大鳥大社
大鳥大社は、大阪府堺市西区鳳北町に鎮座。
和泉国一宮。
「延喜式」神名帳大鳥郡の「大鳥神社名神大、月次新嘗」に比定される。
当社はその起源古く古来大鳥大明神と称せられ延喜式名神大社であり和泉国一の宮である。
日本武尊は景行天皇の皇子にして勅を奉じ熊襲並に東国を平定、帰途伊吹山の賊を平げたとき病を得て伊勢国熊褒野に薨じ給うたが御屍は白鳥と化し御陵を出で大和国琴引原、次に河内国古市にとび最後に此の地に留り坐したので社を創建、之が当社の起源と伝える。
又、大鳥連祖神は大中臣と元を一にし祖先は天の岩戸開きに功を立てた天児屋根命である。
聖武天皇の御世には僧行基が勅願により神宮寺としてこの地に勧学院神鳳寺を建立したが明治の神仏分離により廃寺となり当社は明治四年五月官幣大社に列格
社殿は大鳥造と称して神社建築史上貴重な様式を今に伝えている。「境内由緒書」より