Hatena::ブログ(Diary)

whole8 オフィシャルブログ カネコは食わねど高楊枝

2017-02-22

猫退治

もう、 またそれかよー
と言われそうですが(笑
猫退治。
金子家の猫嫌いの話はいいよーと言われるでしょうが。

金子の家に生まれてから猫は苦手。
猫を退治した家でして、親族共々猫には感情が揺らぎません。
最近facebookTwitterは猫の写真だらけ。
投稿も猫、猫、猫、カネコ…
となかなか住みづらい世の中。
そんな私が今猫を彫っています。
それも1/1ほどに…
犬村大角の妖猫退治を。
里見八犬伝での一コマ。
金子家にはもってこいなのか?
こちらを彫っています。
f:id:whole8:20170222233021j:image:w360
こんな感じ。
ここに大角が乗り脇差を突き立てます。
妖猫なので、途中から身体が捻り出しています。
猫苦手なのに作品の為にiPadの写真は猫だらけ(笑
困ったものです。
ちなみに大角の顔はこんな感じ。
f:id:whole8:20170123102519j:image:w360
去年制作したお初さんの経験が生きている浮世絵の様な立体化。
百日鬘をこんな感じで再現しました。

最近、浮世絵肖像画フィギュア化多いね。
折角この数年やって来たのにいやだね~
自分の作品はフィギュアではないのだけれども、悩みどころ。
周りが追いついたのか?周りは関係ないのでどんどん作る。
文句あるやつ呼ばれてNYで個展してみろ!
カンカン踊らすぞぃ!と「らくだ」での一コマ。
と、また制作に戻ります。
ちなみに制作写真はfacebookでは出しません。
発表後には完成写真出しますが、まだまだ先です。
よろしくお願いします。

2017-02-06

だーーーーー

源九郎義経公 八双飛びの像が完成しました。

着彩はこれからですが、結局最近の作品の1・5倍に。
デカい!
そして大鎧を彫って、削りだした根性(笑)は自分で驚きです。
この作品はNYで初お披露目で写真はまだあげません。

パーツの大袖と籠手(籠手の装飾にも抜かりはありません)、太刀あたりを。
f:id:whole8:20170206115535j:image:w360
鎧の装飾、紐を全て彫り出しています。
(もちろん造形の理解がかなり必要。)
小さい鎧作った方が簡単だったかもです。
もちろん裏も彫ってあります。
以前出した兜の装飾だけでも今回の制作の大変さは凄いと自分で思います。
ちなみに鎧背後の紐(総角)は半端ないくらいな躍動感です。
こちらも塊から彫り出しています。
まさにsamurai war cry!なのです。

ちょっと思った事を。
私は去年夏の作品展特別賞をもらいその後9月終わり辺りからずっと制作しています。
もちろん、この間私には収入はありません。
たまに小さい作品を買ってくれるかたもいますが、今は今年4月の個展に生活のすべてを費やしてます。
睡眠の数時間以外ずっと工房で考えながら制作しています。

よく、そんな夢見たいな事~や、金にならない事を等、さらには悪口を言われますが(笑
そんなのはどうでもいいのです。
それは悔しく思う事もありますが、こうして生活と海外で個展出来る程になっています。
そのオファーは誰にでも来るわけではありません。
数年前の徳川家康公のしかみ像から始まり、去年の馬上の土方歳三まで私がこの世に居なくなっても残るものがあります。
大事にされていってもらえる作品が残せるってなかなかないと思います。
だから制作していくんです。
その作ったものに欲しい方が高い金額を払ってくれるんです。
夢見がちとも言われますが、その努力にはそれ相応の金額を払ってくれる人が今はいます。
だから続けるのです。
以前フィギュアの制作もしていました。
あれも本当に同じような制作過程です。
(オリジナリティーは低いですが)
でも、フィギュアでは制作、販売前がピークでそのあとは落ちていくことが殆どですで、最後は安売り等されていて何かかなしいのです。
そんな思いがあるんです。
これからもブレずにせいさくしていきます。

最後に。
最近ドバイでの作品展示の話も来ました。
ドバイ
アラブの石油王…

2016-12-29

おはようございます。

今年も残す所あと僅か…
この数年年末関係なく制作です。
と!
来年の個展のDMの第1稿ができました。
f:id:whole8:20161229085305p:image:w360
こんな感じに榎本君が作ってくれました。
まだ、字体等決定稿ではないのですが、白と赤いで日本のイメージ。
私には到底浮かばないデザインです。
伊庭ハと家康公しかみ像で制作です。
ちなみに家康公は黒バックです。
今詰めの義経公も出来たらと欲張りますが、代金…
かかるよね〜
個展それも海外となると…
トータルで恐ろしい。
と思いつつ今日も普通の月末と同じに制作です。
お墓まいりだけは明日行こうかしら。
この時期車の運転ひどい人も多いので、気を付けないと。

