waxの日記

日常のひとコマ。見たこと、感じたこと、思ったこと…

「バグダッド・カフェ」ディレクターズ・カット版を観る。

以前から観てみたいと思いつつ、
これまでなかなか観る機会に恵まれなかった映画「バグダッド・カフェ」。
日本初上映から20周年を記念して、今回劇場で上映されるというので、
これはチャンスと観に行くことにした。

渋谷円山町にあるミニシアターユーロスペースで午前十時からの上映。
ユーロスペースは、ラブホ街がある円山町にあり、すぐ隣に「club asia」がある。

上映直前に入場すると既に満員状態。
上映から3週目に入るが、カルト的人気はいまだ健在のようだ。
館内は綺麗で清潔的。中央付近に1席だけ空席を見つけ、
何とかベストポジションを確保できた。座席は少々狭く感じたが座り心地は良い。


映画館で映画を観る面白味のひとつは、見知らぬ者同士が、
一つの作品を鑑賞するために、同じ時間、同じ空間に集まり、
暗闇に浮かぶ世界を通じて、同じ体験をする一体感にあると思う。
喜びも、悲しみも共に分かち合うつかの間の運命共同体

絶叫マシンやお化け屋敷、スポーツなどの
心拍数が高まる(ドキドキ)体験を共に経験すると、
恋愛感情が芽生えたり、友情が強まるなど、
特別な感情が芽生えやすいという実験結果を心理学の本で読んだことがある。
同じ体験を通じ、乗り越えることで、絆がより深まるということなのだろう。


さて、
バグダッド・カフェ」は1987年制作のドイツ映画だが、舞台はアメリカ。
ラスベガス近郊の砂漠地帯。そこを通るハイウェイ沿いに、
ポツンと建つ寂れたモーテル&カフェ、それが「バグダッド・カフェ」だ。
中心人物となるドイツ人旅行者ジャスミンと、カフェの女主人ブレンダ、
二人の女性を軸に、そこに集う人々の交錯する物語がユーモラスに描かれている。


今回上映された「バグダッド・カフェ」は当時公開されたオリジナル版を、
監督自らが納得いくまで調整したディレクターズ・カット版となる。
【参考】あの「バグダッド・カフェ」が再公開。パーシー・アドロン監督に聞く
【参考】公開から20年。なぜ映画『バグダッド・カフェ』は今も愛され続けるのか?
【参考】「バグダッド・カフェ」デジタルリマスター版、ユーロスペースで再映へ
【参考】砂漠のルート66 押本龍一のUSAデジタルフォト日記(←ロケ地)


日本では1989年に初上映され、今年でちょうど20周年。
1989年をWikipediaで調べてみると、
昭和天皇崩御し、年号は昭和から平成へ。
手塚治虫、みそらひばりの死去。ベルリンの壁崩壊。
そしてこの年を最後に株価が下落へ転じ、バブル崩壊が始まる。
振り返ると、とてもインパクトのある節目の年だったことがわかる。


この映画の中で、物語の節目ともいえる印象的な場面がある。
砂漠の砂に埋もれ、輝きを失ってしまったバグダッド・カフェを、
新参者のジャスミンが、隅から隅まで綺麗に掃除してしまうシーンだ。
そこから全ての流れが変わって行く。


誰もができたことなのに、
「そんなことをしたって、何も変わりゃしない。」そんな思いが伝播して、
だれも動こうとしない。ただ惰性的に生き、問題は一向に解決しないまま、
時だけが流れてしまう。そんな状況は、現実の世界でもよくある話だが、
ジャスミンのとった小さな行動一つ一つが、
あきらめかけていた皆の意識を少しずつ変えていく。
それぞれの心に希望の光が見えはじめたとき、全ての歯車がかみ合い回り出す。


一人一人のモチベーションをグイグイ持ち上げていくジャスミンの姿は、
マネジメント能力に優れたリーダーの姿にも重なって見えた。
しかし打算的な部分は微塵もない。ただ皆と仲良くなりたい、絆を深めたい、
皆が喜ぶことをしてあげたい。それだけなのだ。


それぞれが心地良いと感じられる自分の居場所を見つけられた頃、
カフェは、悪態や罵声の飛び交う空間から、笑みの溢れる素敵な空間へと変わる。
そんなカフェには、自然と人が集まるようになり…


この映画は大切な事を教えてくれる。
でも20年前にこの映画を観ていたら、今ほどいろんなことを感じたり、
思いを巡らすことは無かったかもしれない。
様々な経験を経て、世間の複雑な仕組みや問題を身にしみるようになってから、
あらためてこのような映画をみると、ふっと我に返って感慨深いものがある。
だいぶ遅くなったが、このタイミングで観ることができたのは幸運だった。
映画を見終える頃、希望と幸福感に満ちて、やさしい気持ちになれた。


さて、この映画を語るときに忘れてならないのは、
ジェヴェッタ・スティールが歌う主題曲「コーリング・ユー(Calling you)」だ。
映画を知らない人でも、この曲だけは耳にしたことがあるはず。
名曲だが、感傷的なそのメロディを聴いていると、
日が暮れるときのような寂しさを感じさせる。
しかし映画を観た後ならきっと、ポジティブな気持ちで心穏やかに聴けるはずだ。

(参考)CALLING YOU - W&R : Jazzと読書の日々 | (参考)FelicidadeとCalling You 歌詞と曲


長く愛され続ける映画には、確かな理由がある。
それが何なのか確かめたくて、往年の名作を観ることもあるのだが、
過去の名作50作品を全国25の劇場で観られるイベントが開始されるようだ。
意外と観ていない作品もあり、解説を読んであらためて興味がわく作品もあった。
劇場で観られるこの機会に、また足を運んでみようと思う。
『午前十時の映画祭 何度見てもすごい50本』

ブレードランナー ファイナル・カットを観る

大好きなSF映画「ブレードランナー」の制作25周年記念DVDが出るという。

後のSF映画に多大な影響を与えたSF映画の金字塔!等と評される本作。
確かにそう思います。
それにしてももう25年も経ってるんだね。
今観ても全然古さを感じさせないところは、ホントに凄い映画だと思う。
描かれている世界観がとてもリアルで、雰囲気あるんだよね。


加えて言えば映画に流れるヴァンゲリスの曲がまたイイ!
昔好きだった科学ドキュメンタリー番組『COSMOS』でも彼の曲が使われていて良く覚えています。思い出したけど、子供の頃夢中になって聴いていたNHKラジオの「SFコーナー」でも使われてなかったかな…?うっすら記憶に残っている感じだけど、毎回短編のSFドラマが展開する番組で好きでした。また聴きたいなぁ。SF好きになったのは、この番組の影響も大きかったと思う…


さて、DVD発売を切っ掛けにネットで情報検索していたら、
なんと本日、新宿バルト9劇場公開されるというではないですか!
劇場でブレードランナーを観ることができる絶好のチャンス!
というか、もう劇場で観られる機会は無いかも。
早速行かねばと思いネットでチケット予約。
でも23時移行からしか席が取れなかった。
この時間から観るとなると帰りの電車は無いので、自転車で向かうことに。
渋谷から明治通りを走ること約20分で到着。公開15分前。


ドリンクは懐かしのアンバサを発見し注文。早速劇場へ。
夜遅いというのに結構満席。
ブレードランナー好きなのかな〜と少し仲間意識が芽生えたり…
今回のシアター3は、約150席程度。席は綺麗でしたが少々狭かった気も。
スクリーンに対して真ん中あたりの席をゲットしたつもりだったのに、座ってみるとなぜか左寄り。どうやら入り口通路が右サイドにあるために席全体が左に寄っているようでした。これは誤算。
ネットで見た座席表のスクリーン位置と少々違うんですけど…


新宿バルト9に来のは今回初めて。
"全館デジタル上映"&"最高水準のサウンド"が期待感を盛り上げる。
記念すべきブレードランナーを、ここで観ることができるなんてラッキー!


