キーンランドC

木曜日の夜に住んでるマンションでボヤ騒ぎがあったため、リズムがおかしくなっている。4時に目が覚め、風呂に入って、テレビを見てもこの時間。まぁ、そんな日曜日も悪くはあるまい。独身時代なら、早起きしたら早めに準備して、どこかでのんびりモーニングしながら競馬の予想という感じだったけどなー、と思うが、こればっかりはやむを得まい。

さて、キーンランドC。

1 パドトロワ
2 フクノドリーム
3 スマートオリオン
4 サクラゴスペル
5 クリーンエコロジー
6 サンカルロ
7 ローブティサージュ
8 エイシンブルズアイ
9 ハノハノ
10 ブランダムール
11 レジェトウショウ
12 スノードラゴン
13 レオンビスティー
14 マジンプロスパー
15 レッドオーヴァル
16 フォーエバーマーク

昨年の勝ち馬フォーエバーマークが出てくるが、昨年は函館開催ということで、基本的にはノーカウントでいいだろう。まして、今年は大外枠。レースの展開を握るのはこの馬だが、勝負とは別という評価から予想を始めてみる。


まず、札幌競馬場で行われたこのレースの過去のデータを見てみると、以下の点が浮かび上がってくる。

・ラップバランスの傾向としては、前後半イーブンから少し前傾という程度。最後の1ハロンで大きく止まるような中山競馬場芝1,200Mや新潟直線レースとのリンクは、本来的にはし辛い。ただ、アイビスサマーダッシュ組が馬券になった2回は前傾ラップの傾向が強く、この点には注意が必要。
・枠順的には、最内、大外がイマイチという以外、大きな計傾向はない。
・上がり1位が不振で、前有利(というか、短距離戦は普通そうだが。)という傾向から、追走から上がりまでダラダラとずっと脚を使えるタイプが狙い目。ガーッと行ってバタバタとか、ゆっくり行ってビュンッと差すタイプは割引。そういう意味で3コーナー10番手以下が想定される馬は割引。
・血統的には、サンデーサイレンス系が不振でノーザンダンサー系が強い。洋芝らしい傾向。

こういう点を踏まえて今年の展開を予想してみる。

まず、逃げ、先行争い。フォーエバーマークが大外枠を引いたことで、この馬の動向が鍵。元々がテンが速い馬で、強引に行く気になれば、ハナは取れる組み合わせ。鞍上村田騎手が札幌記念トウケイヘイローに付き合ってロゴタイプがズブズブになったというイメージを引きずっていなければ、中途半端に折り合いをつけるより行くという方向を選択すると考えるのが妥当か。
内で速いのは、パドトロワ、フクノドリームのアイビスSD組。
フクノドリームは51キロという軽量で、横山和生騎手は割と強気なタイプ。外からフォーエバーマークが多少強引にハナへという流れに対して、番手でいいやとは思わず、こっちがハナだ、と主張すると考えるべきだろう。
パドトロワは、前走59キロから3キロ減の56キロ。勝った一昨年と同じ斤量で出られる。ただ、鞍上はここまで1,500M以下のレース(芝・ダート両方)で12鞍乗って、一度も逃げていない。全距離の成績を眺めても、前に行く意識が強いタイプでないのがわかる。
そうすると、ハナ争いはフクノドリームとフォーエバーマークの2頭で、それを見る位置にパドトロワと考えて良い。

アイビスSD帰りの2頭が逃げ争いで、例年に比べれば少し前傾度合いが高い展開が見込まれる。全体走破時計は、先週の条件クラスの時計から推察すると、1分8秒ちょいといったイメージで、バランスが前傾傾向という点を加味すると、33.5−34秒台後半というバランス程度という読みでいい。

この展開ならば、上がりで34秒台の脚を使えないタイプは、逃げ争いの2頭以外はまず要らない。また、3角で後方が見込まれる馬は馬券の中心にしない。

◎ ブランダムール
○ レッドオーヴァル

レッドオーヴァル1番人気は、やはりファンがしっかり予想してるんだなぁ、という証左だろうが、やや後方から行く傾向が強く、サンデーサイレンス系でもあり、1つだけ評価を下げた。
◎ブランダムールは、正直、格下。ただ、34.0−34。0で走れれば勝ち負けという想定に一番しっくりくるのがこの馬。中団あたりにつけて最後まで脚が持てば。ナスルーラ系という血統が心配だが。

▲ スマートオリオン

前がやりあう想定で、インの一番いい場所を確保できそうなのがこの馬。武豊騎手が復帰戦で重賞勝利はできすぎの感じはするものの、その可能性を十分感じるだけのデータはある。

△ パドトロワ
  フクノドリーム
  レオンビスティー
  マジンプロスパー
  フォーエバーマーク

△の取捨は、パドックを見てから決めたい。現時点で買いたい順は、レオンビスティーパドトロワ、フクノドリーム、マジンプロスパー、フォーエバーマーク。