2016-12-12

昨日に続き。

最近休みなく制作しすぎたのか、力が入りません。
昨日は、ゆっくりした1日でした。
そうそう、最近、時々伊庭家の資料を集めています。
色々発見や、今まで聞いたことのない証言を教えてもらったりと、それなりに過ごしています。
で、最近買った六代宗家の子孫のとある本と、十代想太郎さんの写真の複写…のハガキ
これ、とても大事です。
もちろんネットではすぐに見れますけど、自分がそれを持ってるってのはなかなかな気持ちです(笑
八郎さんの肖像も以前とあるルートでもらいました。
大事なものです。
でも、自分の家。
金子家の事も大事なんです(笑
以前ツイッターでその話題で少し盛り上がりました。
ここでも書いていますが、
埼玉金子の一族が遠い先祖になるらしいのです。
もちろん、色々証言が残ってるのですが、そこは以前も書いているので。
でも、最近源平時の一族にいる金子家忠がとても気になります。
その強さ、がまたシビれます。
平家方で衣笠で戦い後に源氏として義経達と共に壇ノ浦まで戦うのですが、
(ということは、私の先祖は最後まで平家方で近江に逃げるので血縁は薄そうですが、せめて分家で平家方と言うのが思い(笑))
衣笠の戦いの時矢を全身に21箇所に受け、下から顎を射抜かれてもまだ戦う。
左頬から右の奥歯で矢が止まったという山内一豊等比ではありません(個人的に思います)
そんな人が一族にいたなんてとても驚きなんです。
でも、血が繋がってるかはわかりません。
そんな肝っ玉や強さが欲しいもんです。
前賢故実に金子家忠が載っています。
不思議な格好ですが、(浮世絵の鎧等はこの本の姿が基本になると以前聞いたことがあります。)
f:id:whole8:20161213041232j:image:w360
金子家忠
一族の端くれとして、勝手に崇めていますが、
(千年以上前の人物に思いを馳せる不思議さ。)
私の昔の粗暴さはもういらんです(笑
この金子家忠公は日本での凱旋個展時(オイオイ来年の後半の話だろ)には制作したい作品のひとつです。
まずはNYを!
でも、そのNYのあるアメリカの歴史より自分の家の方が遥か長くあると言う不思議さ。
面白いです。

素晴らしい!

昨日は良い天気。寒さはありましたが、
やっと刀剣研師の佐々木先生の所へ伺ってきました。
f:id:whole8:20161211134019j:image:w360
夏頃連絡が来て伺いたかったのだけれども、制作からのNYでの個展が決まりとそれに向けての制作とこの数ヶ月なかなか伺えずの不義理を欠いておりました。
偶然稽古会の友人もこちらにいる事なのでやっとお伺いに。
感想は、本当に楽しい一日。
ずっと笑ってました。
佐々木先生と住み込みの弟子の方々との話はずっと笑ってしまう話。
そして、その都度見せてくれる物凄い刀剣。
どれも手に取って見れる不思議さ。
普段はガラス越しで見るものを手に取って見れる(もちろん物凄い緊張が)刀を見せてもらえました。
仕事前の刀。先生とお弟子さんが仕上げた刀。
本当に綺麗。
人の手の技の素晴らしさ。
そして、自分の手仕事の稚拙さを感じてしまいました。
鉄を砥石だけでここまで出来るだけ技術。
「凄い」としか言葉が出ません。
色々な知識はものすごく、佐々木先生達といる時間はあっという間なんです。
話していると、本当にこの人達が??と思ってしまうくらいそのギャップが凄いのです。
もちろん仕事場(研磨する仕事部屋)にも以前上がらせてもらってますし、見てるのですが、そのギャップがたまらないのです。
一流の人特有の柔と剛の様な、本当に出会えて嬉しいし、今回も一緒に伺った友人は最近地元で刀剣の勉強会にも出てるとの事で楽しんでいました。
少し、刀当たりもしたそうな…(笑
私も、故郷宮崎の飫肥のとある有名な刀を初めに見せてもらった時には久しぶりに息を呑み、その美しさと、凄さに圧倒されました。
刀剣の本にも出てるその刀を先生が新しく研ぎあげ、更に美しくしたものです。
色々みてると、拵の話にもなります。
一琴の拵、そして、後藤と、博物館でも見れないものを今回見せてくれました。
NYで使用の写真という事でその刀を見てる私、何故か撮影会になり(笑
f:id:whole8:20161212155859j:image:w360
後ろの掛け軸を良く、見ると佐々木先生の師匠の永山光幹先生の押し型もバッチリとここでしか撮れない写真に!
その拵を持っての撮影をしたり(笑
f:id:whole8:20161212160130j:image:w360
確かに昨日は袴也の姿だったので、戊辰期の様な写真になりました。
初めはティッシュで持っていた拵にちゃんと刀身も入れて、先生がこうしてと言われ、杖の様に立てて写真を撮りました。
これ、本当にすごい事で、今でも思い出すと、震えが出ます。
良く、こういう時値段の話になりますが、もう、そういうのはヤボですよ!
ちなみに、刀身よりも拵が上って、驚きました。
この刀身も書き付けが凄いのですが、拵が…

そして、話は前後するのですが、昨日は自分の刀ニ振りを持って観てもらいました。
1つは古い友人が託して譲ってくれた平造りの刀。(平造りで刀で銘がある珍しいもの)
先生とお弟子さんが、いい刀だ。錆びてるけど、研げば良くなると話してくれました。