ブレードランナー ファイナル・カット」を観た感想ですが、
やはり良かったです!

初めて劇場の大スクリーンで観た影響もあったでしょう。
高音質&迫力大音響だったせいもあったかも。
にしても良かったなぁ〜
大画面で観ると粗が見えちゃうかな?と少し心配したけど全く問題無し。

酸性雨が降り続く近未来のロサンゼルスは良い感じに寂れ、ネオンや車のライトが、濡れた路面やビルの壁面、水たまりなどに反射して幻想的な光と影を作り出しています。
ダークな世界にそびえる煌びやかな高層ビル群の風景や、東洋と西洋が入り乱れた街の雑踏シーンも、リアルに細かく描かれていて雰囲気満点。
時々上空を通る広告飛行船?や、大型ビジョンに日本女性のCMが流れる(まるで渋谷QFRONTのような)定番シーンも、大画面と大音響の中で臨場感たっぷり。

サウンドも良いので、こんな効果音入ってたんだって、些細な音にまで気づかされました。
知る人ぞ知る「二つで十分ですよ!」のセリフも、大音響で響きわたってたな…(この言葉を一度覚えると、つい口に出してしまいます。)


主人公デッカードの部屋も細かな部分までよく作り込まれているなと関心。人間臭さと言うのか、ありふれた感じなんだけど…
デッカードと、ヒロインのレイチェルが、その部屋で過ごすシーンに使われている2つのサントラ曲「LOVE THEME」「MEMORIES OF GREEN」がとっても好きなんですが、ロマンチックで癒されるオススメの曲です。
実は今、そのCDを聴きながらこれ書いてたりするんですが…


ブレードランナーは何度か観たのですが、今回あらためて劇場で観てみて、これまで理解できていなかった各キャラクターの思いや考えも理解できた気がします。こう思ったから、こうしたんだな〜なんて。いやー奥の深い映画です…
あまり細かい事書くとネタバレしてしまうので割愛。


映画が終わり外に出ると時間は深夜の1時過ぎ。寒い…さすがに人通りも少ない。
新宿の街って、ブレードランナーに出てきた街と似てる。歌舞伎町あたり特に。なんかイイな…人間臭くて、光ってるところがイイ。ネオンがイイ。
まだ映画の余韻に浸りたい気持ちもあって、しばし新宿の裏通りをぶらぶら走りながら家路に就いた。


さて今回発売のDVDソフトは、これまで公開された各バージョンのブレードランナーを全てDVD化した限定のセットということでかなり期待大!自分の場合、初期の劇場公開バージョンが好きなんだけど、これまでDVD化されて無かったんだよね。もう買っちゃいます!

ファイナル・カット」はどこが違う?「ブレードランナー」裏ネタ集(eiga.comより)

ブックファースト

10月14日ブックファースト渋谷店が閉店した。
渋谷で最大の売り場面積を誇った大型書店ブックファースト
好きな書店だっただけにとても残念だったのだが、
10月18日。替わって渋谷駅前の地下に、規模を縮小した
ブックファースト 渋谷文化村通り店がオープンした。
そこは少し前まで「旭屋書店」が入居していた場所で、時々立ち寄った記憶もあるが、地上からは目立たない場所で店内も狭い。
ここに店舗を作るのなら期待できないなと考えていたのだが…


今日たまたま近くを通ったので立ち寄ってみた。
すると想像していたイメージとは全く違っていた。
↓地下1階入り口  〜何となく期待感が込み上げてくる…
 

店内の雰囲気は…他店の比喩で申し訳ないがブックセンター青山風とでもいうのかな?なんだかとてもスタイリッシュで、明るく清潔感がある。


特徴的なのは書籍の陳列方法だ。
ほとんどの書籍が、棚の上にズラッと表紙を見せて並んでいる。
WEBで調べたら、こういう陳列方法を、面陳(めんちん)と言うらしい。
雑誌等ではありがちな並べ方だが、それ以外の書籍も含め、多くの書籍がその形で陳列され、光が当てられている。
カラフルな色合い、刺激的なロゴ、気になるコピー。
表紙が見える形でズラッと並べてあると、情報がこんなにも刺激的に目に飛び込んでくるものなのか。
俺を手にとって読んでくれ!と言わんばかりに、それぞれの冊子が訴えかけてくる。 そして何というか、そう、書店というより雑貨屋さんに入った時のようなウキウキとした楽しい気分にさせられる。 目的も無くフラっと立ち寄った時にでも、必ず気になる書籍に出会えることだろう。
実際この日、様々な書籍・雑誌に目を奪われてしまい、思わず長居してしまった。


※ちなみに陳列方法の正式な呼び名について調べてみたら、平積み(台の上に表紙を上にして積み上げる陳列)、棚差し(図書館の書庫のように背表紙が見えるように棚に入れる)、そして面陳という3つが、代表的な陳列方法らしい。


店舗は地下1階(こちらがメイン)と、地下2階にフロアが分かれている。
ビジネス書や技術書などが置かれた地下2階のフロアは少々狭いが、より落ち着いた雰囲気が漂っていた。
↓地下2階入り口 ※ちなみに天井に見える突起物は全てTVカメラ


そんなわけでとても好感の持てる店舗に生まれ変わり嬉しくなった。
日々素敵な本との出会いを探し求める本好きピープルには、おすすめの書店となりそうだ。


ブックファースト渋谷文化村通り店』
渋谷第一勧銀共同ビル地下1階・地下2階
営業時間 10:00AM〜11:00PM
-ブックファースト公式サイト-

パフューム −ある人殺しの物語-

渋谷のシネマGAGAで、
映画パフューム −ある人殺しの物語-を観た。

パフューム スタンダード・エディション [DVD]香水―ある人殺しの物語原作は、パトリック・ジュースキント「香水 ある人殺しの物語」

舞台は18世紀のパリ。
映画冒頭は、市場のシーンから始まるのだが、
クチコミの映画評にもあったようにかなりグロイ映像だった。
頭を殴られたような気分。
エッジの効いた映像表現の妙というやつか。
18世紀のパリが実際どんなところだったかは知らないけれど、
その頃の社会情勢や、文化、人間像みたいなものが、
その映像からドっと頭の中になだれ込んできてとてもリアルだった。
貧因層の劣悪極まりない労働環境やその生活が描かれる。
格差社会とはこんな世界を言うんだろう。
今の日本ではとても想像がつかない。


この映画のKEYは"香水(パフューム)"。
それだけに様々な香りが漂よってきそうな印象的シーンが度々出てくる。
映像から香りが出てくるはずはないのだけれど、
冒頭の市場のシーンでは魚臭さが、
印象的な黄色い果物(プラム)が出るシーンでは甘い香りが、
そして主人公が生涯忘れることができない"女性"が放つ仄かな香り。
この辺は観た人それぞれの主観になってしまうと思うけど。
ともかく様々な香りが漂ってくるような錯覚を覚えた。
鼻ではなくて、頭の中で感じるというのだろうか。


