■ 京都市


中心市街地は東西・南北に通じる道路によって
碁盤の目状に区切られており、
市内の通りには名前がつけられている。但し、これは中心部に限られる上に、途中で途切れる・通りが合流する(多くの場合は新しい通り名になる)・カーブが存在するなど、画一的にそうなっているわけではない。また、ごく一部に東西あるいは南北の方向ではない、斜め方向の通りも存在する(たとえば
河原町通の四条以南など)。
中心市街地の住所表示は、正式の町名と併記する形でこの通り名を用いて表す場合が多い。建物が面している通り名を先に言い、近くの交差する通りから、北に行くことを上る(あがる)、南に行くことを下る(さがる)、東に行くことを東入(ひがしいる)、西に行くことを西入(にしいる)と表現する。
例えば、京都市役所の所在地である「京都市
中京区寺町通御池上ル上本能寺前町488番地」の場合は、「上本能寺前町」が土地
登記上の正式の町名(
郵便番号もこれに割り当てられる)、「寺町通」は建物が面している通りの名であり、「寺町通御池上ル」は「寺町通と御池通の交差点から北に行った位置」を表す。なお、京都市内でも中心市街地以外の地域では町名と番地で住所を表示している。
交差点は交差する2つの通りの名前で呼ばれることが多い。例えば、四条通と烏丸通の交差点は「
四条烏丸」、河原町通と丸太町通の交差点は「河原町丸太町」である。どちらの通りを先に呼ぶのかということについて定説はないが、多くの交差点名が以下の法則に則っている。
- 原則として南北の通りを先に付ける。
- 複数の車線をもつ主要な大通は東西を先にする。
- ただし、南北通りが主要な通の時は南北を先にする。
- 川端通の三条~塩小路間は、開通から日が浅く、以前は京阪本線が地上を走っていたため、川端通を交差点名に用いない。
- 例:「川端三条」、「川端四条」、「川端五条」、「川端七条」、「川端塩小路」ではなく、「三条大橋」、「四条大橋」、「五条大橋」、「七条大橋」、「塩小路橋」と橋の名前、または「三条京阪」、「四条京阪」、「五条京阪」、「七条京阪」と京阪をつけて呼ぶ。同様に、三条以北も「川端北大路」→「高野橋東詰」、「川端今出川」→「賀茂大橋」または「京阪出町柳駅前」(単に「出町柳」、「出町」とも)と呼ぶ。ただし、「川端丸太町」はバス停など「丸太町京阪」と呼ばれることもあるが、交差点名は「川端丸太町」である。
- 東大路通の交差点は例外が多い。かつての市電東山線の駅や市バスのバス停の名称(現在は変更されているものもある)が一般化している事例が多いためであり、まず基本的に「東大路」を冠さず、別名の東山通から「東山」を冠する。(ただし、今出川通以北は地域として東山から外れるため、「東大路東鞍馬口」と「東大路」を冠するものもある。)また、交差する東西の通りが、鴨川以東の短い区間にのみ存在する場合や鴨川以東で名称が変わる通りの場合は、単に「東西の通り名」のみ、または「東西の通り名+"の交差点"」で呼ばれることがある。
- 例:東山三条、東山五条、東山七条、東一条(東大路通と東一条通りの交差点)。