ある事に気がつきました。
「あれ・・・ 勉強時間や苦労に比べると、明らかに身についてないような・・・」
一生懸命単語を覚えても、次の日には多くが頭から抜けているときの絶望感。知らない単語をちゃんと覚えるように集中しながら音読する作業の繰り返しはあまりに苦痛でした。それでも続けていると、最初はCDの声についていく事が出来なかった音読が、次第についていけるようになりました。その内に沢山のフレーズが頭に浮かび、口からでるようになったのです。しかし、その意味が分からない。単語を覚えたのではなく、音を覚えただけになってしまいました。(´・ω・`)


僕の失敗その1   単語帳を早過ぎる時期にやる

後に出会った英語上達完全マップによると、「知らない単語が35パーセントから60パーセントの幅で単語帳を選ぶのがオーソドックスな方法」らしいです。多くても知らない単語は70パーセントだと。僕のように単語帳の2,3パーセントしか知らない人間が踏み込んではいけないトレーニングでした。また、基礎が無い状態で単語帳の難しい例文の音読をしてもあまり効果がでません。英語の回路が出来る前に単語帳をやるのは非効率です。
解決策:僕のように大学受験を経験していないような人、基礎が十分でない人は、文法や音読や精読(文を正確に理解する読み)を先にやり、英語の回路を作りながら出てくる知らない単語を覚えていきましょう。その後、他のトレーニングと平行しながら単語帳をしたほうが負担はかなり減ると思います。DUOの復習用CDについていけるかも一つの良い目安になるかなと。


押さえたい事

単語の要素

「不幸」という単語が、否定+幸せという要素で成っているように、日本語の単語の多くは要素の組み合わせでできています。なので本を読んでいて知らない単語があっても、その意味を簡単に推測できますよね。英語の単語も色々な要素が組み合わさっていて、要素の意味を知る事で単語を覚えやすくなる上に、未知の単語に出会った時に推測しやすくなります。

happy⇔unhappyの「un(否定)」のように誰でも知っている接頭辞(頭に付く要素)もありますが、なかなか知られていないものもあります。例えば、「inspect」はin+spectの要素から成っていて、spectは「見る」という意味なのでin(中を)+spect(見る)で「調査する」になります。「prospect」も、pro(前を)+spect(見る)なので「見込み、可能性」という意味、「spectator」は見る+人なので「観客」です。
僕はこの単語帳で学びました。

単語の基本イメージ・概念を掴む

よく、英和辞書を引くと一つの英単語に対して沢山の日本語が載っています。しかし、英語には基本的に意味は一つしかありません。例えば、「as」を辞書で引くと「〜する時、〜のように、〜につれて・・・」のように沢山の意味が出てきます。しかし、「as」の基本イメージが「イコール」と知っていればわざわざ全ての意味を覚えなくて済みます。文章内で「as」の左右がイコールで結べると思います。辞書の意味が沢山あるのは、時間がイコールなのか、状況がイコールなのか、量がイコールなのかといった違いからです。基本イメージは単語の要素を知れば、更に掴みやすくなります。
お勧めの本




関連項目

*1:実際は違います

僕みたいに失敗しない為の英語のやり直し方3  -音読編- 

ここでは、超簡単にそれっぽく発音するコツと効果的な音読の練習法に触れようと思います。
英語の勉強に行き詰っている時、色々調べたら音読がいいという情報を得ました。何でも英語学習は言語中枢を刺激する事が大切で、今までの読むだけの勉強では、その中のヴェルニッケ中枢(言語理解領野)しか刺激できず有効でないとか。もう一つのブローカ中枢(言語動作領野)を実際に英語を発声して刺激する事で、二つの中枢が相互作用を起こすので効率良く英語回路を作れるらしいです。
こういう専門用語で押されるのに滅法弱い僕は、早くブローカ中枢を刺激したくなり、早速音読の練習を始めました。