※実は鑑賞中、隣に座っていた男性が食べていた"スルメ"が臭っていて、何度となく現実に引き戻されそうになっていたのだけど。コレには参った…


さて、映画のストーリーを要約すると、
"グルヌイユ"という名の、超人的な臭覚を持った青年の一生を描いたお話。
彼はその特異な才能を発揮して、不遇な境遇から抜け出し、香水調合師の道へと進む。そして"究極の香水"を作るべく、驚くような行動にでる…といったところだろうか。


彼はまた、偶然自分自身に体臭が無いことに気づき愕然とする。
世の中に存在するあらゆる匂いを感じ取れる彼にとって、
匂いの無い存在とは無に等しく、この世に存在しないも同じ。
それはとても寂しいことだった。
"究極の香水"を作るということは、結局のところ、
自身のアイディンティティを確立するための行為だったのかもしれない。


映画のラストは、映画評などでも出ている通り、
とてもショッキングなシーンが準備されている。
正確には、2点(2シーン)の意味で。


なんとなくもの悲しく、美しくて、リアリティのある映画。
観た後に残ったものは、"究極の香水"についての興味だった。


人を惑わす程の力を持った「究極の香水」
昔から媚薬や惚れ薬についての話はごまんとあるけど、効果の程はいかがなものか。殆どは疑わしいものだろう。
最近 オキシトシン というホルモン物質が注目されていると耳にしたが、これなどはなかなか興味深い。今回の映画に繋がる話かもしれない。


香り(フェロモン的なモノも含め)と、人の"記憶"は、
実体験からしても、とても密接に繋がっているものだと感じる。
天気の良い日に、自転車で学校の側を走っていた時、フっとある花の香りがした。
とても昔、子供の頃、近所の庭か、公園だろうか。同じ香りを感じた記憶がある。
とても懐かしい香りだった。
香りを感じとった瞬間、その頃の情景や、感覚、感情までもが蘇ったように感じた。
きっと頭のなかに、そんな記憶のワンセットがインプットされているんだろう。
それが匂いというキーで扉が開かれて、記憶の表層へと浮かび上がってくるのだ。


匂いが記憶に影響を及ぼし、また記憶を呼び出せるのなら、
幸せなとき、悲しいとき、ドキドキした時、
いろんな感覚や感情の記憶一つ一つを匂いで引き出し、それをブレンドして、
ある答えを導くように仕立てることも可能な気がする。
究極の香水とは、そんなものなのかも…


世に出回っている香水の中で最も高価な香水とはどんなものなんだろう?
そう思ってネットで「世界一高価な香水」と検索してみたら、
ジャンパトゥ(Jean Patou)というデザイナーが1930年に発表した香水
ジョイ - JOYがそれらしい。


「香水の女王」とも呼ばれているらしいが、いったいどんな香りがするのだろう?
至福の香り?その香りを嗅いだとき、何かの記憶が蘇るだろうか?
(参考サイト)

10万円の香水って誰がつけるのでしょう。/香水の濃度で値段は変わる!


驚くほど大量な素材と多くの要素を凝縮して、やっと1滴の香水が絞り出される。
そうして苦労の末作り上げた香水も。その香りを一生保つことはできないのだ。
なんか儚いな。


パヒュームレジェンド―世界名香物語 香水(フレグランス)図鑑 (2006年度版) (Lady’s mook) 最新版 香水の教科書―愛されるための109のテキスト

とうとうその日はやって来た…

これまで数年間貯めてきた貯金箱「30万円BANK」開封することにした。

500円玉でいっぱいまで貯めると30万円貯まるスケルトン型貯金箱
もう1枚も入らない程満タン!のハズだったのだけど、久々に見たらなぜか量が減っているような…
でも中身は誰も取り出せない。お金の重みで自然に沈下?したのだろうと判断。
てっきり30万以上は貯まっているのでは?と期待していたのだけど、一抹の不安が頭をよぎる。でももう開封は止められない。


さて、どうやってお金を取り出そうか?まあ壊せばいいことなんだが、
長年貯めてきて、お守りのように我が家に鎮座してきた貯金箱。
壊し方にも気をつかってしまう。
〜貯金箱を粗末にする輩は、お金も貯まらない!なんてマイ・ジンクス。
結局マイナスドライバーを底蓋の出っ張り部分に当てて金槌でガツン!開いた〜


まずは溢れ落ちないようにテーブルの上へ。
おお〜滅多にみれない光景。なんかイイね〜。
手をザクッっと入れてすくい上げたい衝動にかられるが…


まずは数えやすいように500円玉を20枚(1万円分)に並べることに。
ふーむ1万円分の500円玉って、この高さなんだ〜。
残りの硬貨を横目に「この束がどれくらい出来るかな」と想像する。


さて500円玉は、1982年発行シルバー色の旧硬貨(向かって左)と、
2000年発行ゴールド色の新硬貨(向かって右)の2種類が存在している。
偽造硬貨問題があって新硬貨発行となったらしい。

新硬貨の方は外周がギザギザになっていて裏面表示の500のゼロの中にうっすら500円と見える。
なかなか凝った造りだが、日本の500円玉は、世界で一般に流通している硬貨の中でも最も高額な硬貨なのだそうだ。

Wikipedia-「5百円硬貨」より


さ〜て。全ての硬貨を20枚ずつ並べてみたのだが…

結果は20枚の束が24列と4枚の500円玉
貯金箱の額面30万円分まで達せずだった。
貯まる前に開けてしまった自分に罪悪感を感じつつ、意気消沈。


硬貨による貯金は、貯めがいはあるのだけど、実際に使おうとすると大変。
なのでこのお金は郵貯へ移すことに。

電話で手近な郵便局へ確認すると、お金を数えるのに30分程度時間が必要で、身分証と貯金通帳を持ってきて下さいとのこと。
行ってみると人が少なかったこともあり、5、6分で用は済んだ。
今時は硬貨を機械に投入すれば結果もすぐでるし…


さてさて、貯金箱が無くなってしまった。

新たな貯金箱を探さなければ!


