Kenmotu Point について

Wolfram MathWorld に「Kenmotu Point」なる項目があります。そこには命名の由来は書いていないのですが、参照先の Encyclopedia of Triangle Centers の項目「X(371) = KENMOTU POINT (CONGRUENT SQUARES POINT)」には、


The common point, X(371), may have first been published in Kenmotu's Collection of Sangaku Problems in 1840, indicating that its first appearance may have been anonymously inscribed on a wooden board hung up in a Japanese shrine or temple.
試訳

共通の点 X(371) が最初に公表されたのは、1840年のKenmotuの算額問題集であろう。その本では、この問題が最初に現れたのは、日本の神社や寺に掲げられた木製の板(訳注:絵馬のこと)に匿名で書かれたものであろうと指摘している。
とあります。

調べてみましたが、該当する本としては、剣持章行の『探[臣責]算法』([臣責]はこれで一文字)しかみつかりませんでした。それなら、著者の姓の読みは「けんもつ」ではなく「けんもち」のはずです。誤りが定着すると困りますので、Kenmochi Point の定着を図らないとあかんかな。