それだけで嬉しくなりました。先生達に見せるのも恥ずかしかったにですが、思いもよりませんでした。
そして、なんと!!
この刀先生の所で研いでもらえることになりました。
NYの準備のため、今直ぐに代金は払えませんが、終わって少し経ったら
先生の所で研いでもいます!
まさか、の出来事なんです、普通にうちで研がなくても良いと言われる事もざらでしょうから、それなのに「うちで研ぎますよ」って言ってもらえるなんて、今思い出すと涙が出て来そうなくらい嬉しかったです。
この刀は友人の家の家宝だったんです。その刀のお話はなかなか凄く。ここでは書けませんが…
戦後、から私の所に来るまでで錆がついてしまいましたが、この刀は本当に大事に大事にしていきたいと思いました。
あ!拵も頼まないとなりませんね。
稽古を始めた頃は、やっぱり刀欲しかったのですが、最近はそういう気持ちがそんなに無く、
ましてや、この刀は稽古には使いません!
この刀を大事にして金子家に伝えていきたいです。

ちなみにもう一振りの備前長船兼光の書付つきの打刀も観てもらいましたが、これと言って…と言った刀でした。
まぁ、カタチが奇妙なのと、研ぎもね…
柄はとにかく直しなさい。と言われました。
鞘に螺鈿があるのですが、
この後にみる、先に出た拵の凄さには絶句します。
これはもちろん、持って帰ってきました。
まだまだ、色々な先生の物やお話と書き切れないです。
ちなみに、今回も食事までご馳走になり、お土産までもらい帰って来ました。

自分も最近はやっと作品制作で忙しくなり、なかなか色々な人に会えなくなってきました。
でも、尊敬する人、自分が会いたい人には、やっぱり、会っておかないといけないと思います。
そういう人達に会うと刺激は物凄く、自分の為にもなり、出会えたことが宝なんです。
もちろん、業種には関係ないですが、どうしても、手で作品を作る方々にはひかれます。
もちろん年齢も関係なくです。
本当にありがたいの一言に尽きます。
自分も、もっともっと上手く作品が制作できる様になりたい。
そんな事を思う今日1日です。

2016-12-07

NYの個展の題名。

どんどん制作しています。
最近はほぼ工房からは出れずなのですが、少し前にDMをとある人に頼みに行きました。
後輩の榎本君。
以前にもここで紹介したと思いますが。
f:id:whole8:20161207213435j:image:w360]
この本に彼の仕事内容が詳しく載っています。皆さんが見たあのCMや野球は詳しくないのですが日本代表のマークは彼のデザインです。
友人がこうなってるって驚きですがとても刺激を受けますので是非。
f:id:whole8:20161207213525j:image:w360
有名なカロリーメイトのCM等々よろしかったら。
Amazonでも買えますので。

と、こんな彼にDMのデザインを頼みました。
宮崎生まれで大学で知り合ってからかなりながいですな。
DMに負けないようにしないといけませんね。

で、金子マコト個展の題名。
以前から考えていたんです。
金子マコト武者无類(むしゃぶるい)
略してカネマコ武者无類と考えていたのですが、NYでアメリカ人に武者无類は訳が難しく、そこはまた、違う海外帰りの友人と相談していくつか提案してもらいました。
案を少しばかり。

SAMURAI, thrill of it all
 日本訳すると、侍の醍醐味。英語での意味は、侍の、恐怖や快感で震える様な事柄。スリルとは、恐怖に対する感情だけでは無く、快楽に対する感情も含む事から、多くの作品を表現できる。

SAMURAI, War Cry
 侍の叫び。雄叫び。雄叫びには、戦いへの恐怖と興奮、残してきた物全てを捨てる覚悟の現れがある。よって、戦の中での表情は勿論、戦の合間にある日常を暗に表現しており、多くの作品を表現している。

SAMURAI, Shaking with Excitement for battle
 武者震いの直訳。戦に対して極度に興奮し、震える事。日本語そのままを訳しているが、長いのが難点。

と、こんな感じに。
で、榎本君とも話し多分。
SAMURI War Cry
になる感じです。
この言葉友人が初めに出してくれたものなんですが、長いより短くということで
Makoto Kaneko
SAMURAI War Cry
にしようという事に先程なりました。
初期の作品は静かな立像が多いですが、その場面場面の武者无類感で
これも良しかと。

ちなみに今制作の義経八双飛びの像と犬村大角の化け猫退治像はそれはもう、武者无類です(笑
この先近藤勇と伊庭八郎もありますが、八郎さんはちょっと間に合うか微妙ですな。

で、今義経の鎧直垂のシワをこの半月彫っています…
鎧も準備して、彫り始めてもいます。
昨日から化け猫も塊を作り始めました。
まさに師走なかんじで、休みはほぼないのですが、今週末やっと刀剣研磨の佐々木先生に会いに行きます。
楽しみでもあり、緊張もありで。
そんな週末まで頑張って制作です。
佐々木先生の所の話はまた後日。
では、制作に戻ります。