今度の貯金箱は、リアルタイムに貯金額が分かるモノが良いな。それなら満額前に開封する失敗もなくなるし、貯まっていく楽しみもあるだろう。
まあ開けてみるまで貯まっている額が分からないってのも、なかなか楽しかったりするけど…


確か最近面白い貯金箱が発売された記憶が…
と思ってネットで検索してみたら見つかった。

"タカラトミー"発売の『人生銀行』

郵貯に入金した帰り、早速渋谷へ買い出し!渋谷LOFTで発見し即購入。
後でネットで調べたら、"金運アップの色違い「人生銀行」(ボタンの部分が黄色)もあるらしい。

↓[グッズ] 『人生銀行』※メーカーサイトはこちら

以前TV番組で紹介され、これ面白い!と思っていた。
貯金箱中央に液晶画面があるのだけど、
そこに仮想の住人が生活していて、リアルな実生活同様に、会社に通勤したり、アルバイトしたり、家で食事したりしている光景が画面を通して見られる。

最初はしがない生活から始まる仮想住人が、自分が貯金する額や、投入するタイミングによって、様々なイベントが発生して、仮想住人の人生に影響を与えて行く。
貯金を怠ると、住人に催促されたり、順調に貯金が進むと、リッチな生活に移ったり、夢が叶ったりするらしい。
なかなかリアルで面白い。さすが玩具メーカー制作の貯金箱。


さて、箱を開けて早速スタート。電池を入れると自動的に電源投入。
(※電池は別売りなので注意)

最初に現在日時を登録し、
次に目標貯金額(最高10万円まで)と、目標期日(最高1年まで)を設定する。
とりあえず目標額10万円を期日10ヶ月で設定した。
平均労働日数を1ヶ月20日程度として、毎日お昼の弁当代から500円分を貯金すれば、10ヶ月で難なく貯まるハズ。
昼の食事を抑えれば、ダイエットも出来て一石二鳥?そんな思惑。


設定が終わると、期日と貯金額によって、難易度レベルが決定。
同時に、何パターンかある仮想キャラの人生ストーリーが決定する。

僕の場合は、レベル3で、「おんがくこそすべてへん」になった。

どうやら住人は、ミュージシャン人生まっしぐらってことらしい。


↓ちなみに普段の彼は、こんな具合にガテンな仕事で頑張ったり、

↓時々こんなストリートミュージシャン?みたいなこともしてるようだ。


それではいよいよ500円玉初投入。

この500円、実は前の貯金箱で中途半端に4枚残った500円玉の1枚。
新しい貯金箱に引き継がれます。ん〜〜感動的。


硬貨を投入し、上にある緑のボタンを押すと、イベントが発生するのだが、
なんと「サイフが盗まれました」ってメッセージが。
やれやれ幸先が悪い…


ところで貯金総額10万円のうち、貯金箱購入代金 4988円を考えると、
初回投入から5000円分(500円玉×10枚)までは、やっと貯金箱の元をとったようなモノ。
ともかくハイテク?な貯金箱が手に入り、なんだか楽しいな。


10ヶ月の間、この仮想住人と一緒にお金を貯めて行くことになる。
今の画面を見ると、なにやらテーブルはさんで、お友達と会話中のようだ…
仮想住人は気楽でイイな〜。
.

人生銀行 金運色
[rakuten:challenger:10001717:image]

0円生活の方法 ~ 何が豊で、何が足りないのだろう。

今日たまたまコンビニで手に取った週刊AERA(07.2.26)に、
「0円生活の方法」という、興味を引く見出しが載っていた。
ページをめくって文面や写真に軽く目を通してみたら、なんだかとても良い感触を感じて、
普段なら立ち読みで済ませてしまうところ、今日は購入して家に持ち帰ってしまった。

【0円生活の方法】〜大切なことが全部学べる隅田川の青い家暮らし〜


「ホームレス」と呼ばれる人々がいる。
彼らの建てる家を「0円ハウス」ととらえ、
建築という視点から観察し、写真集も出した若者が、
鈴木さんという「0円暮らし」のプロと出会った。
缶拾いの極意は営業に、インフラの調達は未来の住宅に、
示唆に富んだ日々を報告する。
〜「AERA」本文より引用(文と写真 坂口恭平さん)

家に帰り着くと、早速記事を読んでみたのだが、
その詩的で暖かみのある文面と、生活感溢れる素朴な写真に、心がジ〜ンと温かくなった。

隅田川沿岸にブルーシートと木材で作った0円ハウス。
そこに住むご年配の鈴木さんと、みっちゃん、二人の生活に密着し、
その写真も織り交ぜながら、話は臨場感たっぷりに展開していく。

若き筆者の目を通して語られる二人の姿や、生活スタイルは、
ある意味したたかで賢く、自然体で無理の無い生き方だった。

「何が豊で、何が足りないのだろう。鈴木さんたちは何も不満がないと言った。欲しいものも何もないと言った。」
筆者が言った言葉に、自分自身の生活を振り返り、深く考えずにはいられなかった。


とても昔に読んで、感銘を受けた経済人類学への招待―ヒトはどう生きてきたか (ちくま新書)という本にも、これに似た興味深い話が書かれていたことを思い出す。

それには、豊かさの物差しを貨幣的な価値基準ではなく《時間》というものさしを使って考えてみる。というもので、自由な自分の時間をどれほど持っているかが、豊かさを測る良い尺度だと書いてあった。
そして生存のための必要悪的なコストとしての労働時間は、この自由時間をなりたたせるための手段にすぎないのだから、できるだけ短い方が良いと。

例としてアフリカや、オーストラリア原住民(アボリジニ)などの興味深いレポートが続く。
端的に言うと、彼らは短い労働時間で生きているが、豊かな生活(金銭的な贅沢とは別の自由で豊かな時間)を送っているというモノだった。生きるに必要なだけ労働したらそこで止めて、あとは昼寝したり、友人と会話したり、子供と遊んだり、自由な時間を、時には仲間と共有しながら過ごすのだ。対して現代人は、幸せになろうとひたすら労働時間を費やした結果、むしろ大切な時間をムダに浪費していると。
そうして生み出された生産物が、本当に必要なモノかどうかも分からないままに大量に溢れかえっている。


「一般に豊かな国の指標としてGNP(国民総生産)が用いられるが、それは貨幣的支出だけの集計にすぎない。
そこにはごまかしがあって、価格換算できない無償の活動(家事労働や老人の世話、ボランティアなど)や、
自由財(きれいな空気や水とか生存に欠かせない富)は含まれず、逆に公害、病気、災害など、
人間にとってマイナスの現象が増えると、それが市場回路をとおる限りGNPを増大させる、という奇妙な仕組みになっている。」

「経済人類学への招待―ヒトはどう生きてきたか」より要約

実は昨年出版された名著「富の未来」(アルビン・トフラー著)にも似た内容があって少しゾッとした。この本が出版されたのは1994年なのだから、結構古いのだけど、この時代にあって改めて感じ入るものがある。

富の未来 上巻

富の未来 上巻

そう元アメリカ副大統領のアル・ゴアさんが、
最近環境問題を扱った不都合な真実という著書(映画も)を出して注目されています。

そろそろ本気で生き方を改めないといけないターニングポイントにさしかかっているのかもと思う今日この頃。
今年の東京は、冬だというのにとても暖かい。いまだ雪も見ていないし…

不都合な真実

不都合な真実

不都合な真実」の前書きに、なぜアル・ゴアさんがこのような活動を行うようになったのかが書かれているのだけど、それを読むとゴアさんの真面目で誠実な性格が伝わってくる。その上でこの本を読むとより感情移入できると思う。
今更だけど、正直ブッシュさんよりも、ゴアさんに大統領選勝って欲しかったな…


それにしても何の心配もせずに、ぐっすり眠りにつき、朝、気持ちよく目覚めていられたのは、いつの頃のことだろう。最近とても時間が無いように感じる。本当に豊かな生き方が何なのか、改めて考えなおしてみようかな…なんて。
 


TOKYO 0円ハウス0円生活  0円ハウス

パーソナライズド ホームページ ( 現:iGoogle )

Google提供のサービス パーソナライズド ホームページにはまっている。



左は自分でカスタマイズした「パーソナライズド ホームページ」

パーソナライズド ホームページ」というのは、天気予報やニュースなど、各社のWebサイトで提供されている様々な情報やアプリケーションを、自分専用のWebサイト「パーソナライズド ホームページ」に貼り付けて、最新情報を一覧できるという便利なサービス。