音読は英語回路(基礎)を作るためのものです。英語を『分かる』状態から『使える』ものへ、『知識』から『スキル』変えるのが目的です。なので、簡単な教科書でやりましょう。英語を英語のまま理解する能力、リスニング、発音など英語を使うための能力が総合的に高まるので、音読は絶対にやったほうがいいです。

英会話・ぜったい・音読を買いました。CD付きで1200円なので結構リーズナブルです。ナレーターも各章ごとに違っています。標準編は中学3年レベルで、挑戦編は高校1年のレベルです。
違う音読の教材を選ぶときは必ずCD付きの物にしましょう。対象レベルは音読を始める前にTOEIC470〜600の人が中学3年レベルの標準編でTOEIC600〜が高校1年のレベルの挑戦編だと書いてありました。これによると、僕のレベルでは中学3年未満のから始めるべきなのだけれども、簡単過ぎる文は単調だし飽きそうなので、中3レベル文章の音読から始めちゃいました。


  

実際にやってみる。

音読をしてみると驚く事がありました。それは自分の発音の下手さです。僕の周りでは中学高校時代の英語の授業で、教科書を発音良く読む人に「何張り切っちゃってんの〜w」と周りから小バカにされる謎の風潮があり、みんなでコテコテのジャパーニーズイングリッシュに磨きをかけて来たので、僕は酷い発音でした。しかし、大学生や社会人になるとコテコテのジャパーニーズイングリッシュだとみんなから笑われるという裏切りが待っているので、中高生の人は注意しましょうね。
そこで少し発音の勉強をしました。全部の発音を正すのは無理なので、まずは自分とCDとの比較しかなり目立つ違いだけを直したり気をつけたりしました。自分の中で違いが大きい順から、

発音で気をつけた点

  • 音をつなげる

「worried about」は「ウォーリダバウト」のように前後の音がつながります。どんな組み合わせでも無意識に繋げられるようにするのは必須だと感じました。僕は神出鬼没の「of」に結構手こずりました。

  • イントネーションを付ける

ちゃんとイントネーションやアクセントを付けたりすると結構様になります。

  • 語尾に余計な母音を付け足さない

よく「but」を「バットォ(buto)」のように語尾に母音を付け足して強調してしまう人がいますが、語尾が子音の場合はちゃんと子音で終わらせましょう。
    

  • 「r」「ir」「er」など

「r」の発音は難しいですけど頑張りましょう。よく舌を巻いて発音すると言われていましたが、その方法では早く喋れないのでお勧めしません。舌を口の奥に向かって持ち上げる方法がお勧めです。「bird」を「バード」と発音せずに、きちんと「r」を意識しましょう。「L」の方は気にするほどの違いは無いみたいです。

  • 語尾の「al」

形容詞でよく見かける形ですね。「critical」は「クリティカル」ではなく、「クリティコゥ」のように、語尾の「al」は「オゥ」ってする方がそれっぽくなります。あと、「able」も「エイボゥ」のように最後の方の「L」は「オゥ」って感じです。

  • 「AとU」

「fan」「fun」の違いを出来るようにしましょう。「a」は「ェア」のような感じです。

  • 「th」

舌を歯に挟むようにして発音します。僕の中では「ス」より「フ」に近いように聞こえます。

  • 真ん中の「t」

単語の中にある「t」は、「t」と「r」を足して2で割った音に聞こえることが結構あります。「article」は「アーリコゥ」みたいに聞こえます。

発音できない音は聞き取れません。聞いている時に、無意識に知っている音(カタカナ)に変換しているからです。rightとlightの二つの単語を聞いても、無意識に同じ「ライト」に変換しているから区別ができないのです。なので、音読をすれば耳も良くなります。


音読の方法

音読には普通に本を読む方法の他に、シャドーイングとリピーティングがあります。シャドーイングは、CDの声を1,2語遅れて追いかけるように音読する方法で、リピーティングは、まずCDを1フレーズくらい流したらそこで止めて、そのフレーズを正確に音読する。そうしたら次のフレーズへと繰り返すトレーニングです。
僕はまず、音読する前に文法をやり直しました。音読は完全に理解している文でないとあまり有効ではないからです。そして音読の手順はこのようにやりました。

