2010-10-01から1ヶ月間の記事一覧

洋食は東洋生まれ

今日の一枚は高山にある蝋燭立のお店。 高山の近くの古川という町で和蝋燭を見つけた。一緒に歩いたN氏に「手に入れたのは良いけれど、どうやって灯したら良いんでしょうかね」と話しかけると、高山には蝋燭立を専門に売っている店があるという。 それならば…

忙中閑あり?

今日の一枚は「山北の家」。 どういう訳か今年は一日に行事が重なることが多い。10月最後の土曜日はイベントが2つ重なってしまった。東京と山梨なので掛け持ちはできない。 仕事の締め切りも迫っている。こちらは打ち合わせにも行かなければならない。当然の…

親近感

今日の一枚はホウトウという山梨県の郷土料理の店なのだ。 こんなに寒い日に、くもり空の下に白い壁の建物がこんもり建っていると「カマクラ」みたいに見えるけど、もちろん雪じゃなくて鉄筋コンクリートで出来ている。 夏頃から何度か前を通りかかった。一…

心もとないようだけど

今年は何時までも暑いじゃないかと思っていたけど、ここにきて一気に寒くなった。朝から雨も盛んに降っている。 新聞には「寒波急襲」と出ていた。秋はどこに行ったんだろう。 再生したばかりの民家の床は昔ながらの三和土で復元している。気温は低いけれど…

15分の寄り道

今日の一枚は石置き屋根。 安房峠を越えて158号線を高山に向かう途中こんなものが見えた。屋根の上に石が載っている。ボソボソした屋根葺き材は何だろう。板葺なのか樺葺なのか・・・。 こういうものを発見して知らん顔は難しい。朝早く出かけてきたので、約…

長寿命な素材

今日の一枚は宮光園の出来立ての「三和土」。土に石灰とニガリ(塩)を混ぜて、締め固めて作られる。かつて我が家の玄関も同じような「三和土」だった。雨の日に靴の底に泥をつけて出入りするので、床面が凸凹になってしまった。掃除も大変だったのだろう。…

庭仕事の愉しみ

昨日の庭仕事の影響か今朝は腰が痛い。 葉っぱを詰めた黄色いポリ袋を回収車の来るところまで持って行くと、先客の荷物が山になっていた。隣近所でも一斉に剪定をしたらしい。どうにも置き場所が見当たらない。仕方がないので、改めて水曜日に出直すことにし…

手入れの良い庭

今日は庭仕事と家の片づけ。 朝食をとりながら2階の窓から見下ろすと、庭のもみじの枝がぼさぼさに伸びている。 去年は枝に付いた毛虫に刺されて手がグローブのように腫れ上がった。そんな記憶が生々しいので今年は敬遠していたら、毛虫たちもいい気になって…

朝飯前の話

新幹線の時間まで30分ほどある。朝食の前に少しだけ駅前を眺めることにした。博多駅の隣にはこんな建物があった。郵便局の建物かなと思ってよく見ると「でかでかとPOST博多」と書いてある。 犬も歩けばではないが、ちょっと大発見の気分。ここのところ建…

何だか、似ていないか?

今日は16日の続き。 O氏の手元にあった有名建築の写真リストの中に風変わりなものがあった。「旧志免鉱業竪坑櫓」という。行ってみたいが住所が判らない。 山梨の事務所に電話して名称を告げて、検索を依頼する。しばらくするとメールで道案内を送ってきた。…

近隣説明会

今日の一枚はお向かいのビル。「東京電力とNTT旧塩山営業所」。 事務所の道路を挟んだ向かい側には3階建て鉄筋コンクリートのビルが2棟建っている。斜向かいは東京電力で、朝の内に2,3人見かけることがあるが、基本的にほとんど人気は無い。屋上の鉄…

大都会の条件

今日の一枚はちょっと派手目な洋館。レストランらしき佇まいだが、入り口には何故か中華料理の看板が出ていた。 案内図を見ると「北九州市国際友好記念図書館」といって「北九州市と大連市との友好都市締結15周年記念」に建てたものだという。いきさつは皆目…

幻の栗の木

今日の一枚は「栗」。これは佐久平の民家の庭にあった。 8月27日の日記に毬栗の写真を載せた。「どこから飛んできたの判らない」と書いたけれど、実はすぐ近くに小さな栗の木が立っていた。我ながらいい加減な話なのだ。 以前、我が家の近所に古い栗の木があ…

建築の背後

今日は昨日の続き。翌日、小倉城の背後に見える巨大な建物に入ってみた。写真はそこから撮った一枚。変な話だが、町中でここからが一番よく見えるような気がする。背後の風景の影響は大きいのだ。やはり建物の背後には建物より空が欲しい。 街中の案内図を見…

記憶にない風景

小倉は山梨より西にあるからか夕方5時を過ぎても空はまだ明るい。 「北九州市立図書館がすぐ近くにあるから見てゆこう」とのO氏の意見でゾロゾロと歩きだした。 図書館には友人たちと30年前に来たことがあるが、この周囲の風景には記憶がない。こんな所だっ…