作り方(使い方)も実に簡単でGoogleであらかじめ使えるパーツが紹介されているので、それを追加ボタンやマウスのドラッグアンドドロップで配置していくだけ。
以前は提供されている情報も少なかったけど、最近は提供元も増えて、同じ天気予報やニュースでもバリエーションに飛んでいる。

最近、文字ばかりのページだと味気ないと思えてきて、
かわいいネコの画像や、アメリNASA提供の幻想的な宇宙の写真を提供するアイテムを追加してみた。Google Analyticsを使ってMyブログのアクセスログをグラフ化して観られるアイテムなんかもある。


こうやって自分の興味ある情報や画像を集めて、好きにレイアウトしていると、
まるで自分専用のマガジンを作っている編集長みたいだなと楽しくなった。
情報の選び方や配置の仕方、人それぞれの好みが反映された唯一無二の情報ページになるはずだ。

■このサービスがどんどん進化していくとどうなるのだろう?

例えばあらかじめ興味のあるキーワードを設定しておくと、その情報を拾ってきてくれたり、目立つように表示してくれるとかもあったら便利だな〜。
いやいや、そのうち言葉を投げかけなくても、その人の考えや好みを読み取って、自動的に最適な情報を指し示してくれるようになるとか。

自分専用の電子秘書?デジタル・コンシェルジュ?のようなモノに進化?
SF映画によく出てくるマザーコンピューターのように、質問を投げると、何でも答えてくれる。
こちらが何もしなくても、快適な環境を整えてくれている。そんな存在になるのか。
凄い!でもよく考えるとちょっと怖い気もする。
どうせなら、カワイイ女性秘書のキャラクター(動物キャラでもいいだろうけど)とか配置してナビゲーションしてくれるのも愛嬌あっていいかも…
優先度は低そうだけど、今のブログのようにページデザインを好みの形にカスタマイズできても楽しそう。


■今ページに設置している便利なアイテム

・速報ニュース/キーワードランキング系
…リアルタイムに今おきている事件を知るにはとても便利。特に"2ちゃんねるニュース速報"や、kizasi提供の情報などはトレンドが読めて面白い。

Gmailの受信メール
Google提供の便利なWebメールGmail」をフル活用しているのだけど、その受信状況もこちらから確認できる。

・TV番組表
…今現在、あるいは次の時間帯に放送される番組表がわかるので見逃しもなし。

・仕事や趣味に関連するニュース、情報サイト系の新着情報
…ケータイ関連(ケータイWatch)やIT系のネタなどの最新情報も要チェック。


あとは、基本的なお天気情報カレンダー、世界時計など。
他、気になる全国の地震情報や、便利な乗り換え案内機能などもつけている。
※あまりに追加し過ぎると、ページを表示する時間が遅くなってくるのが難点だけど…


Googleのサービスにはいつも驚かされる。今後もフル活用させてもらいます!



Google Hacks 第3版 ―プロが使うテクニック & ツール 100選 今すぐ使える Googleサービス完全活用ガイド Google誕生 ?ガレージで生まれたサーチ・モンスター グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する 文春新書 (501)


ソーシャル・ウェブ入門 Google, mixi, ブログ・・・新しいWeb世界の歩き方

CHRIS BOTTI

久々にとっても素敵なアーティストに巡り会った。
CHRIS BOTTI(クリス・ボッティ
スティングらロック/ポップス界の大物もその才能に惚れ込むスムース・ジャズ界の貴公子。
柔らかく繊細なトランペットの音色で聴く者を甘美の世界へと引き込む。
Blue Note TOKYOより

トゥ・ラヴ・アゲイン

トゥ・ラヴ・アゲイン

今まさに彼の曲をBGMにして、ここへ書き込んでいる。
溶けてしまいそうな超メローで優しい音色に包まれて、身も心も癒され、浄化されていく。
至福の時とは、まさにこんな時を言うのだろう。
酒を飲んでいるわけでもないのに、なんだか微酔い気分になってくる。


今もう一人はまっているCarmen Cuesta(カーメン・クエスタ)という、
これまた超メローでアダルトな女性アーティストがいるのだけど、
彼女をネットで検索していたときに、たまたま知ったあるWEBサイトで、
はじめてCHRIS BOTTIを知った。
韓国語ベースのこのサイトは、どんな趣旨のサイトなのか今ひとつ分からないのだけど、
数々のアート作品画像を、作品毎にチョイスした素敵な楽曲と合わせ紹介している。
著作権は?なんて部分は抜きにして、まるでミュージアムに居るような、癒しのバーチャル空間を提供していて、とても気に入ってしまった。

そこで幾つか気になる曲からアーティストを調べ、
@TOWER.JPで視聴して、即注文したのが上下2つのアルバムだ。

驚くべきことに2枚とも全曲ハズレ無しの逸品。
つい先日、苦労して手に入れたCarmen Cuestaのアルバム3枚と合わせて、
しばらくは幸せな音楽ライフを送れそうだ。


CHRIS BOTTIの曲を聴いていると、まさにこんな曲をずっと探し求めていた気がする。
やっと巡り会えた…そんな安堵感。

どんなものにせよ、良い出会いは貴重で運命的。
それは偶然の結果に思えるけど、
遡って考えると、そこに至る過程には必然的な要素がリンクしているように思える。
"叩けよさらば開かれん" "求めよさらば与えられん"
そこに至ろうとする意志を持って少し踏み出してみれば、求めているモノへと繋がるかもしれない。


バッファロー'66

もう今年も終わりか。やっと休みが取れて今日から好き勝手できそう。

先日TVに「バッファロー'66」という映画が出ていたので録画しました。
バッファロー'66 [DVD]
1998年のアメリカ映画で、一時期CMなどで印象的な映像が頻繁に流れていたので、強く記憶に残っています。
※主人公のビリーとレイラが、一緒にインスタント写真撮るシーンや、ベッドに並ぶシーンとか…
そんなこともあり、それなりに話題になった映画だと思っていたんだけれど、
内容が今ひとつわからず、興味もわかなくて、観たことがありませんでした。
でもそれなりに話題になった映画なら、きっと素敵なエッセンスが盛り込まれているはず。自称映画好きということもあり、時間に余裕もあったので、先入観を捨ててまずは一度観てみることに。


映画が始まり、最初の方でなんとなく映画のあらすじがつかめ、
あとは先の読めるストーリー展開で淡々と話しが進みます。
とりあえず、レイラの忍耐力?いや包容力?には脱帽。
どこに素敵なエッセンスが出てくるのだろう?
感動?アクション?今のところ特になし。
もうこのまま淡々と終わるのか?
でも映画が終わりにさしかかるあたりから、なんとなく目が離せなくなり…。
ホテルのシーンでは、ちょっとジ〜ン(T_T)。
で、最後の最後、どうするビリー!どうするんだ!?
あまり詳しく語ると面白くないので割愛しますが、
観た後、なんだか温かい気持ちになりました。なんかイイな〜!。


実家

子供の頃から長年住み慣れた家ってのは、何年ぶりに帰ってみても、
直ぐに馴染んでしまう。つい昨日もここに居たような、そんな不思議な気分だ。
古びた玄関、狭い階段、昔自分の部屋にしていた和室は、
今じゃ弟に占領されているけど…。

