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上羽得風的獣人博客

2012-01-18

鼻づら主義者と耳しっぽ主義者…越えられない壁なのか?(8)

| 23:08

本論 〜 鼻づら主義と耳しっぽ主義の分析

第三章 鼻づら主義と耳しっぽ主義、どっちがリアル? 〜 表現の問題

 動物(人間を含め)は、現実の存在である。ゆえに、人間と動物の複合である獣人も、リアル(写実的・現実的)に表現が可能なはずである。一方、絵画的(漫画的)な作品においては、デフォルメなどにより写実性から離れた表現を用いることがある。これをここではノン・リアルと呼ぼう。


 獣人の鼻づら「だけ」をノン・リアルに表現することは技術的に難しい。鼻づらをノン・リアル表現とするためには、通常、全身をノン・リアル表現にする必要がある。すると、原則的には、作品中のすべての表現をノン・リアルにしなければならない。

 もっとも、我が国における主要サブカルチャーのひとつである少女漫画においては、動物に変身すると、人間の表現に比べてノン・リアルな動物画により表現する例が見られる(注)。これは、サンクション(懲罰)性を有する動物変身の物語において、読み手の心理的負担を軽減する効果を有している(情況の軽薄化)。この点からも、一般には、完全な動物性を有する表現は好まれていないことが想像される。

(注)例えば、あさぎり夕「コンなパニック」、まいた菜緒「コンコン×ハニー」、瀬口恵子「にゃんとエイリアン!?」を参照せよ。

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