今日はある歌詞のパロディが混じっています。何だか判りますか。

west2692009-06-02

今日の写真は木材の含水率計。新築工事の現場で木材の表面にKD25とかKD20などと書いてあるのを見かけるが、これは人口乾燥で含水率が25%、または20%以下なのだという表示。
KDというはどうやら「機械・ドライ」の意味で、日本語と英語の合体した単語を、それぞれの頭文字で省略したものらしい。素直に「機械・乾燥」の省略でKK材じゃイカンのかと思うけれど、慣習なので従うしかない。日本人はそんなに英語が得意なのか?
5,6年前に打ち合わせの席で突然「KD材でいいですか」と質問を受けた。しかし、意味が解からないので「なんのこっちゃ」と反対に訊いてみた。教えてはくれたが、こんなことも知らんのかという態度だった。「知らんものは知らん。なんでも省略して言うのは日本人の悪い癖だ。正しく『人工乾燥材』と言うべきなのだ」と1人で内心憤慨したが、どうやら正式な用語だったらしい。今もそうだが、あの頃も仕事が少なかったからなあ………。
ちなみに機械じゃなくて自然乾燥の木材は「グリーン材」という説明だった。後で調べてみたら「含水率25%以上の未乾燥材のことをいう」とあった。そんな調子なので、用語が常に正しく使われているとは限らない。それにしても何で「グリーン」なんだろう。

下の写真は自然乾燥した国産の桧材。

乾燥が不十分だと組み立ててから接合部がガタつく恐れがある。手のひらの感触でも乾燥状態は判るが、正確には先ほどの測定機械で含水率を調べる。表示されている数字は22.3%。
最後にパロディーのヒントはこちら。→原発三浦友和