時間は夜の11時過ぎ。周辺の家々は灯りがほとんど消えていて物音一つしない静けさ。
外出している人なども無く、希に人が立っていると、お互いビックリって感じ。


渋谷に長く住んでいると、真夜中でも、外が真っ暗になるなんてことは無い。
街灯やネオン、交差する車のライト、深夜まで起きている人も多いので、家々の明かりも殆どが点いている。
上を眺めると、空さえも街の明かりを反映してとても明るい。
24時間どの時間帯でも、外を人が歩いていないなんてシーンは想像も出来ない。

そんな日常に馴れていると、外に出て、真っ暗(そして静寂)という世界が、
逆に非日常的に思えて、とてもミステリアスで、新鮮に感じた。
子供の頃はそれが当たり前の世界だったのに…。
ミステリアスな世界は大好きなので、近くのコンビニに買い物がてら、散歩してみることにした。


こうやってここを歩き周るのは、十数年ぶりかもしれない。
空には満点の星。冬の星座オリオン座が見えた。
月の光が、周りを取り囲む森の木々に降り注いでいる。
木々の輪郭が、黒いシルエットになってくっきりと浮き上がって見える。
その奥には真っ暗な暗闇が見えた。(暗闇が見えるって表現は論理的じゃないかな?)


映画「ハリーポッターと秘密の部屋」の中に、"禁じられた森"っていう、
入ってはいけない恐ろしい森が出て来たと思うけど、
まさにそんなイメージが頭をよぎった。
ハリー・ポッターと秘密の部屋
そこには別世界の何かが在る。
そんな暗闇に、怖さよりも、なんだかワクワクする自分を感じる。


といえば、昔観た低予算ホラー
「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」って映画も森がテーマだったけど、
結構怖かったな〜〜。

SFXなんてこれっぽっちも使ってない、僕でも撮れそうな映画なんだけど、
心理的に怖さのどん底に落とし込まれていく演出が、よく出来ていたと思う。
でもあの中に出てくるコワ〜イ森の中の風景は、なぜか郷愁を感じる風景で、
ちょっと好きだった。きっと子供の頃に遊んだ森の風景にとっても似ているんだろう。
それだけに感情移入もしやすくて、ラストの怖さも頂点だったけど…
ブレア・ウィッチ・プロジェクト デラックス版 [DVD]
今観たらどうなんだろう、結構コケちゃうんだろうか?
おっと脱線。


子供の頃良く遊んだ近くの公園は、
大人になって入ってみると、とても小さく感じた。
あの頃立っていた同じこの場所に、数十年経った今、立っているんだなって思うと、
とても不思議な気分だった。
ミニスキーで滑った丘の斜面も、やはり在った。
幾つかあった商店などは無くなっていたり、姿を変えていたり。


やはりここは変化のスピードがとてもスローだ。
数年、数十年ぶりに帰っても、とても落ち着けるのは、
やはり同じものがそこに在り続けるからなのだろう。

思えば、子供の頃の忘れていた記憶を目覚めさせてくれるのも、
この地以外にはありえないんだよな。
あの頃の風景がリアルにココにあるんだから。


そんな事を思いながら一人ほくそ笑む。
住宅街の静かな夜道を、キョロキョロしながら歩いていたので、
端から見るときっと怪しい人に映ったかも。


家に着き、小腹も空いたので台所をあさると、
懐かしの「マルちゃん 塩ラーメン」が出てきた。

かなり懐かしい。(T_T)
まだ在ったんだって感じ。
子供の頃はよく食べていたのだけど都内では見たことがない。
パッケージも昔のままだ。早速作って食べる。


そんな一日も終わり、
こたつにあたりながら一晩過ごした。
安心感と、その静けさも手伝ってか、久々にグッスリと熟睡することができた。


実家帰省 - 青森県八戸市

東北新幹線はやてから降り、八戸駅のホームに立ったのは夜18時。外はもう真っ暗。
吐く息が白く光ったとき、「オ〜」北国だな〜なんて我ながら実感した。
東京との気温差は10度以上もある。
11月3日文化の日の話。

突然実家に帰る決意をして、前日にチケット購入。
当日のんびり旅支度していたら、新幹線に乗り遅れる始末。
ジタバタしてもしょうがない。品川で一つ後の新幹線に変更してもらい、
エキナカでゆっくりお土産探しをした後、出発することにした。


八戸に帰るのは2〜3年ぶりだろうか?
新幹線が八戸駅まで通ってくれたおかげでだいぶ助かった。
到着までは約3時間。好きな読書をするも良し、ゆっくり眠るも良し。
どこに向かうにせよ、旅の始まりはとても楽しいものだ。


八戸駅もだいぶ立派になった。
駅は元々街の中心から離れていて、周辺は寂しい感があるけれど、
駅からの温かい明かりが周りを照らす様は、寒さも和らげてくれるようだ。

駅前では、前もって連絡しておいた弟が、車で迎えに来てくれていた。
酒好きの弟に会うときは、決まって旨い飲み屋に二人で向かうことになる。
漁業の街"八戸"の魚は、新鮮でとても美味しい。
県外に長く住むようになるとそれがしみじみ分かる。
早速街に繰り出した。


八戸の中心街にみろく横町というなかなか雰囲気のある屋台村がある。

カウンター程度のこぢんまりとした屋台が軒を連ね、
窓越しに、店内の賑わっている様子を眺めることができるのだが、
とてもアットホームな雰囲気が漂う。

まだ一度もここで飲んだ事は無いのだけど、
雰囲気が好きなので、いつもココを通って、飲み屋街へ向かう。


細い路地や裏道も多く、
そんな場所にある飲み屋もなんだか良い味出してます。


魚が美味しく食べられるところというリクエストに、
今回弟が連れてきてくれた飲み屋は、漁食主義「きんき」

名前の通り、海の幸メニューが豊富。
聞いたことも無い珍しいメニューも結構あり、
何が出てくるのか?どんな味なのか?注文もワクワク。
お刺身はどれもぷりぷりつやつやの新鮮さで、歯ごたえがあり、たまらない美味しさ。
やはり八戸はお魚美味しいな〜って、しみじみと感じながら熱燗を一杯。

写真は「きりたんぽ鍋」

寒い時期。温かな鍋料理は身も心も温まる。


八戸の郷土料理
八戸には「せんべい汁」というご当地鍋があって、
いつもならそれを注文するんだけど、美味しくてオススメのお鍋。
季節柄か、最近TVに露出する機会も多くなっているようだけど、
もっと全国規模で認知度が上がってくれれば嬉しいな〜。
最近地元でも力を入れているらしく、歌まで作ったらしい…(^^;)
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ちなみに八戸にはお土産に最適な「いちご煮」ってモノもあります。
別に果物の"いちご"が入っているわけではなくて、
海の幸「ウニ」が入った、磯の香りも濃厚な美味しいスープ?って感じのものなんだけど、缶詰で売ってます。
いちご煮3缶セット(化粧箱入)【ギフト包装済み】【味の加久の屋】【八戸】【青森】【土産】
そのまま温めてお吸い物にしても良いのだけど、
オススメは、炊飯器にお米と一緒に入れて炊く、いちご煮炊き込みご飯。
炊きあがる頃には、美味しそうな香りが漂ってきて、とても食欲をそそります。


