不完全性定理への典型的な誤解
「我流でゲーデル解釈」と題するブログ記事をみつけました。
不完全性定理への典型的な誤解の固まりです。ハチャメチャですが、典型的な誤解がこれだけたくさん、しかも、簡潔にまとまっているのは、著者の意図とは無関係に便利なので、紹介します。
- 構文論と意味論の区別への無理解
- 有限性と可算性の混同
- 決定可能性と枚挙可能性の混同
- 計算量への無理解
- 意味論的完全性と証明論的完全性の混同
- 対象レベルとメタレベルの混同
- 「機械的操作」に関する誤解
不完全性定理への誤解として思いつけるものは、すべて網羅しています。他山の石としてとっても非常に著しく便利です。皮肉ではなく、著者の方、ありがとうございます。
詳細な解説は後日。誤り密度が高く、原文1文に対して5段落ぐらい解説を書かないといけないほどなので、今すぐ書くのは無理です。