ムノツィル・ブラス MNOZIL BRASS

今日はムノツィル・ブラスを紹介します。底抜けに愉快で、痛快なコミックと抜群の演奏を誇る、オーストリアはウィーン音楽大学を卒業(!)中退(?)したメンバーが否応なしに世界の人気バンドになってしまったのです。
学生時代にたわいないバカな悪戯やワルノリをしたことがある人は、(多分、金管楽器だと多くの殆どの人が経験あると思う...)想像がつくと思います。
ステージでのパフォーマンスはそんなノリを演出家によりきちんとショウアップされた、抱腹絶倒でもきちっとインテリジェンスを感じる?
コンサートです。
演奏だけでも、彼らのアンサンブルやソロのパワーが炸裂するというのに、ステージパフォーマンスにストーリーがあるんです。
ちょっとリズムを取る足の動きでさえ、彼らにとっては絶好のネタ。リズムを取るステップが、タップダンスになり、それが大げさな全員でのステップに演奏と共にかわったり.......また、それをなじるメンバーがいたり。兎に角、何でもネタにしてしまう自由な発想とファンタジーを持っています。
21世紀のブラスアンサンブルのなかでも、独自で、圧巻な連中ですね。
なんて言っても、ラッパ3、ボーン3、チューバという直管のブラス群に強烈なチューバを加えたサウンドはビッグバンド並の迫力です。
バラードッぽいフレーズやロマンティックなフレーズもまた泣かせます。演奏している自分たちも泣いてしまうくらいですから(笑)。
その演出家との共同制作によるステージはすでに何本ものストーリーものがあり、当然のことながら2時間近くに及ぶステージドラマは、全員暗譜と
演出で行なわれます。その場のジョークでHなく、スキルアップされた内容が見事ですというか楽しい!しかも音楽的にも世界の超一流です。
あの、バラバラのユニフォームも凝っていて、それぞれに意味?を感じて衣装としているようです。
何といっても、本番のステージが良い! やはりCDもDVDも本番を知っていると、何倍もの伝達をしてくれます。
CD,DVDで表現できないものはあまりにも多いです。これは、舞台物は全てに共通ですよ。

今年2007年も12月やってきます!ブラス関係者は見ておかないと、悲しい思いをするかも知れませんぞ。
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