さて、一通りのメニューも食べ終わり、お腹も満腹。
酔い加減も程よくなってきたころで、
きんきを出て、弟オススメの2件目に向かうことにした。


地下にある小粋なBAR「夢屋」
JAZZが流れる店内は落ち着いた雰囲気で、
ヒュー・ジャックマン似の、ダンディーなマスターは、
少し訛りもあって、とっても気さく。
弟と3人で、世間話に花が咲いた。

普段は女の子のお客さんも多いらしく、
マスター目当てに来ている子もいるのでは?
なんて美味しいカクテルを飲みながら想像をふくらます。

2杯目は、飲みやすいよとオススメのウィスキー、
MACALLAN(マッカラン)を飲んでみた。

普段はあまりウィスキーを飲む機会がないのだけど、
雰囲気のあるBARで飲むウィスキーは美味しく頂ける。
このマッカラン。確かに飲みやすくていい味だった。


気分良く酒を飲み終えて、
街から車で10分ほどの実家へ向かう。(もちろん運転代行で…(^^;))

水道橋と神田川

空が青く透き通っているとき。空気もしっとりと澄んでいるようで、
見るモノ全てが鮮明になり、爽快で、とても幸せな気分だ。


水道橋交差点の周りには、東京ドーム、後楽園遊園地の他、学校施設が多く、
ファミリー、ビジネスマン、学生といろんな人達が行き来する。


交差点横には神田川が流れ、ツタが岸壁を緑で覆っている。


河岸に立つモニュメントや木々とも調和して、1枚の絵に収まりそうな光景だ。
実際、水道橋の上でスケッチをしている人達を目にすることもあって、
皆同じように魅力を共有しているんだなと思うと少し嬉しかったりもする。

涼しい秋風が肌を撫でるように通り過ぎるとき、
緑がゆっくりと波打って揺れる様は、とても綺麗で、静かな気持ちになれる。


水道橋を渡った直ぐ先にある「らんぷ亭」で牛丼を食べる時は、
決まって神田川が眺められる窓際のカウンター席に座る。

水の流れというのは不思議と気持ちを穏やかにして、心地よい気分にしてくれる。
350円の簡素な牛丼も、心地よい空間で食すれば、格別の味となる。


最初にここに座り、川を眺めた時、岸壁に大きく空いた神田川分水路の開口部に目が惹かれた。
垂れ下がるツタの隙間から差し込む光が、入り口付近を照らし、川の水が、その奥へと静かに流れ込んでいる。
洞窟の前に立つ気持ち、というのか、ちょっぴりミステリアスでワクワクする。


"暗いトンネル"というと、昔見た映画「マルコヴィッチの穴」を思い出した。
人は元来、未知なる世界に心惹かれ、その入り口となる「穴」に、不安を覚えつつも、
入らずにはいられない衝動を覚える。そんなモノなのかもしれない。
マルコヴィッチの穴 DTSコレクターズエディション [DVD]


「地下鉄(メトロ)に乗って」という邦画が公開されているが、
"地下鉄"という空間も"穴"的なミステリアスさがあって僕は好きだ。
この映画の場合、地下鉄から出てみたら、"是までと異なる世界"が待っていた。
というタイムスリップストーリー。今ちょっと気になる映画だ。


1984年公開のカルトムービー「サブウェイ」も地下鉄系映画としては素敵な映画だった。
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監督は後に名が知れるリュック・ベッソン。蛍光灯の青みがかった光源で描く映像は、地下鉄独特の世界観を良く表現していて印象に残っている。キャストも意外と大物揃い。


牛丼を食べ、物思いにふけりながら何気なく川を眺めていたら
川の上をゆっくりと流れてくる小さな物体が見えた。

最初は枝か何かかと思ったのだけど、よく見ると川の流れに逆らって、わずかながら上流へと進んでいる。
水面の上にちょこんと小さなものが飛び出していて、水面下ではなにやら足をバタつかせて泳いでいるようにも見えた。
だんだんとこちらに近づいてきて、姿が見えてくる。
カエル?かとも思ったが、どうやら体長30cm程のが、顔を水面に出しながら、
えっちらほっちら泳いでいるのだった。なんだか愛らしい。
あまりに一生懸命泳いでいるので、最初は溺れているのかと思ったけど…。

この亀さんに気づいた人は何人いただろう。
川を右へ左へ行ったり来たりしつつ、やがて姿が見えなくなったが、
僕はずっとこの亀さんが気になってしまい、姿を目で追いながら牛丼を食べていた。


水道橋は、そんなささやかな出会いもある心地よいスペース。
今度は是非神田川沿いを、ゆっくりと散策などしてみたいなと思う。


渋谷「かつ吉」

渋谷のかつ吉という店に行ってきた。
渋谷駅東口から徒歩3分程、明治通り沿いにあるその店は、周りのビルとは雰囲気の異なる古く重厚な門構えで、前を通るたび、いつも気になっていたのだけど、立て看板にあるメニューの価格帯を見ると少々高めのようで、店内の様子もよくわからなかったせいもあって、今ひとつ入る機会を失っていた。

入り口は地下にある。

階段を下りていくと、薄暗い明かりの中に、江戸時代の武家屋敷のような重い引き戸があった。
なかなか雰囲気いいじゃないの! ここを開けると何があるのだろう?期待も高まる。
引き戸を開けようとして手をかけて踏ん張ったのだがなかなか開かない。
けっこう重い戸だなと横をみると、自動ドアの開閉ボタンが…押すと難なく開いた。


目の前に広がる店内は、古い木材で形作られ、温かい電球の光が優しく照らしていた。
静かなクラシックがBGMに流れ、明治時代にタイムスリップしたような雰囲気が漂っている。
店内は広く、2名で入った僕らは、20cm程はある分厚い木材の古めかしいテーブルに通された。
二人でこんなにスペース使っちゃっていいの?って程広いテーブルだ。
周りのお客さんも同じような広いテーブルに座ってゆったりお食事をしている。

テーブルには大きなメニューがドンと立ててあった。さあ見てください!って感じ。
(以前行った「びっくりドンキー」という店を思い出してしまった。)
さて、早速メニューを拝見。

やはり"とんかつ"がメインだが、他にもカキフライやクリームコロッケ、ビフテキなどの類もあって、どれも美味しそう。選ぶのに困ってしまう。
他のお客さんが注文した"特大車海老"が目の前を通る。
とっても大きくてビックリ。予算があったら一度頼んでみたい…。

今回は、ひれかつ、カキフライ、えびかつ、かにクリームコロッケなど数点が入った「梅盛り二人前」と、定食セット、ビールを頼んだ。


テーブルの横にはすでに3品(たくあん、もやし、らっきょう)おいてあって、つまみ食いできる。
とっても美味しくて、これだけでも沢山ご飯が食べられそう。

早速ビールが届き乾杯。その後すぐ大きな海草サラダがやってきた。ドレッシングをかけて食べると、これまたとっても美味しい。
横の3品もつまみながら、メインディッシュを待つ。


程なく梅盛りと、青しそご飯、赤出汁が届く。ご飯とみそ汁は、おかわりし放題とのこと。

早速箸をつけると予想通り、こちらも美味しくて、青しそご飯をおかわりしながら、猛スピードで平らげてしまった。
おかげで食べ終わる頃には、お腹もパンパン!かなり苦しい。
そんな頃、御茶がやって来た。

