藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

アジアの一体化へ向けて


飽食の国。
韓国や台湾に比べて、日本での外国人労働の魅力がなくなっているという。
給料は十万円程度でアジアでは横ならびらしい。
こうした試みにこそ「長期的な戦略」が必要だと思う。

「単純労働者の受け入れ」に切り口を見つけるのか、アメリカ式に「徹底的に優秀な若者を集めて産業界と結ぶ」のか。

「絶対の正解」は多分ない。
だからいろんな場合を想定した「試行」こそが大事だと思う。
日本では正規労働者が少ない、と長年言われているけれど、今やコンビニでは「客も店員も外国人」という状態だ。

日本人は国内で「単純労働」からエスケープしているだけじゃないのか。
今までは海外勢の受け入れは緩やかだったけど、これからは「優秀なアジア人たちとのコンペ」が起きるのじゃないだろうか。
それが今の日本の若年層にも刺激を与えればいいと思う。

ガラパゴス化している日本には、魅力もあるけれどちょっと時代遅れの価値観もあると思う。
「外部交流」は自分たちが硬化してしまわないためにも、取り入れていかなきゃいけないテーマだと思う。
日本で勉強になることは、街中の中華料理屋でも必ずある。

韓国は単純労働者も受け入れ 大半が製造業

2016/7/18 10:33

 韓国は慢性的な求人難に直面する一部の業種で、外国人の単純労働者を受け入れている。今年は再入国者1万2千人を含む5万8千人を受け入れる見通しだ。雇用労働省によると、韓国は過去5年間でそれぞれ5万〜6万人を非専門就業ビザ(E―9)の資格で受け入れた。昨年10月末現在、約27万7000人が在留している。

 韓国人の採用に努めたうえで募集から一定期間(目安は2週間程度)採用できなければ外国人を雇える。対象は中小製造業や農畜産業、漁業や建設業など。「韓国人が避ける業種で安定して人員を確保するために外国人労働者を認める趣旨」(雇用労働省)だ。

 受け入れ先は製造業が大半を占める。韓国政府は鋳造や金型、溶接などの分野で高い技能を持つ外国人労働者を育てようと、2014年から国内の2〜4年制大学でこうした外国人を受け入れる制度を始め、現在は8つの大学で実施している。(1)4年以上の勤務経験(2)高卒以上の学歴(3)一定の韓国語能力――などを満たす外国人が対象で、16年下半期に最初の卒業生が出る。

 E―9ビザの最長在留期間は4年10カ月だが、鋳造などで一定の技術があると認められた外国人労働者は特定活動ビザ(E―7)への変更が認められる。雇用契約も延長できるので、韓国政府は外国人労働者の定着につながると期待する。(ソウル=加藤宏一)