奈義町現代美術館(岡山県津山市)

3月18日(土)に訪れたところ。
(設計:磯崎新






この美術館は3つの現代美術作品に合わせて設計されている。
それぞれの作品のために、
形だけではなく建材もそれぞれ違っているのが分かって面白かった。
あとでパンフレットを確認すると
配置計画も中秋の名月などの軸を意識されているのが分かった。


2枚目の円筒状の建築物の中の作品にはびっくり。
写真も撮っているけど、ここではあえて載せないことにした。







同じ建物に併設されている図書館。
階段を上って図書館のある2階のフロアに出ると、
目に入ってきたのは、四方の壁を覆う高い本棚。
そして天井のトップライト。
3枚目の写真は、壁の本棚の間に作られている机。
一定間隔に置かれていて、それぞれ外に向かって腰掛けるようになっている。
大きなゆったりとした平面の奥に、外の眺めを切り取った窓がある。
私の住んでいるところには、こんな贅沢な机がある図書館はないなあ。
勉強している人たちが羨ましくなった。





敷地内にあるレストラン。
細い鉄柱と緑色のスパンドルの外壁が印象的。

旅行で読んだ本

読んで旅する世界の名建築 (光文社新書)

読んで旅する世界の名建築 (光文社新書)


モノクロページの写真が不鮮明なのが残念だけど、
(プロではないので仕方ないですね)
ますます建築に興味が湧いてくる本。
建築とは違う話題も面白かった。
狂犬病の潜伏期間が6か月って知ってた?



歴史の授業やニュースの話題から得た知識をつなぎ合わせたり、
修正したりしながら読んだ。
まだまだこの隣の国について知らないことはたくさんある。



「快楽について」の章に吉行さんの作品の抜粋が並んでいる。
ねっとりした場面のはずなのに、
どうしてこんなに乾いた描写ができるのだろう。
感服。