*[ウェブ進化論]ニュービジネスを2つ。チラシ回収業とデジタルタトゥー業。
ペーパレス よりは進んでいるようなキャッシュレスも、どうにも徹底はできないようだ。
せっかくの最新レジが備わっているのに「公共料金は現金で」とか「ここはナナコしか使えません」とか「ポンタが楽天ポイントがどうこう」というのも煩わしい。
マーケティングの手法は今や「デジタル対アナログ」のガチ対決になっているし、いちいちDMが届くたびにそのまま(住所氏名を切り取って)ゴミ箱へ直行しているチラシたちは本当にもったいないと思う。
(チラシの回収ビジネスってできたら大流行すると思うのだが)
なので新しいチラシが届くたびに「すみません、もう二度と送らないでください」と電話で連絡をするのは相当虚しい作業だ。(あと自転車の修理します、とかクーラーの掃除をします、という大量のポスティングもしつこく入ってくる。ヨガ教室のチラシなんて採算は取れているのだろうか)
特に紙媒体を喜ぶ世代はまだアッパー60代には多いから、このままいくとあと30年くらいはDMとの格闘は続くと思っていた方がいいのかもしれない。
とはいっても無理もないなぁと思うのは「遺したいもの」のことだ。
紙とか本は、やはり物理的にそこにあるので、なかなかなくならない。
一方デジタルデータは数十年単位で見ると相当怪しい。
クラウドのデータもいつの間にか移行の拍子になくなったり、メールも決して永遠ではない。
この「遺したいという動機」が紙が駆逐されない最大の理由ではないだろうか。
なので
デジタルで「これは絶対なくなりません」というサービスをしたら、これまたバカ受けしそうな気がするのだが。