何とかなるさ

今日の一枚は「メーテル」。北九州の空港で見かけた。学生の頃見た映画の銀河鉄道999に出てくるヒロインだが、似ているような似てないような。この人の行く先はアンドロメダ星雲だったように記憶しているけど、まだこんな所にいるようじゃ、永遠にたどり…

メール不通の顛末

今日の一枚はフランク=ステラの作品。北九州市立美術館のアネックスの前にあった。 打ち合わせやら、来客で午前中は電源を入れたきり自分の机に戻れなかった。午後になってやっとパソコンの前に座ると、今日はメールが来ていない。ジャンクメールがめっきり…

にわか家具職人

今日も昨日の続き。旧門司税関の窓。 「旧門司税関」の設計と書いた妻木頼黄は設計者というより設計の指導をした人らしい。指摘を受けてもう一度調べたら、「妻木頼黄+咲寿栄一」とあった。 さて、山北の現場に出かけて戻ってくると、事務所の玄関に大きな…

記憶力について

今日は昨日の続き。「ブログは備忘録」とあったので、こうして印象に残るところをメモして丸2年は経過した。我ながら良く続く。しかし、何時まで続けられるんだろう。 さて、現地で説明文も読んだんだけど建築年代・設計者などの概略はすっかり忘れてしまっ…

バナナの叩き売りの故郷

今日の一枚はバナナ。門司港の近くに門司税関という建物がある。煉瓦造りの古い建築なのだ。建物の前に立つと何故かバナナをかたどった看板がある。看板には「バナナ博物館」とまで書いてある。中に入るとやはりバナナが並んでいて、バナナ売りのおばちゃん…

騒がしい朝

今日は9日の続き。中洲の天神中央公園というところで早朝見かけたオブジェ。それとも何か建物の遺構なのか? 昨夜はお祭りだった。子供たちが路上で太鼓を叩いて、それを大人たちが取り囲んで聞いていた。女性だけの神輿も繰り出すとのことだったけど、つい…

坪効率の良い店舗

今日の写真は魚。小倉のホテルで町の案内図を見ると旦過市場というものが出ていた。 地図上では細い路地の両側に向かい合って店舗がひしめいている。ここに行けば食べ物が沢山あるとにらんで、食事に出かけた。昼近い市場の周辺は買い物客の車があちこちに路…

どんぐりコロコロ

今日の一枚はアクロス福岡。 夜になり暗くなった。もう撮るものはないだろうと、カメラを置いて外に出る。夕食を終えてホテルに戻る途中、ビルの隙間からこの建物を発見。「なんだこんなところにあったのか」。 カメラを取りに戻りたいが、お店のお勧めの地…

天気輪

今日は昨日の続き。写真は美術館の裏山にあったレストラン。 水力発電所は水を落として水車を回すから、裏手は当然のことながら山に続いている。構内案内図にはレストランが載っている。朝から何も食べてないので、そこで食事をとることにした。 登り切った…

屋台の美術館

今日の一枚は下山芸術の森発電所美術館。富山県には水力発電所を転用した美術館があるというので見に行った。 煉瓦の壁はなかなか渋くて、イギリス積なのだ。 中に入って入場券を買うと「1階ではこれから洪水が起きます。2階に上って下さい」という。 階段を…

竹の性格

竹を割ったような性格という言いまわしがあるが、こちらは竹を割ったところ。この竹がどんな性格なのかは判らない。 さて、蛮風亭の現場は桂川に面した崖の上にあって竹がたくさん生えていた。 一般的に「伝統的な民家は身近な素材を使って建てられる」と言…

忙しい建築

新潟税関の建物の傍らにこんな蔵があった。石庫と言って税関に持ち込まれた品物の保管をするための建物だとのこと。やけに石が新しいので新築なのかと思った。家に戻って調べると、昭和57年に復元されたもの。本物は明治2年の建築で昭和38年に解体され…

散歩する犬

今日の1枚は「オオビキ」。佐久平の民家の床下にあった。天然落葉松の丸太を大鋸で挽いて作られている。曲線を描いた筋の跡は大鋸の痕跡とのこと。この部材は目が詰んでいて、とても重い。 マサカリ大工の説を思い出した。梁や差し鴨居と違って床下にあって…

欄間の彫りもの

昨日宮光園で写真を撮っていると電話が鳴った。動物病院からだ。野良君の生涯は短いのだ。生まれ暮らした公園に連れてゆくと仲間達が近づいてきた。見覚えのある猫もいる。いつもは知らんぷりで寝たふりをしていた奴だ。彼らにも事の成り行きは分かるのかも…

竣工写真

今日は竣工写真の撮影の日。朝起きると青空が見える。これはツイていると宮光園へ出かけた。現場につくと誰もいな。ピーカンに晴れているので工務店が委託した写真家は撮影を見合わせたのだとのこと。邪魔が入らなくて好都合と一人で撮り始めた。藪が多いの…