SCE、PS3のシステムソフトウェア、バージョン1.8を公開

http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20070524/sce1.htm

 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は24日、「PLAYSTATION 3」の最新システムソフトウェア、バージョン1.8を公開した。


 アップデート内容はSCEEが現地時間の23日に公表したものとほぼ同じものと思われる。最大の特徴は、DVDビデオとプレイステーション(PS1)/プレイステーション 2(PS2)ゲームの映像を、HDMI出力端子から最高1080pでアップスケーリング出力できること。設定画面から「切/2倍/ノーマル/フル」が選択できる。さらに、BDビデオを1080/24pで再生するモードも追加されている。

本田雅一のAVTrends:専用プレーヤーを超える「PS3」アプコンの秘密「“Air”BD版と同レベルを目指した」

■ トップクラスのアップコンバート品質
 PS3のバージョン1.80で最も注目されているのは、SD映像のアップコンバート機能だろう。SD映像を高品質に最大1,920×1,080ピクセルまで拡大出力することが可能になった。


 なお、新搭載のアップコンバート機能は、BD/DVD再生機能(BD/DVD Player)専用のもの。PS3のHDDやネットワーク上のMPEGファイルなどもアップコンバート出力できるが、これらは単純なスケーラー処理のみとなっている。


 固定画素での拡大出力品質を上げる処理は、実はかなり難しい。バイリニアやトライリニアなどの、通常の補完処理ではボケ感が強くなり、良い印象を得ることはできない。ではどのように処理するのか? そこが開発者にとっての腕の見せ所だ。


 結果から言えば、バージョン1.80のアップコンバート機能は、たいていのDVD専用プレーヤーよりも良い結果が得られるだろう。


 輪郭描写は自然でジャギーが目立たず、リンギングも少なく細い線で描かれる。加えてそのまま拡大処理しただけでは目立ちやすいノイズが、アップコンバートにより成長するといったことがなくS/N感にも優れている。加えて輝度の振幅が鈍るような振る舞いがないため、陰影が深く立体感のある絵だ。


 特にビルなどの構造物の描写はシャープで解像感が高い。人物のアップにおける、肌の質感、ディテールも深みがある。動きのある被写体に対しては、スッと解像感が下がる印象もあるが、無償のソフトウェアアップデートだけで、ここまでの描写が出来るならば文句はあまり出ないだろう。

http://goten.jp/2007/05/ps3ps.html

PS3アプコン検証-初代PS編

■さて、
なんだかんだ言ってもPS3はゲーム機として市場に送り出されているわけで、
せっかくだからPS/PS2ソフトのアプコン/スムージングがどんだけなのかという事を
ちょっくら確認してみようと思い立ちまして。

つーてもPS2のアプコンに関しては既に検証記事がありますので、
こっちでは更に解像度の低い初代PSのソフトを使って
どんだけ変わるのかをちょっと見てみようと思います。

http://goten.jp/blog-images/PS3PS_A989/070530_3.jpg

えええええええ!
な、な、なんじゃこりゃー!


どんだけすげえんだ!
どんだけすげえんだ!
これはスムーズとかそういうレベルじゃありません!描き直しだよ!


アゴ付近など分かりやすい輪郭線はどうにもならないみたいですが、
グラデーションで片付けられそうな部分の補正がもう神がかっています。
これが一般的なアンチエイリアシングだと全部ぼけてしまう所ですが、
スムージングでは上手い具合にメリハリが効いてて野暮ったくないですね。


このPC98→ドリキャスみたいな変化に驚愕しつつ画面をずーっと眺めていたら
またぞろ亞里亞たんが可愛いと思えてきてしまった辺り俺も本当に病気だと思いますが、
こうなるとPSソフトをPS3で遊ばない理由は皆無と言っていい。


効果の程も千差万別で適用シーンを選ぶ事になると思いますが
(先述の通り、俺はこれだとスムージング切った絵の方が好み)、
アップコンバートという要素は基本的にプラスにしか働いていないと思います。
特にでかい1枚絵のギャルゲー遊びたいならスムージングは必須かなと。


ひょっとしたら、PS2のギャルゲーにしてもたいそうな効果が見込めるかもしれません。
みんなも買って試してみるといいよ!


そしてメーカーさんは早くソフトをたくさん作って、
この辺の要素をポジティブな位置に押し上げて欲しいと心から願っております。