藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

年長者とブログ


オーストラリアの108才の女性が身罷(まか)ったという。
二つの戦争を経験し、ブログを昨年開設。


1900年代初期の文化などを紹介して世界中に読者がいたという。
(残念ながら、少しつながりにくいようだ)
IIS7



これがブログの最も大きな長所の一つ、だと思う。
二つの戦争を経験し、三人の子供を育て、108才まで生きる。


そんな市井人の価値観や人生観が面白くないはずがない。
時代を超えた「感覚のやり取り」そのものがとても興味深いだろう。


『Olive happens to be the oldest blogger in the world. 』
高齢であればある程、その人がインターネットを得た時の価値は高い。

「ネットを『より高齢者』が使うほど、その付加価値は増大する」

『ネットの相対的な付加価値は、その年齢に比例する。』


比例どころではないかもしれぬ。
それほど今の「団塊の世代以上」の持つ「知」や「経験」は深い。


自分も最近父親(75才」にようやくネット環境が準備できた。
早くもネットの「リンク機能と情報量の多さ」に驚いているが、反面その情報の「深さ」にすでに疑問も持っているようだ。
先が楽しみでもある。

高齢者にこそ、一日も早く参画してもらいたい。


最高齢ブロガに、合掌。



<記事全文>

「最高齢ブロガー」が死去 豪の108歳女性
2008.7.14 22:23
 オーストラリアのメディアが14日伝えたところによると、「世界最高齢のブロガー」として知られた同国の女性、オリーブ・ライリーさん(108)が12日、同国ニューサウスウェールズ州の療養所で死去した。


 調理人などをしながら3人の子どもを育て、2つの世界大戦を経験した。友人の勧めで昨年2月にブログを開設し、70回以上掲載。1900年代初期の洗濯の仕方を紹介し、現代と比べるなど、鮮明な記憶を基につづった文章が人気を呼び、米国やロシアなど世界中に読者がいた。


 最近になって体調を崩し、最後となった6月26日付のブログには「疲れた。せきが止まらない」などと記していた。(共同)