  1. テキストを精読
  2. テキストを見ながらシャドーイングで発音を掴む(3〜5回)
  3. 普通に音読(10〜15回)
  4. テキストを見ないでシャドーイング(3〜5回)
  5. テキストを見ないでリピーティング(3〜5回)

初めての文なら、テキストを見ないところを見るようにして負担を減らしたり、違うトレーニングを増やしたりしました。音読をする時には、ただ読むだけではなく、ちゃんと内容を頭でイメージしながら声にしましょう。手振り身振りしながらやると、もっと効果的です。覚えるのが目的ではないので、一章やったら次の章に進んで、何週もするようにしましょう。目安は100回らしいです!

音読していたら、4,50回目あたりから全文を暗記してしまいました。更に、早く上達したいのに未だに中学生用のテキストを使っているのにイライラしてしまい、切り上げて先に進んでしまいました。次の高校レベルのもサクッと終わらせて次に進んでしまい、難しめの本で音読をやるようになりました。暫くしたら、案の定辛い割にあまり身につかないことに気が付きました。


僕の失敗その2   音読の回数を守らない。
僕の失敗その3   難しい本で音読をする。

音読は英語回路を作るためのトレーニングです。それには一定量の反復が必要なのでちゃんとやりましょう。あと、音読は構造、意味をちゃんと理解してる文でやる必要があり、難しい本では僕のように発音は分かるけど意味が出てこない事態に陥る危険性があります。(´・ω・`) 今思えば、音読は英語回路を作るトレーニングだから、英語回路作るのにわざわざ難しい本を使う意味はない気がします。
英語は勉強というよりスポーツに似ています。そして、音読は基礎体力を作る筋トレや走り込みにあたります。僕の場合、部活で最初に外で走りこみばばかりやらされている時期に、「早く、ボール使った練習させろよ・・・」とイライラするのと似た症状でした。

解決策:英語を『使える』ようにする音読と平行して、新しい事を『理解する』ための勉強をすると良いと思います。基礎の音読は一日1,2時間くらいにして他の時間を精読や単語など、ボールを使うような練習に充てれば、先に進みたいとイライラしません。英語は自分のレベルに合ったテキストを使うのが一番効率がいいです。僕のように焦らないようにしましょう。



そして、音読の時間が取れない場合は、電車などの移動中に心の中でシャドーイングとかの音読しても一定の効果が有ります。ちなみに、僕の大学の自習室の机には左右に大きな敷居があるので、僕はより効果を上げるために、身振り手振りもつけて心の中でシャドーイングしてました。


僕の失敗その4   その練習風景を通りすがりの友達に見られる。

左右の防御は完璧でも後ろがガラ空きでした。
解決策:外で身振り手振りは付けない。


お勧め

音読をしていたら、もっと自分が興味あって面白いテキストでやりたくなりました。そこで、Appleの創始者スティーブ・ジョブズのスピーチやプレゼンで練習しました。ジョブズの発音ははっきりしていて綺麗で、とても聞き取りやすいです。アメリカの偉い人はプレゼンや講演用にボイトレをする人が多いいらしいですね。
お勧めはスタンフォード大学でのスピーチとiPhone発表のプレゼンです。スタンフォード大学でのスピーチはとても素晴らしい内容で超感動しました!頑張ろうって気になります。全て覚えても損は無い内容で、特にお勧めです!!でも、ちょっと早口で難しかったのです。
そしてiPhone発表は、ジョブズの世界一と言われるプレゼンと観客の熱狂的な反応を楽しめます。自分が本当に言っているかのように心を込めてシャドーイングすれば、待望のiPhone発表の瞬間になった時、観客の熱狂的な歓喜の声に
「俺スゲーーーーーーー!!!!!!!!!!」
と、一人で勘違いしてニヤニヤできます。


スタンフォード大学でのスピーチ(1) (2)

原文 itunes動画音声が配信されてます。

iPhone発表

原文が見当たらない・・・ どこだっけなぁ・・・



関連項目