藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

Wi-Fiとの戦い。

先週末に出張し、本格的にWi-Fi端末(i-Pad mini)、スマホ、ノートpc、デスクトップpcを使ってみた。
キャリアがソフトバンク(mobileルーター)、KDDI(自宅+無線ルーター)、docomo(スマホ)。
何かが起こりそうな気がしていたが、やはり正夢だった。
まずそれらの設定に閉口。

何せサービスの名称や項目が統一されていないから、ドコモ**サービス、とかWi-Fi設定IDとか"spモードWi-Fi設定"、spモードパスワードとか、非常に複雑である。
こうなると「各種設定」というのが何を意味するかを判断するのは相当な知識がないと判別がつかない。
(けれどこうした「それ以外」的な表記は非常に多い。そこに何が該当するかを知らない店員さんも多いのである。)

まだキャリアとの契約更新とか、機種変更とかのタイミングではなかったので計8種類くらいの設定作業で済んだが、これがお財布携帯とか、スマホに登録したクレジットカードとか、どこかのポイントカードIDとか、はたまた「アドレス帳管理ID」とか「PINコードロック」とかが混じった日には、ついに自分もIT業界追放の憂き目に遭うか、という感じである。

i-Padは今回購入したのだけれど、料金プランの種類だけでもすさまじい。
さらに「期間限定」プランやデータ使用料など「各種条件付きプラン」の数も数多ある。

こうしたキャリア、端末、各種サービスの種類を見ていると、その様子はコンサルティングに近いと思うようになった。
各人の業態、例えば「会社と個人ユースの共存はあるのか?」とか「日本と東南アジアでの使用率は?」とか「今契約している携帯のキャリアはどこか?」というようなことに対して、それぞれの契約のメリットとデメリットを比較し、"最適解"を導くのである。

もはや量販店の店員の仕業ではなくなっていると感じた。
また、その対応するスタッフにも驚いた。
中国の重慶出身という二十代の女性店員は、上記のような「最適プランの提案」だけではなく、これからの契約に必要な書類の詳細や、今後の新製品の可能性についても完ぺきに質疑応答しているのである。
恐らく彼女は遠からず中国で量販店の販売部門のトップとして抜擢されるであろう片鱗を持っていた。

「厳しい職場で努力をすればするほど、本人のスキルに帰ってくる」というベーシックな格言は、東京の量販店でもまったく健在だったことを報告しておきたい。