なに茶か聞き忘れたけど、茶色の御茶です。ハ〜気持ちも落ち着く。
飲み終わる頃に、今度は"青しそ"?緑色の御茶がやって来る。ちょっと酸味のある爽やかな味わい。温かいおしぼりも頂いた。

なかなか心配りがよろしいようでとっても満足。(まあ、もうそろそろお帰りですか?って合図でもあるんだろうけど…)


それにしても店内の雰囲気、料理の味、店員の礼儀正しさ、とっても満足でした。
値段は少々高い気がするけど、十分元は取れます。
雰囲気満点の店内の写真を取れなかったのは残念。
ご興味ある方は、「かつ吉」のWEBサイトまで。
また機会があったら、友達誘ってやって来よう。


マグロの兜焼きの巻

「マグロの頭」が2つ入って半額250円で売っていたので買ってみた。

ん〜可愛い目をしている。ちょっとグロイのでミニ写真で…

マグロの頭を調理したことは無かったが、まあ煮込むなり、焼くなりすれば良いハズ。
マグロの目玉にはかの有名なDHA(ドコサヘキサエン酸)が豊富といわれる。
DHAとは、頭を良くする成分が多量に含まれていて、血液をサラサラにする、目にも良いなどと言われているが、今の自分には最も必要な成分。
サプリでは時々飲んでいたけど、一度、生のDHAをたらふく食べてみたかった。

後ろから。美味しそうな肉付き。牛肉みたい。

レシピを知ろうと、インターネットで「レシピ マグロ 頭」で検索。
「マグロの兜焼き」で幾つかヒット。ふむふむ。
出てきたレシピを参考にして、自分なりに調理開始!


砂糖・醤油・みりん・お酒、ついでに麺つゆなど適当に入れてタレを作る。
マグロの頭全体に、ひたひたとタレを付けたら、アルミホイルで包み込む。

ガスコンロにグリルがついているので、それを使って焼くことに。
と、不安的中。マグロの頭が太すぎて、グリルに入らない…
あと1cm程で入る…しかたないのでちょっと削り、押しつぶし無理矢理グリルに挿入。

ん〜焼けてます。焼けてます。

ちょっとアルミホイルに火が付いている気もするけど気にしない。
火が不完全燃焼しているような気もするので、念のため換気扇をON!



とりあえず表10分、裏10分程焼いてできあがり!

↓美味しそう! というよりは、はやりグロイ。

彼らの目を見ていると、ちゃんと中まで焼けているのか不安。
念のため電子レンジで、2〜3分加熱してみることにした。


   (^o^)/
    ↓
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   (^_^)v
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   (*^_^*)
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    ↓
   チ〜ン!



なんじゃ!コリャー!?
できあがったマグロの頭は、すでにマグロの頭にあらず。
とってもグロテスクな形に生まれ変わってしまった。


目玉の周りに飛び出ている丸いプラスチック状のモノは何?
どうやら、目の周りの肉(というより柔らかいゼラチン質の部分)が溶け落ちて、目の回りにあった"めん玉ケース?"のようなモノだけが残って飛び出ているようだ。
その中には、恐らく目の角膜?水晶体?らしきグレーのぶよぶよしたモノと、めん玉そのものが蒸し固まったものだろうか?1cm程の白いボールが入っていた。


横から見たところ…モンスターです。


この段階で、料理…というより解体作業。
目の部分をくり抜いて、本体と分離。
先に作っておいたタレを上からかけた。
とりあえず美味しそうには見えてきたかな…

DHAがどの部分に入っているのか分からないので、全て食べてみることにした。
そうそう、インターネットでレモン汁をかけて食べると凄く美味しいとあったので、ポッカの「食卓レモン」もかけてみる。


【お味評価!】
ぶよぶよの角膜? ちょっと気持ち悪い。オススメしません。
白いボール 適度な堅さで、うっすら塩味。まあまあ。
マグロ本体の肉 結構肉が付いているのかと思いきや、実際は骨の周りにうっすら肉が付いている感じ。こそげ落として食べてみたら味は美味しかった。
いよいよ目の後ろ部分に箸を持って行く。
この辺は肉というよりとろとろ・ぶよぶよのゼラチン質の固まり。豚の角煮についているゼラチン質と近い感じだ。
これは脂肪らしいが、不飽和脂肪酸という体に良い脂肪ということで、後で調べたらDHAもこの辺に含まれているらしい。
ガッツリ食いついて、ご飯と一緒に食べてみたら、なかなかいける味だった。

僕の好きな、脂のコッテリ乗った「鮭のハラス」を焼いて食べた時の感じに近いかな?
とはいえ、鮭のハラスもそうだが、脂コッテリのゼラチン質は、好みにもよるが、単品で食べるには少々胃がもたれる。やはりご飯と一緒に食するのが良さそう。


と言うわけで、初の「マグロの兜焼き」挑戦は一件落着した。
今回は調理したというより解剖実験?をしたような感覚ではあったが。
またお値段が安い時に出会ったら、再挑戦してみたいと思う。


これだけDHAを食べたのだから、
明日の朝には、きっと凄い効果が現れているはず!?


ワールド・トレード・センター

ワールド・トレード・センター スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]
最近気になっていた映画「ワールド・トレード・センターを観ることに決め、早速チケット売場へ直行。全席予約制なのだけど、上映15分前に購入したせいもあり、館内サイドブロックの席になってしまった。


新しいだけあって、館内はとても綺麗。
今回の施設はスクリーン10。画面がとても大きく、音響効果も良好。サイドよりの座席でしたが、問題なく楽しめた。座席は映画館にありがちな立ち上がると座面が持ち上がる"折りたたみ式"ではなく、固定式の椅子。椅子の幅、足下の広さにも余裕があって、とても好印象。


映画「ワールド・トレード・センターの監督は久々のオリバー・ストーン
米9.11テロ事件の実話を基にしたストーリーで、とても重みのある映画。

映画冒頭、事件が起きた日付 2001年9月11日が現れたとき、もう5年も前の出来事なんだということに驚く。
時はあっという間に過ぎていき、そして人は、物事を忘れるのも早い。
このような映画の存在はとっても大切なんだと感じる。


映画の内容もとても良かった。
ビルが崩れ落ちるシーンを、ビル内部から捉えたシーンでは、とても臨場感があって息を呑む。話をたどっていくうちに、使命・責任・信頼、そんなキーワードが頭に浮かんできた。
同じような状況に陥ったとき、自分も命を捨ててまで責任ある行動が取れるだろうか…

※ちなみに同じく9.11を取り上げた映画「ユナイテッド93 [DVD]も只今公開中だけど、
こちらはちょっと悲しそうなので、心情的に観られそうにありません…


映画を見終わり、暗い館内から明るいららぽーと店内に戻る。
店内には、映画を観る前と同様に、お客さんが溢れ、楽しそうに過ごしていた。
さっきまで映画で観ていた世界とあまりにギャップがあって、なんだかとても不思議な気持ちに…

帰りは"ゆりかもめ"から帰ることにした。
大好きなお台場の、煌びやかな夜景を眺めながら…



東京生活 no.21 (エイムック 1314) ゆりかもめ 新橋~豊洲間往復 東京臨海新交通臨海線 [DVD]